ネタバレあります。
1960年公開。武家社会/武力主義の不条理を描く異色時代劇。なので侍同士がかっこ良く斬り合う様なまともな殺陣の場面は一度も無い。大友柳太朗が演じる主人公が豪放磊落な快男児で確…
海音寺潮五郎の原作を、井手雅人が脚色した内田吐夢作品。秀吉の怒りのとばっちりで、槍の名人、高定も切腹することに。だが、当日酒に酔い、秀吉の使者に切腹を止められ、女歌舞伎の采女と山中に蟄居。しかし、槍…
>>続きを読む【残酷劇としての強度】
同じ内田吐夢の『浪花の恋の物語』や『妖刀物語・花の吉原百人斬り』と同じく封建社会の不条理性をシビアな視点で抉った作品と言える。鑑賞後はやり切れない気持ちになりショボ〜ン😞と…
(大分前に鑑賞した)内田吐夢監督作品。
武士の儚さとそれを見送る女の切なさ(と強さ)が描かれる。
同監督作品は幾つか鑑賞したが、本作が一番好みだった。(相変わらず題名からして食指を伸ばしづらい…。…
柳太朗演じる富田蔵人高定が京都西山で田舎暮らしで呆けている顔がヤバい。そして千恵蔵演じる前田利長に嗾けられ、槍を手にした途端イキイキ。止められない。どこまでもひろみを想う千景のいじらしさ。帰った時に…
>>続きを読む豊臣秀次が謀反の疑いで自害した。家臣であった主人公の富田蔵人高定は、後を追って切腹せよと親族から強く促される。
高定自身で期日を定めて、切腹する旨を告知する。
切腹の当日、見物人も多く集まる中、客…
たしかに反時代劇として滅法おもしろいし、そうしたリベラリズムの実践が挫折する「不覚」な結末まで用意されているのだから、やはり滅法おもしろい。
洗濯をする女性たちの背後へ続くなだらかな山肌の向こうに、…
アンチ武士道時代劇のひとつだが、やたらゴージャス。
大友柳太朗の快男児、やりすぎて怪物か何かに見える。
姫カットの淡島千景がかわいすぎた。
秀吉と家康を演じるのは東野英治郎と小沢栄太郎。
狒々同士…
淡島千景は、密告者だったってことでOK?そこだけ謎が解けない…。
ちょい役だけれども、千恵蔵との場面が強烈に頭に残るし、話の要所要所で千恵蔵が差し挟まることで、この物語がしっかり時代の大河へと連関…