
祖母・文子と暮らし始めた大学生の拓磨は、亡き祖父・偉志の書斎で大学の入学案内を見つける。それは偉志が遺した文子へのサプライズだった。一歩踏み出し、若い頃の夢だった「学び」の日々を謳歌する文子。一方、拓磨は夢に自信が持てず将来に悩む。そんな二人は、富士山が好きだった偉志の手帳に不思議な数式を見つけて・・。
故郷・仙台を離れて東京で暮らしているくるみは友人たちとカフェを開くはずだったが急遽断念することになる。そんな折、祖父の健が倒れたと連絡が入り病院に駆けつける。奇しくも健は震災後、閉じてしま…
>>続きを読む西畑 保、65歳。文字の読み書きができない。そんな彼の側にはいつも最愛の妻・皎子がいた。 保は貧しい家に生まれ、ほとんど学校へ通えず大人になった。生きづらい日々を過ごしてきたが、皎子と運命…
>>続きを読むクリーニング屋、写真屋、ガチャ屋・・・etc。定職に就かず「何でも屋」として働くケンちゃんが、ひょんなことから「散歩屋」をはじめる。「散歩屋」とはお年寄り、引きこもりの方など支援が必要な人…
>>続きを読む丈流と美優は、夜はバー、昼はカフェになる「Double」でそれぞれ働いている。 2 人を繋ぐのは、連絡用のバイトノートだけ。 最初は業務連絡だけだったが、次第に趣味や悩みも綴るようになった…
>>続きを読む21世紀のキに、子どもと書いて紀子。いま、この時代に、確かに私という人間が存在した、という意味を込め、パパが付けてくれた名前です。小学生時代のあだ名は「泣き虫のりこ」。引っ込み思案な性格で…
>>続きを読むリンゴ農園を営む優しい両親とその一人息子・拓也。スポーツで神童と呼ばれた幼少期、怪我。上京して大学生活の傍らのバンド活動。そして挫折。上手く行きかけてはつまづくことを繰り返す自分に苛立ち孤…
>>続きを読む健一はカレンダーに“再出発”と書き込んだ。始まったのは、2歳半になる娘・美紀の子育てと仕事の両立の生活だ。 結婚3年目、30歳という若さで妻を亡くした健一はトップセールスマンのプライドも捨…
>>続きを読む森下昴は付き合って3年が経つ恋人・美紀との結婚を間近に控えていたが、 ある日、彼女は交通事故で亡くなってしまう 。 言葉にならない苦悩と悲しみで茫然自失の日々を過ごす中、 母・洋子に促され…
>>続きを読む©2025「富士山と、コーヒーと、しあわせの数式」