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オン・ザ・ロード~不屈の男 金大中~の作品紹介

オン・ザ・ロード~不屈の男 金大中~のあらすじ

元韓国大統領・金大中の生誕 100 周年を記念して、彼の生涯と政治家人生を、本人の肉声や関係者のインタビュー、そして本邦初公開の映像を含めた 6000 時間に及ぶ膨大な映像資料を基に制作された画期的なドキュメンタリーが誕生した。韓国で大きな話題を呼んだ本作が、満を持して日本公開を果たす。 日本の植民地時代に全羅南道に生まれ、青年実業家となるも朝鮮戦争を経て、政治家を志す。「落選専門家」と言われるほど選挙では負け続け、軍事政権下で何度も死の危険にさらされながらも自身の信念を貫いたこの男の人生は、どんな映画よりもドラマティックでスリリング、そして感動的だ。本作は同時に日本の植民地からの解放から建国、朝鮮戦争、幾度にわたる軍事クーデター、光州事件、民主化闘争と繋がる韓国現代史の映像絵巻とも云える壮大な記録である。 個人の勇気と信念が、いかに国家の未来を変えうるかを体現し、激動の東アジア近代史の写し鏡とも言える金大中の生き様を、閉塞感を抱える日本人が今こそ見るべきである。

オン・ザ・ロード~不屈の男 金大中~の監督

ミン・ファンギ

原題
길위에 김대중/Kim Dae Jung on the Road
製作年
2024年
製作国
韓国
上映時間
129分
ジャンル
ドキュメンタリー
配給会社
スモモ

『オン・ザ・ロード~不屈の男 金大中~』に投稿された感想・評価

韓国の映画やドラマで幾度となくモチーフにされてきた政治家、金大中を通して韓国の民主化闘争を描いたドキュメンタリー。
ただ、作品としては1987年の大統領選挙前までしか描いておらず、金大中の伝記としては全然物足りない内容。その後の大統領になるまでの清濁併せ呑んでいく権力闘争が面白いし、凄まじいのに。でも、その1987年までの状況にしても、“民主化運動家”として当局から目をつけられて拉致され殺されかけたり、死刑判決を受けたりと、波乱万丈過ぎる人生。
前半は正直タルかったけど、“朴正煕”が登場するぐらいから俄然面白くなってきて、その後“全斗煥”や“金泳三”と、役者が揃ってくる。
あと、内容的に結構左の方に偏っていたし、“不都合な真実”はうまいこと省かれていた印象。作中、韓国政府に対して死刑執行をするな!とアメリカや日本の市民達によるデモが巻き起こった…っていうクダリがあったのだけど、日本でのデモの様子をよくよく見ると、真っ赤な旗🚩を持って、“日本共○党”の看板を持った人達ばかり…なんだかなぁ…って気分になってしまった。
snatch
5.0
凄かった
「映像の世紀」が束になって降りかかってきたよう。本人の生の声、ナレーションも分かりやすかった。隣国の歴史、繰り返し観たい

同じ国の人同士が刃となり盾となり
日本軍占領解放後の途切れない韓国の独裁政権、それを倒そうとする金大中氏。蹴落とされても絶望の淵に落とされても這い上がる自分を国民の民主化へのバネにしてもらいたいと希望の火を休むこと無く焚き続ける

当時の真実の写真と資料映像の迫力。そこから聞こえぬがこの夥しい死ぬ必要のなかった人々の無念の叫び

あのモノクロの取り調べ室の冷たさ恐さ、無人無言の写真なのに。韓国現代史の映画で取り調べ室での拷問は観てきたが、それよりも重くのしかかってきた

死刑囚になっても600冊の本を読み、米粒みたいな字でひと月に一度愛する家族へ書簡を送る。こんな過酷な人生に狂わせられても、この人は笑うことを忘れず悲しい時は涙する
金大中氏は言う

思想と理念が支配すると盲目状態となる
全ての悪を受け入れ、怒りを克服する
相手を赦す
恨み合っても何も生まれない
主権は国民にあるということを伝え続ける、それが独裁を退ける力となる
これが不屈の男👨金大中!
◎大人の教科書=民主化実現のために必要な理想

ガンジー、キング牧師、ネルソン・マンデラ、etc. etc. ‥‥

歴史のなかには、理想のためには我が身を捨てて、どんな凶悪な相手に対しても立ち向かう、真の理想主義者たちが存在していた。

本作を観ると、金大中も、そうした人物の系譜に明らかにつながる理想主義者であったことが痛いほどに伝わって来た。

本作は、日本の植民地支配から開放されたにも関わらず、軍事独裁政権下での圧政が続き苦難の道を強いられた韓国の戦後史に沿って、数多くの資料を織り交ぜながら、金大中という人物が如何に民主運動家として民衆とともに闘い、何度も生命の危機に晒されながら不屈の精神でそれを反撥の原動力として来たかを丁寧に追ってみせてくれる。

日本との関係も深く、日本語もネイティブ並みに話し、拉致事件も日本で行われたことで、我々の記憶に彼の名前が刻まれることになった。

この事件に対して、ロッキード事件でも特別委員会の長を務めた田中伊三次氏が法務大臣として、韓国政府に対して決然と立ち向かう発言をしていたことにも触れられ、当時の自民党政権を頼もしく感じた。

まさに、韓国戦後史を知る「教科書」であり、金大中という一個の人物を通して「理想を貫くこと」の肝要を知らしめる全ての人のための羅針盤だ。

だから、本編の語り口は、基本的に極めて理性的で淡々としている。

だが、盧泰愚から大統領の直接選挙実施を勝ち取った金大中が1987年9月に、彼の逮捕が一つの契機となって勃発した光州事件で虐殺された198人の犠牲者たちの墓地を訪れるため光州入りしたとき、彼は歓呼の声を上げて歓迎する大群衆の面前を憚らず、破顔して大号泣する。

理想実現のために、そしてその旗を掲げた自分のために、何故にかくも大勢の尊い命が奪われなければならなかったのか。

人目を憚らず大号泣する金大中の哀しみが、手に取るように画面から迫って来た。

こうした人としての情理があってこそ、民主社会の実現という理想もなし得るのだ、という痛みを伴う真実を、画面を観る私も、金大中とともに共有できた気がした。

しかし、マンデラが、アウンサンスーチーが、実際には政権の座に就いてから、より深刻な苦難と直面したように、金大中にとっても、このあとこそが真価を問われる「本番」となるだろう。

続編の製作も予告されていた。

「教科書」の続きを早く読みたい。

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