小説が書けなくなった作家・一ノ関哲弘(矢柴俊博)は、全国の本屋を巡りながら本の書評や本屋のコラムを書くことを生業にしている。旅に出て一期一会 の出会いや友人との再会で刺激と温かさ、厳しさを痛感しながら書けなくなった原因と向き合う。哲弘には「悲哀の廃村」というベストセラーがあるがその本が書けなくなった根源でもあった。那須の図書館司書・沙夜(宮本真希)と森の中の本屋を訪れ、古書に挟まれていた恋文を発見する!届かなかった宛て先人に届けるべく京都へ向かう。同級生の・功ニ(長谷川朝晴)は、京都で有名な書店の店長で学生時代のライバル。恋文に書かれた住所は今は無く、本人は亡くなっていたが孫の花(遠藤久美子)が後を継ぎおばんざい屋を営んでいた。花は、婚約者を事故で亡くし何処か一歩踏み出せないでいた。香川で再会した哲弘と花。花は、婚約者のお墓に行き婚約者が助けた女の子と母親に出会い、自分の中の後悔から解き放される。哲弘は、まだ立ち向かうべきものがあると旅を続け、港で移動図書館のお手伝いをする結城と出会い、彼が店長のBARに行き「悲哀の廃村」が置かれているのを見つける。その本を持ってきた漁師の源次(加藤久雄)は哲弘が書いた本の舞台となった永谷集落の出身、源次を探し歩き会いに行く。哲弘の書きたくて書けなかった思いは?哲弘は、行き場の無くなった本を引き取り、新しく誰かの手に届ける!哲弘なりの本屋を作りたいと那須・京都・香川…と旅をしながら考えていた。
大手不動産会社に勤める赤羽昭雄は、トップ営業だったはるか過去の栄光を自慢する鬱陶しいオヤジ。今ではすっかり会社のお荷物で、窓際に追いやられている。ある日のこと、赤羽は会社からの辞令で、結婚…
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東日本大震災から10年。岩手県陸前高田市にひっそりと佇む森の小舎(もりのこや)。 大切な人を亡くし、悲しみを抱えた人々からの手紙を受け取り続ける「漂流ポスト3.11」。
久保田真生はラジオのパーソナリティ。4年前に父親と仕事のことで喧嘩し、絶縁してしまった。仲直りもしないまま、2か月前に父親は他界。そんな彼女の元に、自分に宛てて書いていた手紙が届くが、開く…
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