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闇を見つめる瞳
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『闇を見つめる瞳』に投稿された感想・評価

ある少女を養子に迎えた夫婦。そんな彼らに少女のサイコパスな実の両親達が迫ってくるキース・キャラダインにダリル・ハンナら主演のサスペンス。監督は『ケープ・フィアー』やリメイクの『エルム街の悪夢』の脚本を務めたウェズリー・ストリックで、『ゆりかごを揺らす手』のスタッフ達も参加してるとか。

キースとダリル演じる少女の実の両親は様々な家を襲うのが日課で自分達が殺した人間の生前の写真を撮る趣味の悪さ。その両親から少女を保護した警官→養子縁組施設→主人公夫婦の友人夫婦→少女を養子にしたヴィンセント・スパーノとモイラ・ケリー演じる主人公夫婦、という流れで迫ってくるわけですが歌いながらガソリンを撒き豪邸に放火する辺りはそこそこ際立ってますが、殺人はオフスクリーンが多く両親の攻撃性や狂気は案外控えめな印象も。

その為全体的には地味な感じもしますが、終盤の夫婦の建築中の家での攻防戦は夫が手にするカミソリこそ都合の良さを感じるものの途中から炎に包まれダイナミックなアクションがそれなりに楽しめ、自分達こそ本当の親だとマウント取っていたダリルが聖母子像(もどき)の絵を愛するが故に親子のある姿を見てショックを受け戦線離脱→夫であるキースと対立関係となる流れは短めながら少し意外で、「この親にしてこの子あり」が上手い方向に反転するラストもやはり地味ながら巧みといった所。

窓向こうの夜空を眺める少女や、少女と彼女の学校に忍び込んだダリルとの文字通り明暗を分けるショット等『狩人の夜』とまでいかなくても印象的な映像もちらほらと。
採算が合わずに建設途中の骨組みだけの家がクライマックスできちんと活用されている。キースキャラダインもダリルハンナもそれぞれにイカれていてよろしい。目標を持っているので仕事がテキパキしている。娘ですらその血を確かに感じる恐ろしさ仕立て。ビンセントスパーノもかっこいいし可愛い妻役のモイラケリーが子供欲しさに運命感じて若干スピッているところもポイント。少女と人形と兎とお月さま。部屋の窓からのカーテン揺れた光景もファンタジック。きっちりしたスリラーで嬉しい。
城戸
4.0
全編工夫が凝らされていて見応えバッチリだけど、どうも理屈っぽいきらいがあって、そのせいで長くなってる気がする。ダリル・ハンナとキース・キャラダインは言うまでもなく最高、しかしこの映画の賢さを貫通するような立ち回りはしてくれない、、とはいえ面白い映画。

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