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非常戒厳前夜
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目次

『非常戒厳前夜』に投稿された感想・評価

月
4.4
キム・ヨンジン監督(「共犯者たち」)

出演:ユン・ソンニョル、
キム・ヨンジン、
ハン・サンジン、
ポン・ジウク

2024年12月3日なぜユン・ソンニョル大統領は「非常戒厳」を宣布したのか?
その背景には、日本のマスメディアがほとんど報じることのないユン政権によるメディア弾圧と、それに対抗したジャーナリストたちとの闘いがあった
本作はその一部始終を描いたドキュメンタリー
(2025年 韓国 111分)

日本は、このユン・ソンニョル大統領が「(日本に対して)過去のことはもう何も言わない」的な宣言をしたことからか、この事件についてほとんど報道しませんでした

実のところ、私も
お隣の国事情で、韓国の大統領が変わった
くらいにしか受け止めていませんでしたが、今作を鑑賞してビビりまくりました!

お隣では、とんでもないことが起きていたんです!!!

今作は、隣国についての理解を深め、更には「日本はどうだろうか」と考えていただくきっかけの作品になると思います

ぜひ、多くの方に鑑賞いただきたい作品です✨✨✨

今作では「ニュース打破」のジャーナリストたちが、検察出身のユン・ソンニョル(大統領)とその妻の不正(株価操作で一儲け)を調査、言及報道したことがきっかけで起きる言論の自由弾圧と「非常戒厳」が宣布されるまでを中心に描かれています

この「ニュース打破」とは
常に中立な立場で報道したいという信念から会社や団体からの後援や広告を一切受けずに、2025年現在、一般人6万人以上の寄付(会費)で成り立つ団体とのとこです

私は、監督登壇回に鑑賞してきました
監督は「ニュース打破」の代表でもある人物
ユン・ソンニョル(大統領)政権とまさに闘った方で、今作では被告人でもありました

ユン・ソンニョル(大統領)は
株価操作で一儲けしたり、言論の弾圧だけでなく、女性蔑視主義者であったり、平壌にドローンを飛ばして北朝鮮の軍事攻撃を誘発したり、統一教会との癒着も明るみに出てきてるようです

それらが明るみに出る前から、ある程度の情報を入手していた「ニュース打破」陣営は、こんな人物を大統領にしておくわけにはいかないと徹底抗戦したとのこと

氏曰く、ジャーナリズムの責任と使命とは
「権力を監視し、
公的システムの誤作動を予め察知し、
それを調査して知らせること」
だとのこと



〈ご参考まで〉

2019年
ユン・ソンニョルが検察総長候補者に指名される
その頃から「ニュース打破」はユンの不正を報道

2022年
大統領選挙で「ニュース打破」がユン候補を不利にする“フェイクニュース”を流したとして「大統領選挙介入世論操作特別捜査チーム」を編成

2023年9月14日
「ニュース打破」本部と記者2名の自宅への家宅捜査が強制執行される
ちょうどその日は、検察の「特殊活動費」に関する記者会見が行われる日だった

その後「ニュース打破」のキム・ヨンジン、ハン・サンジン、ポン・ジウク記者が名誉毀損等で起訴される

2024年12月3日
ユン・ソンニョル大統領による突然の「非常戒厳」宣布
それに対して、200万人規模のデモが重ねられ

2025年1月
ユン・ソンニョル大統領逮捕
同年7月
ユン前大統領が再逮捕
同年8月
キム・ゴンヒ前大統領夫人が逮捕
2024年12月3日、ユン・ソンニョル大統領が突如「非常戒厳」を宣布し、韓国社会は混乱に陥る。200万人規模のデモが繰り返され、市民たちは大統領弾劾を実現した。2025年7月にはユン前大統領が再逮捕され、8月12日にはキム・ゴンヒ前大統領夫人も逮捕される。なぜユン大統領は「非常戒厳」を宣布したのか?その背景にはユン政権によるメディア弾圧と、それに抗ったジャーナリストたちの闘いがあった……

非営利独立メディア「ニュース打破」とユン政権の対立を生々しい映像と証言で構成されていりドキュメンタリー映画でした。友好国のひとつ、お隣り韓国で起きたことをニュースでは知っていたものの、詳しくは知らなかったので学習の意味も兼ね、観たいと思っていた作品。今作観て少しは自分なりに理解出来たのではないかと。
ユン政権は大統領選挙で自分に不利な″フェイクニュース″を流したとして、そのメディアを攻撃の対象とし、ソウル中央地検は特別捜査チームを編成。ニュース打破の本部と記者の自宅への家宅捜索を行う。しかしニュース打破はこのような言論弾圧に屈することなく、家宅捜索の一部始終を映像に記録し、調査報道と法廷闘争を通じてユン政権を追及し続ける。そしてユン大統領を追い詰めた要因の一つとして、キム・ゴンヒ夫人の株価操作疑惑が挙げられるが日本のメディアではほとんど報じない。なぜ?政治的忖度?などがあるのかはこれを見ただけではちょっと分からなかった。
最後に。ある記者が語っている「ジャーナリズムの原則は権力に屈しないこと」の言葉がやけに胸に刺さりました。それは余りにも悔しく、腹が立っておられ、悔し涙と共に流されていたシーンで、特に印象的でしたね。
neco
4.0
“ソウルの春“で衝撃を受けた自分としては観なくてはならないと、映画館へ。
年配の観客でほぼ満席。

この映画はすべて実際の記録映像であり、
未だ裁判が続いている中での“ドキュメンタリー”。

“ニュース打破”という、スポンサーを付けずに言論の自由を目指した独立メディア所属メンバー3人が、ユン・ソニョル(今は前)大統領から訴えられる。



監督でありニュース打破代表のキム・ヨンジン氏は(自分の恩師である大学教授にそっくり)決して政府の圧力に屈しない。

一緒に訴えられた2人も志は同じ。
映画の中でで主となるのは3人だが、弁護士も社員も皆真実を追い求め、それを配信するというメディアの一員として誇りを持っている。

“ソウルの春”を観た余韻がまだまだ冷めていない時期での、ユン元大統領が発動した非常戒厳令。
幸いにもその後国会で弾劾され、さらにユン夫妻は逮捕された。
えっ!現代?と思った記憶。

このドキュメンタリーは、その直前までの、ユン氏によるニュース打破に対する家宅捜査や、名誉毀損裁判の様子を追ったものである。

我々が知るニュースとは全く違うので、勉強になった。
切り口が違うと、とても興味深い。
日本でも、世界でも、どちらも知りたいな。

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