キッスで殺せ!の作品情報・感想・評価

「キッスで殺せ!」に投稿された感想・評価

鈴渚

鈴渚の感想・評価

4.2
3人の女性に翻弄される主人公。ファム・ファタールは誰!?
SFチックなエンディング。
去る5月23日はキスの日なんだそうで、ちょっと遅くなりましたがキスに関連した映画を。

本当はワイルダーの「ねぇ!キスしてよ」とかの方がイメージ的にあってるんだろうけど、すでに昔レビューを書いているので、本日はロバート・アルドリッチ監督の怪作「キッスで殺せ!」を。

ミッキー・スピレイン原作の「マイク・ハマー」シリーズの一編を映画化した作品で、広い括りでいうと「マルタの鷹」や「三つ数えろ」のようなハードボイルド物だけど、本作はそれまでの作品と比べてかなり暴力的。

主役のラルフ・ミーカーがどちらかというと悪役顔で、それまでのマーロウやサム・スペードといった探偵さんよりもかなり捜査手法が乱暴でびっくりする。

非協力的な解剖医の先生と健康クラブのオーナーのおじさんに聞き込みするシーンなんて凄いもんね。有無を言わさずいきなり暴力だもん。

本作はロバート・アルドリッチが低予算でいいから自分の好きなように作らせて欲しいとお願いした映画だけあって、かなりトンガッタ作品である。

オープニング・クレジットがまず変わっていて、車が道を真っ直ぐ進むのに併せてこのクレジットが上から下にスクロールしてくるんですね(わかりやすく言うと「スターウォーズ」の冒頭クレジットの逆)。

だからクレジットも、

↓↓
MEEKER
RALPH
starling

DEADLY”
“KISS ME
↓↓

みたいな感じで上からスクロールするので、一瞬、頭の中が???になる。しかもBGMがカーラジオから流れる歌声と女のすすり泣きという強烈さ。

また強烈といえば、主人公の親友である修理工のおじさんもかなり強烈のキャラで、何故か車のエンジン音が口癖で、例えば……

「マイク!今日も決まってるな!ヴァヴァヴーン!」

みたいな感じで話しかけてくる(もう意味わかんないけど面白すぎるぞ笑)

そしてこの映画は、何の予備知識も無く観た人は置いてきぼりされること必至の衝撃のラストシーンが用意されてます。

それこそ、例えるならまさにヴァヴァヴーン!!みたいな感じのラストでありました(;゚Д゚)

■映画 DATA==========================
監督:ロバート・アルドリッチ
脚本:A・I・ベゼリデス
製作:ロバート・アルドリッチ
音楽:フランク・デ・ヴォール
撮影:アーネスト・ラズロ
公開:1955年5月18日(米)/1955年10月29日(日)
おちち

おちちの感想・評価

4.0
面白い。
いつも通り、無駄を省いた作品。
省きすぎて御都合主義的とも言えるけど、それを感じさせない勢いと演出がここにある。

ラストの描写はアメリカ的だと思う。被爆国の人間なら笑ってしまうほどの演出。彼らの抱く核の恐怖なんてこんなもんだったのだろう。

このレビューはネタバレを含みます

イントロがすばらしくモダン
途中でボスに会うのはチャイナタウンぽい
探偵がやられまくるのも
ラストは、完全にカルト
箱を開けるシーンは、パルプフィクションにて引用

最後まで、新鮮な驚きがあった。
さとう

さとうの感想・評価

4.1
この人なんでこんな脱構築系に見えるんだろうか。殺しの烙印っぽい、清順よりは色気はないけど
tk33220

tk33220の感想・評価

4.6
タイトル画面に響く女性の喘ぎ声や、どうかしてるくらい強烈な悲鳴、多く登場する車のエンジン音などにとにかくやられる。アルドリッチらしい性急な暴力と、それとは逆に引き算で見せる暴力どちらも楽しめる。それにしてもラストの音と光は怖すぎる。
象煮

象煮の感想・評価

3.5

このレビューはネタバレを含みます

階段の撮り方がめっちゃかっこいい映画。古今東西開けたらいかん箱はねえ、開けたらいかんのですよ。
KSat

KSatの感想・評価

3.7
50年代ハリウッドで監督に好き勝手撮らせたらこうなるよ、という一例。キチガイすぎる。
Kensuke

Kensukeの感想・評価

4.0
勧められて鑑賞。
吉川晃司の新曲?みたいなタイトルとは裏腹に冒頭10分で引き込まれ、タイトルの出方がめちゃめちゃカッコいい。

この時代は車も服も景色も全てカッコ良くて見飽きないし、当時観た人と感じ方は違うんだろうけど、今の時代の自分が観ても充分楽しめるのは「後に残る名作」という作品なんだろうと感じた。

デビッドリンチとか影響うけてるのかな、とか探偵濱マイクってこれから来てたんだ、とか楽しめる要素が多いのも良かった。

終わり方も今観ると斬新。
最強クラスの階段映画。
放射性物質のトンデモ兵器ぶりがヤバい。
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