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虎を仕留めるために
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目次

『虎を仕留めるために』に投稿された感想・評価

Omizu
3.8
【第96回アカデミー賞 長編ドキュメンタリー映画賞ノミネート】
トロント映画祭で受賞、アカデミー賞にもノミネートされたインドのドキュメンタリー。娘が集団レイプ事件にあった父の闘いを描いている。

アカデミー賞ノミネートも納得の力強いドキュメンタリー。娘のことを想いつつも村の因習に四苦八苦する父親像がリアルだった。

インドの田舎で起きた集団レイプ事件。村の因習でその誰かと結婚すればいい、娘にも責任があったと公言する村議や長老の意見に絶句。

インドという格差社会の話でもあるが、全世界に共通する女性差別に一矢報いるような作品と言えるだろう。普遍的な内容とリアルな苦悩する父親像に好感が抱ける。誠実で丁寧な演出手腕も見事。

父親は娘のために裁判を起こすが、内々で解決しなかったとして村八分にされる。ドラマ映画ではそういう展開は多いが、事実としてここまでヒドいのは例にない気がする。

そういった村の視線に頑として意志を貫こうとする。しかしこの家族も村の一部である。そういう複雑な心情を吐露する父親の言動がすごくリアル。人間だもの。村八分にされて平気なわけがない。

しかし村の嫌がらせに遭いつつも裁判を続行した父親、彼を支える母親に勇気がもらえる。非常に普遍的なテーマを上手く物語ったドキュメンタリーとして出色の出来。
4.4
本日授賞式、第96回アカデミー長編ドキュメンタリー映画賞ノミネート作品。インドのある村で集団性暴力を受けた13歳の娘を守るため、裁判に挑む父親とその支援団体に密着したNetflixドキュメンタリー映画。近作「ウーマン・トーキング」「燃えあがる女性記者たち」にも連なるテーマで、是非多くの人に観て欲しい作品だ。

今日本でも大きな問題になっている性暴力だが、発展途上国のインドでは総被害のうち90%以上が無視されているという衝撃具合。本作はカースト制度のような悪しき伝統により村社会が国家と分断されたインドで、男尊女卑を前提に黙殺して被害者が加害者との結婚を強いられる……という信じ難い状況が映し出される。

とにかく村社会、ひいては国家システムの機能不全に終始苛立ちが止まらず、何度も目を背けたくなった。コミュニティ内にほとんど味方がいない中でも、声を上げる決断をした本作の父娘は本当に凄い。こうした国家の惨状と同等の被害を受けた人へのエンパワメント、そして性暴力の防止を訴える上で、この作品には大きな意義を感じる。オスカーを機に本作がどんどん広がって欲しいな。

それにしても、加害者の顔にモザイク処理が施されていたのは何とも皮肉だ。年齢ゆえか控訴中ゆえかは分からないが、被害者一家が全員顔出しで命懸けで闘っている中でのこれ、今の日本でも似た様な事例が多いけど、どうにかならないのか、、でも冤罪だった場合を考えると、、、逡巡。
複数少年達にレイプされた13歳少女。加害者との結婚を強制する村の圧力が。泣き寝入り回避のため一家は法廷闘争に。勇気を持ち証言台に立つ娘と彼女のため’虎’を仕留める父。大人びてる娘は送迎必須。

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