宝石の展示会で起きた強盗事件。
警察の"直感"により絞られた容疑者は3人、だが犯行の証拠がどこにもなく…。

うわーーー途中までめっっちゃ面白かったのに…！オチがしょうもなくてがっかり。

いや、あの人もよく頑張ったとは思う！！すごい！！
だがいまいち盛り上がりきらなかった…惜しい…。

ジミー・シェールギルさんは、こういう善悪の判別つきづらい役ぴったりだなー。

• #新配なくいら2024

人は夢と執着に蝕まれている

2009年大規模なダイヤモンドの展示会が開かれていた
そこに武装強盗が現れるが、事前の通報により全員を射殺することに成功
しかし、貴重なレッドダイヤが無くなっていることが発覚する
そして容疑者への担当捜査官の執拗な追求が始まる…

インドの不条理サスペンス
ダイヤ強奪犯の容疑者にされた者の受難が描かれています
1番の容疑者とされた男シカンダル
検挙率100%の捜査官のジャスウィンデル
この2人が中心となって物語は展開していきます
15年後に2人が再び出会い、会話する形で過去が振り返られていきます

事件発生当時、ジャスウィンデルの直感だけを根拠に勾留されたシカンダルら容疑者
証拠もない状況で自白させるため、殴られたり執拗な取り調べを受けます
釈放後も警察に目をつけられるような奴だとシカンダルは仕事もお金も次々と失っていきます
幸福が訪れることもありますが次の不幸が訪れる
こんなに過酷な人生だなんて観ていて胸抉られます

その裏にあるのがジャスウィンデルの執念なのです
15年の時を経て彼の口から語られる裏側も驚きでしたね
その執念は15年かけてジャスウィンデル自身も蝕み、中々壮絶なものでした

そして現在で明かされる事件の真相
ここ最近のインドのクライムムービーで良くある感じのする展開で、何となく察する真相でした
犯人はこの人だろうなとは思いましたが、その協力者はわからなかったなー
15年かけて共に奪われた人生と執念の行き着く先として、見応えのある作品だったと思います

追う側追われる側その蝕まれた人生を描く作品でした

• #剣々のインド映画鑑賞記

インドで社会派ミステリーの名手として知られるニーラジ・パンディ監督だが、私はどうも相性が悪く、評判ほどには面白いと思えないことが多い。例外は"Baby"くらいかな？

この作品はキャスティングに惹かれて見て、まあまあ面白かったけれど、やはり最後がモヤモヤ。ただ、演説しなかったのは最近のインド映画としては新境地なので、この監督は進化しているのかも知れない。
最後に哲学に持ってくのはこの監督の得意技というよりは欠点だと思う。ドキュメンタリーか小説でやってほしい。

Netflixの刑事ドラマは面白かったので、ミステリーというよりアクション・スリラーや実録ドラマ向きかも。

タマンナーさんの子持ちの主婦演技がすごくうまくて、結構好きなジミー・シャーギルさん演じる警察官の15年後のルックスがすごく良かったので、その辺は眼福で得しました。

ジミーさん、おでこ出すと老けて見えるので若い頃と15年後の髪型、逆にすれば良かったのにと思いました。