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サラバ、さらんへ、サラバの作品紹介

サラバ、さらんへ、サラバのあらすじ

16歳、茨城の田舎町に住む女子高生カップルの仁美と菜穂。アイドルになることを夢見る菜穂を、仁美は献身的に支えていた。ある日、菜穂から「K-POPアイドルになるため韓国に行く」と告げられ、2人に突然の別れが訪れる。

サラバ、さらんへ、サラバの監督

洪先恵

サラバ、さらんへ、サラバの出演者

蒔田彩珠

碧木愛莉

テイ龍進

石崎なつみ

笠本ユキ

涌田悠

原題
公式サイト
https://sarabasaranghaesaraba.com/
製作年
2024年
製作国・地域
日本
上映時間
26分
ジャンル
ドラマショートフィルム・短編
配給会社
イハフィルムズ

『サラバ、さらんへ、サラバ』に投稿された感想・評価

【単館系の極み、エッジの立った世界観と表現方法】:
本作の上映時間は30分であり、
「茨城で一番かわいい16歳」である女子高生がアイドルを目指し、
韓国の芸能プロダクションのオーディションに合格する、
その前後で生じる葛藤について描かれている。

映画(特に作家性が前面に出る単館系)においては、
「今ここ」の社会でインビジブルになっているものを観客に見せる。
見せるではなく、「問う、突きつけてくる」というべきか。

ここで言うインビジブルとは、
「時代の制約(価値観や地域性など)によって見えにくくなっているもの、
あるいは、見えているのだが、見たくないと思っているもの」
であるが、
本作においては「中高生の恋愛対象は異性である」という「前提とかお約束」、
「日本人がアイドルを目指すにはまず東京に行くべきだ」という「前提とかお約束」、
それらの「世の中への合ってなさ」を現出させる。

序盤中盤でテンポよくグイグイくる「突きつけ方」が素晴らしく、
おいおい、このテンションでどうやって30分で終わらせるのだと
良い意味で心配になるレベルであったが
この尺とキャスティングを考えると
あの「終わらせ方」がちょうど良かったのかもしれない。
そして「終わらせ方」が本当にこれで良かったのかを考えさせることが、
鑑賞後に余韻と余白として見事に機能する。
キャッチーなタイトルから高まる期待値も充分に超えたと思う。

非常に完成度の高い作品で、
本作の監督は今後追いかけていきたい。

PS/上映時間わずか30分という作品を作った監督も素晴らしいが、
これを上映するシアターのサムライソウルはもっと素晴らしい。
そういう努力と矜持が、映画全体を底上げしているのだと思う。
桃龍
3.5
洪先恵監督が名古屋まで来て、入退場のときに出入口で「ありがとうございます」と頭を下げていて恐縮した。ファン・ジョンミンは『ベテラン 凶悪犯罪捜査班』の舞台挨拶を350回もやったらしいが、それと同じ韓国の熱さを感じる。
劇中のK-POPアイドルに対する徹底した身辺整理も、その熱さからくる厳しさなのだろうか。
それに比べると、『志乃ちゃんは自分の名前が言えない』や『ハピネス』でもずっとマイペースな蒔田彩珠は、日本だね。
日常の細やかな気持ちを掬いとった作品。
クィアの子が主人公なので、長閑な日本の田舎の風景の中で健やかな同性愛の描写が新鮮でした。本人らは色々悩んでるんだとは思いますが、でもどこかにいそうな等身大の子達だなという印象でした。
韓国アイドル目指すのも今風かな。

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