HIJOS DEL APOCALIPSIS /
CHILDREN OF THE APOCALYPSE

ダークレイン/イビルアイetcでおなじみ
アイザック・エスバン監督の新作
メキシコ産アポカリプティックゾンビ介護ホラー

面白かった
ゾンビになっちゃった両親を世話しながら終末世界を生き延びる3兄弟の話
コミカルなシーンに油断してるとガツンとやられる怖くて悲しい家族ドラマ

臓ﾓﾂゴア少々

2025年6月6日 🇺🇸アマプラVODレンタル(5㌦99)

アイザック・エズバン監督脚本の新作なので楽しみにしていた映画。面白かった。
コロナウィルスに対するワクチンが未検証のまま拡散されたことでウィルスは変異を重ねパンデミックは収まるどころか大爆発、荒廃した世界に生き残った三兄弟のサバイバル。
この容赦のない世界で生きるには…ということだけでなく、家族愛と兄弟愛を絶望的に残酷に描きつつ、少々の笑いと温かさ混ぜた不思議な終末映画だった。
「パラドクス」「ダークレイン」のあのセピアとモノクロの中間の世界にピンポイントで柔らかカラーを乗せて時折魚眼レンズのようにやや歪む映像健在。そこに容赦なく超グロテスクなシーン入れてきて目を背けた😵

過去作のような時空弄りは無く、ストレートな展開で観たまま楽しめる。
パンデミックが家族を破壊し、子供が生き抜くには残酷すぎる環境。モラルに構ってられない、そんな状況でも三兄弟のうちの末っ子がずっと純粋に家族の再出発・再生を望んでいるのが良くも悪くも物語の行く末を左右する。

しまいにはカルト集団まで登場し、一体この話はどこへ向かうのか？と超グロ映像に耐えながら最後まで目が離せず。

静かな再出発は哀しみが溢れていた。

救いが無いわけではないが後味が悪いというかなんというか…希望と絶望がミックスされていたな。

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