テッサロニキ映画祭にて。

幼少期のトラウマが及ぼす影響とそれに向き合うことを描いたダークファンタジーかな。
説明は少なく想像力で物語を埋めていく感じのやつ。
監督のミシェル・ヤコブはこれが長編デビューらしい。
影響を受けたものとして監督があげていたのは、ピーターパンの物語、テレンス・マリックとジョナサン・クレイザーの作品。言われてみればそう見えるかもね。

4人の子供たちは父親に置き去りにされたと気づく。そしてそのうちの１人オードリーがモンスターを見たと言い始めて……。

雰囲気重視であまり怖くはないが全体像が見え始めると、これはあまりにツラい話だとわかってくる。
直接描写も説明も最低限なので果たして自分の解釈が監督の言わんとしてることと一致しているかはわからないが。

世代を超えてトラウマを受け継いでいくようにも取れるし、トラウマを共有し克服しようとしているようにも取れるし。
いずれにせよ、大きな変化に対処できない・太刀打ちできない子供の無力さと恐怖を描いてるんじゃないかな。

コメント欄にメモあり👇

ううう、しんど。
子どもたちだけのサバイバルってだけでも泣きそうなのに。