三人の妻への手紙の作品情報・感想・評価

「三人の妻への手紙」に投稿された感想・評価

Ricola

Ricolaの感想・評価

3.5
3人の妻の元に、突然アディという女性から手紙が届く。
その内容は、「今夜あなたたちの夫の誰かと駆け落ちします。」というものだった…。そして彼女達はそれぞれ相手が自分の夫ではないかと心配し始める。


それぞれタイプの違う夫婦の様子が細かいところまで工夫されていて面白かった。

「アディ」という女性のミステリアスな設定が絶妙でよかった。
無頓着な夫たちと嫉妬する妻たち…。

ドラマティックでユーモアもちょっとあって面白かったのだけど、ラストのオチが「そんなものか」感が否めなかったので少し残念…。
脚本が凝りに凝ってる。
3組の夫婦のキャラクタがそれぞれで面白いし、“アディ”がナレーションでしか登場しないのも上手い。電車で振動するボロい実家でのキスシーンが一番好き。
Haruki

Harukiの感想・評価

4.7
最高に秀逸な脚本と女優陣の演技。

見えない女性の不安に苛まれる心理的なサスペンスであり、回想シーンとともにその心理状態が見事に描かれている。
公衆電話のシーンはオシャレであり、彼女たちの不安な気持ちが見事に表現されている。

ラストもオシャレで、一気に主題が変化する。
夫婦や愛というものが三人それぞれのストーリーによって多角的に描かれており、アディの目的も判明してハートウォーミングな雰囲気のまま終わる。
ろ

ろの感想・評価

4.3

今日はラッキーなことがいくつかありました。
1つは今作のDVDを見つけたこと。

これ、淀川さんの解説本であらすじを読んでからすごく観たかったんです!でも古い作品だしどこにも置いていないだろうと諦めていたんですよね。そうしたら、ノーマークだったゲオにありました!もうびっくり!

お昼は久しぶりに母とシネマ会\(^o^)/
マクドのハンバーガーとアップルパイを食べながら鑑賞。

ストーリーはヒッチコックの「レベッカ」に似ている。
三組の夫婦の現在と回想が交錯しながら展開していきます。


ピクニックに出掛ける三人の妻、デボラ・リタ・ローラ。
しかし、休日にも関わらず正装する夫たちの様子が気になる。疑いを抱きつつも、船に乗り込む三人。そのとき、彼女たちに手紙が届く。差出人は三人の友人であり、ライバルの美女アディだった。
その手紙は「あなたたちのご主人のうちの一人と駆け落ちします」と締めくくられており、三人の心はざわつく。

アディと駆け落ちするのは誰の夫?

三人に共通していること。
それはアディへのコンプレックス。
彼女たちの夫はみんな、美しいアディに憧れている。
だからこそ、三人は自分の育ちや行いを常にアディと比べてしまうのです。

三人よりも優位に立っているように見えるアディ。
でも本当は…?

映画の中で一度も姿を現さないアディですが、存在感バッチリ!そのしっとりとした声の正体は、大好きな女優セレステホルムさんでした。


キロク

”三人の妻への手紙”ならぬ”ひろちゃんへの手紙”が届きました!

見覚えのある黄色い封筒に、ROYAL MAILの文字!
テンション上がりすぎて、「めっちゃ嬉しいんやけど…!」とつぶやきながら家中をウロウロ。

人生初のエアメール、差出人はなんと、テリーギリアム監督でした!

7月末にファンレターを出して、ポストカード3枚を同封していたのですが、3枚ともにサインがあり”For HIROKO”と名前も書いてくださり、もう大感激!!!

監督の作品、まだまだ鑑賞できていないので、感謝の気持ちを噛みしめながら観ていきたいと思います!
本当にクラシック映画の脚本は美しい、その一言に尽きます。本作はかの名匠ジョゼフ・L・マンキーウィッツによる名作、オスカーも獲得しています。

仲良しの主婦3人の元に、彼らの仲間の1人であるアディから一通の手紙が届く。その内容は、3人の夫のうちの誰か1人とアディが今夜駆け落ちをするという衝撃的な内容だった...。

最初から最後まで息をつかせぬ見事な脚本とテンポ、ラストのまとまりの美しさは言葉になりません。演劇がベースになっているだけあって、まさに「会話で魅せる」作品でした。
冒頭はとある人物のナレーションで始まるのですが、もうそこでいきなりニヤリとしちゃう仕掛け。3組の夫婦の出会いから今までを回想シーン形式で振り返り、全組が揃うシーンでまた時間が今に戻るという時間軸の構成も見事でした。今となってはよくあるパターンの、オムニバス形式っぽく各ストーリーが進行して最後で繋がるという展開の先駆け的な作品なのではないでしょうか。

リンダ・ダーネルとカーク・ダグラス以外はあまり有名な役者さんではないようだったけれど、多くの説明を必要とせず彼らのちょっとしたやり取りからその人柄やキャラクターの設定が見えてくるからすごい。
特にリンダ・ダーネル扮するローラとその夫ポーターのエピソードは、2人の視線の投げかけ方ひとつでその関係が冷え切っているのが伝わってきて圧巻でした。

結局アディの意図していたことは達成されたのか、そんな疑問を残すエンディング。でもどこか心がホッとする、小粋なラストもお気に入り。
お手本のような見事な脚本に唸ること間違いなしの名作です。
イシ

イシの感想・評価

-
だれだってやきもちを焼いたり、不安からイライラしたりすることはあるんだけど、その理由が描かれず、登場人物がただイライラしているところから始まると、どうも話についていけなくなる。不安が共有できないと、ミステリーとしてもあんまり怖くない。

自分の妄想からくる不安は自分のもんや! それを相対化して、それでも相手に対して納得できないイライラがあるなら、いろいろな事実をもとにパートナーに向き合ってから、ちゃんと怒りをぶつけなさいなと思った。
そういうケンカか、ちゃんとした大人の不倫の話なら見たかったかなあ…。
mikoyan358

mikoyan358の感想・評価

4.0
2009/6/10鑑賞(鑑賞メーターより転載)
友人同士の3人の妻へ届く「今日3人のうち誰かの夫と駆け落ちします」という手紙。ストーリーを書き出せば、その手紙が届きそれぞれが過去を振り返りそして結末へ、という実に単純なもの。しかし出会いからを含めた夫との時間を非常に丹念に描写し、妻たちがどの部分で「自分の夫だったら?」と不安に感じるかを理解、想像できるようになっている構成が素晴らしい。「イヴの総て」と同様、マンキーウィッツ監督の女性心理描写の巧みさが光る。あと、ヒッチコックの某映画を思わせる、主役級のアディが...という演出も心憎いばかり。
XenaAyako

XenaAyakoの感想・評価

3.7
子供たちのボランティア活動としてキャンプに参加している3人の女性の服装が本当におしゃれで驚きました。
この時代これが普通だったのかしら?
ヒナコ

ヒナコの感想・評価

3.9
ガイズアンドドールズと同じ監督。
ストーリー、演出面白い。
最後、私の夫が駆け落ちしたって言うシーンのカメラ目線ぞくっとした。

あと、ローラメイ、手練手管使って男を転がして楽しんでたくせに、芯はめちゃくちゃピュアでシャイでイイ女すぎる!
来世ではこんな女になってみたいもんだ!
ーわたし、あなたたち三人のうちの誰かのご主人と駆け落ちしますんで、ほんじゃね!―

回想形式のドラマは、如何にして回想にもってくかその導入部分が重要な点だと思うのだが、本作では上記の爆弾宣言のような手紙がトリガーとなっている。

ジーン・クレイン、アン・サザーン、リンダ・ダーネルの三人の人妻がそれぞれ思い当たる節を回想する構成が面白い。
ラストシーンも洒落た感じで印象的。

脇では「拾った女」や「裏窓」のセルマ・リッターのぶっきらぼうな家政婦が何とも可愛らしい。
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