デ・シーカの2作目の監督作品で主演も演じています。学園もの、それもリッチな女子商業学校の女子学生のいたずらから始まるラブコメ。おもしろかったです。

邦題は「マッダレーナ、操行ゼロ」。意訳すると「問題児マッダレーナ」というところでしょうか。

商業学校の課題の一つ、商業通信文の授業は新人のマルガーリ先生。女子生徒たちにからかわれて授業にならない。

課題は教科書の架空の人物への手紙、生徒はやる気がなく、社会の厳しさを知ることもない。

マルガーリ先生は日々の愚痴と思慕を教科書の架空の人物宛に書いていた。問題児マッダレーナがそれを見つけ、先生の苦労を知ることになる。

ところが、回り回って、生徒が知らずに、その手紙を投函してしまい、騒動がはじまる。

リッチなプライベートスクールなので、家庭教師付きの自宅学習者もいる。

女子学生が元気すぎる！
私は女子高校生だったので、先生を困らせて授業をあきらめさせる技は一通り試したことはあるが、怒らせたことはなかった。先生は大人だった。
女子学生の団結力と瑞々しい姿が懐かしくも眩しい。

マッダレーナ役のカルラ・デル・ポッジョは溌剌としていて、操行はゼロだが、正義感と情感に溢れていて気持ちいい。

デ・シーカはもちろん、架空の人物と同姓同名の実業家の役。

校長先生も優しかった。

元気なラブコメでした。

バイソン狩りがキーワード？

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邦題は『マッダレーナ、操行ゼロ』です。
操行とは「道徳的な面からみた、ふだんの行い。素行。品行。」です。

舞台は女子高です(？)。
丸刈り先生･･･ではなくてマルガーリ先生は若い女教師で、生徒にナメられています。
中でも一番ふざけていて態度悪いのがマッダレーナです。操行は零点です。

短いし、他愛のない話です。
でも不愉快なことが起きないのでオッケーです。

◦日常的な動作すら満足にできない体育教師が特徴です。

◦当時の提灯ブルマが見られます。

アマプラの邦題「マッダレーナ、操行ゼロ」だと見当たらず、ヴィットリオ・デ・シーカ監督のウィキペディアのページから原題で検索。ストーリーも同様にちょっとややこしくはある。ハルトマンだのアルマーニだの。そんなことより、女学校や女教師やイタリアンＪＫが元気で何より。

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