まず、この映画って(東京都写真美術館にて)劇場公開されてた映画なんですね！それにビックリ・・・！

内容は噂通りのセリフを一切排除し音楽に乗せてカンボジアの町並みの様子を映し出す７５分間な訳だが・・・

てっきり民族的だったり神秘的な感じの音楽かと思ったらオーケストラ調なのですね。。正直映像と合ってなくないですかね・・・？途中から女性の歌声が入った事で映像とマッチする部分も出てきますが・・・基本的には合ってないような印象。

カンボジア、行った事はないですが、雰囲気、人々の純朴さがすごく伝わってきました！

そして今更ですがパトリス・ルコントってあの監督かぁ！！好きな作品けっこうあります！！　そうなると尚更、この映画が謎めいてきました。。

まぁ実験的にやってみたかったんでしょう。

• #片腕２００６年公開映画

台詞・役者なしの音楽映画。カンボジアの映像と音楽を感覚で捉え思考が彷徨う。私のそんな75分。表現における物語る必然性のなさなんてことを考えたり。リラックス映画ではなく大きくて強い何かが身体に押し寄せてきた。

ルコントが好きなエティエンヌ・ペルションという音楽家による合唱曲DOGORAとカンボジアの情景を重ねた映像作品。
アプサラ・ダンスの撮り方と曲のマッチは素晴らしい。反らせた親指と人差し指を一点で触れる所作は蓮の花であり、中指以下は花弁を表す。親指と人差し指が離れる時、それは花弁が散る様であり、また種から花が咲く。
その一連の動きと音楽がイイ！

"映画"に非ず"映像作品"…と呼びたくなるが、じゃあ映画ってなんなのだろう。
ちなみに…ルコントのロリコン疑惑が湧いちゃってもそれは私の邪心のせいではあるまい。なーんかエロイんだよこの人の。オレンジリボン推奨。

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