文政十二年(1829 年)九月二日、江戸。直参旗本、幕府書院番の妻・良乃は、江戸城在番の折、将軍の弓に不都合生じた罪によって蟄居の身となった夫・古田久蔵正成と、一人息子の駒之助とともに過ごしていた。夫や身内の為、逞しく気丈に差配する良乃であったが、ある日、ついに久蔵の沙汰が決まる。残された良乃は、家族の為に万感の夕暮れの鐘を聴く...。
前代未聞の事件を起こした罪で10年後の夏に切腹すること、そしてその切腹の日までに、藩の歴史である「家譜」を完成させることを命じられた戸田秋谷(役所広司)。その切腹の日は3年後に迫っていた。…
>>続きを読む江戸時代、海坂藩の近習頭取・兼見三左ェ門は、藩主・右京太夫の失政の元凶である愛妾・連子を3年前に城中で刺し殺すものの、寛大な処分によって再び藩主に仕えることに。亡妻・睦江のめいであり、身の…
>>続きを読む播州脇坂藩竜野城で行われた武器倉庫点検時、奏者番・奥野孫太夫がけちをつけ、怒った江崎新八と口論に。格下の新八に逆らわれた孫太夫は、新八に果たし状をつきつけたが斬殺されてしまう。感応寺に追い…
>>続きを読む海坂藩の下級武士・三村新之丞は最愛の妻・加世とつましく暮らしていたが、藩主の毒見役を務め失明してしまう。絶望し、自害しようとする新之丞。そんななか、加世は愛する夫のため、口添えを得ようとし…
>>続きを読む江戸勤番を終え九州・豊後関前藩に三年ぶりに戻った坂崎磐音と幼馴染の小林琴平、河井慎之輔。三人は同じ 道場に通う修行仲間であり、琴平の妹・舞は慎之輔に嫁いでいたため二人は兄弟でもあった。また…
>>続きを読む小林正樹(監督)×橋本忍(脚本)×仲代達也(主演) 橋本忍の綿密なシナリオをもとに、『人間の條件』でセンセーションを巻き起こした小林正樹監督が、「静と動」、ダイナミックな殺陣シーンを演出し…
>>続きを読む日東建設の営業部員・飯倉進は、婚約者の人見杏子が自殺を図ったと知らされた。彼はかつて読んだ、先祖の日記に記された残酷な話を思い出す。それは、関ケ原戦後浪々の身であった飯倉次郎左衛門をはじめ…
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