東京オリンピックの作品情報・感想・評価・動画配信

「東京オリンピック」に投稿された感想・評価

☀️いいお天気だったので視聴
☀️東京オリンピック記録映画
☀️競技だけじゃなくて国立競技場とか当時の東京とか世界の様子が見れて良かった
☀️人の多さとアナウンスの昭和感!
☀️鼓笛隊と風船と帰ってこなかった伝書鳩と二日酔いのブルーインパルス!!
☀️アップはめちゃめちゃアップだし、引きはヘリだから遠いし笑
☀️人も町並みも国も当時と今で変わったなぁ
☀️オリンピック出来たらいいなあ
人類の迫力。顔や腕のアップが印象的。平和の夢は、純粋なパフォーマンスの中に存在する。選手に限らず、周囲の人びとや景色にも探してみる。
世代の異なる私にとっては記録だけれど、当時を知る家族にとっては記憶。一緒に観ながら補足してくれた話こそが面かった。
残り香とともに、とっておきたい。
【市川崑特集⑧ 本来だったら今ごろは】

今回で市川崑特集は一旦終了。

さて今回でレビュー850回目ですが、本来この時期にあるはずだった東京オリンピックを偲びまして(笑)、市川崑が手掛けた伝説的な記録映画『東京オリンピック』を。

むかし長谷川町子の『いじわるばあさん』の四コマでも取り上げられていたが、当時、記録映画にしてはあまりにも芸術的すぎると大物議をかもした作品。

脚本が奥さんの夏十さんはじめ、白坂依志夫、谷川俊太郎が手掛けていて、このメンツを見ただけでもただの映画にならないことは容易に想像できる。

ハードル走でいきなり無音になる演出も斬新だけど、やっぱり体操のシーンのサスペンスみたいな音楽が流れるのも強烈。女子100m背泳ぎのスタートで俯瞰になる場面も美しい。

八王子の村ん中での自転車競技も、沿道で眺めている農家のおじさんたちと颯爽と自転車で走り抜ける欧州の選手たちの対比が面白い。

面白いのは選手の活躍している姿だけではなく、陸上競技に関わるスタッフやプレスセンターの記者たち、そして観客たちの顔を多くカメラで捕らえている。

チラッと観客として長嶋茂雄と王貞治の顔が見える。あとチラッとと言えば、神永・ヘーシンク戦で眼光鋭いお爺さんの顔のアップが映るが、あれは三船久蔵十段のはずである。

この『東京オリンピック』はオリンピック大会を記録した映画ではなく、オリンピック大会に関わった人々を記録した映画なのである。

画面に出てくる人々すべてがオリンピックに参加している。

ラストの閉会式で各国の選手がみんな一緒に和気あいあいと行進する場面、そしてエンディングで流れる古関裕而先生のオリンピック・マーチに素直に胸を打たれる。

やっぱり来年こそは是非オリンピックができるような世の中になってほしい。

■映画 DATA==========================
総監督:市川崑
脚本:和田夏十/白坂依志夫/谷川俊太郎
製作:田口助太郎
音楽:黛敏郎
撮影:宮川一夫/林田重男/中村謹司/田中正
公開:1965年3月20日(日)
市川崑監督1964年東京オリンピック記録映画。
映像が芸術的なシーンが多いです。
当時の観客達を見てるのが面白いです。
開会式と閉会式はいつものオリンピックでも見るんですがやはり楽しいです。
ムチコ

ムチコの感想・評価

4.5
初めて見た。
市川崑の映像センスが炸裂していて本当に飽きない。ところどころリーフェンシュタールっぽい。なんじゃこりゃ! と何度も一時停止してしまった。選手の動きを美しくとらえるために夜中に選手にもう一度プレイさせたりしてたらしい。

やっぱりオリンピックと政治は切り離せないしもろプロパガンダなんだよなと随所で思いつつも、アジアで行われる意義、平和の祭典という建前を水際だった映像とともに見ていると普通にじんわりするものがある。
方眼

方眼の感想・評価

3.7
1964年、公式記録映画ではあるが映像はこだわりの演出。富士バックの聖火は別撮り。砲丸投げの着地も狙った絵なので多分そうだろう。効果音も後入れ。だからこれをドキュメンタリーと言ってはいけない。何十万人も観たヒット作という事実。テレビが少なくネット無き時代に国民が五輪とは何なのかを知るすべ。外国人見るのも珍しいし、知らない競技もたくさん。水泳、柔道、体操、満を持しての東洋の魔女、そしてマラソン。給水所をフィーチャーしたのは慧眼。映画になっている。
映像の切り取り方、貼り方にめちゃくちゃセンスある
繊細な部分まで写していてとっても良かった!
観客が唾を飲む瞬間の喉とかね太っちょのおじさんの。
走り終わった女性ランナーが一位を取ってそのまま婚約者のところへ走って行った映像は泣いた

ただのオリンピックの映像でよりは人間のリアルも観れて凄く面白かった!
緊張感、焦り、興奮、苛立ち、歓喜、安堵
そして肉体から表情、しぐさ、金色に光る産毛
この映画は惚れ惚れするほど美しいよ。
変態になりそう笑
Jeffrey

Jeffreyの感想・評価

5.0
「東京オリンピック」

〜最初に一言、市川崑による豪華圧巻、総天然色の偉大なるオリンピック東京大会の歴史を刻んだ彼のキャリア史上の最高傑作の一本だ〜

冒頭、一九六四年十月十日午後一時四十七分。各国旗が一斉に青空へと揚げられる。各国選手団入場、聖火台、太陽、ランナー。今、拍手歓声が国立競技場を揺るがす…本作は製作費三億五三六〇万円で市川崑が一九六四年に総監督した極めて優れた芸術作品である。この度、東宝からBDが発売され久方ぶりに鑑賞したが大感動する。やはり何度見てもこの一七〇分の映像美は堪能できるし、居心地が良いものだ。


自分が生まれていない遥昔とまでは言わないものの、昭和四〇年十月二十四日の日本の空の下で初めて燃えた聖火の描写から静かに消えて太陽が映り込むショットは感動しかない。第十八回オリンピック東京大会は参加国九十四本の国旗の元に宗教から政治、人間の習慣から肌の色までもが全てが異なる環境下での平和な民族の祭典と言うことで、世界中を興奮と熱狂で包んだ数日間が、当時の日本人たちにとってどれほど強く人々の心の中に生きただろうと思うと涙が出て仕方がない。まさに永遠に記録されるべき国民のための映像だ。

まず、撮影に宮川一夫を始めとする林田重男、中村謹司、田中正…そして江原義夫の編集にアッパレ。黛 敏郎の音楽も時折怖さが表現されておりまたいい味を出すのだ。

さて、物語はと言うよりかはドキュメンタリーなのだが、誰もが歓喜した一九六四年。九十四の国から七千人以上のアスリートが参加して、初のアジアでの開催となった東京オリンピック。その全貌を記録した本作は、記録映画の枠を超え、一〇三台のカメラを駆使して描いた映画芸術の成果である。オリンピックは人類の持っている夢の表れである。夜。聖火は太陽へ帰った。人類は四年ごとに夢を見る。この作られた平和を夢で終わらせて良いのであろうか…。(BDパッケージ裏の説明文からの引用)。


本作は、冒頭に五輪のマークが写し出されて"TOKYO 1964"のポスターが映し出される。カットは変わり、夕日に染まる真っ赤な日の丸が写し出される。建物が壊される描写の中、オリンピックの開催年代が歴史詳しくナレーションで説明され、競技場の空撮へと我々を誘う。そしてギリシャで受け継がれたオリンピックの火が日本へと渡る。日は暮色と共に静かに沈む…(壮大な音楽が流れる)。

続いて、イスタンブールを走る聖火を持つ男性ランナー。それはラングーンを越え、香港を越え、ニューデリーを越え、沖縄を超え、聖火は広島に到着する。風船が原爆資料館の前で解き放たれて大勢の群衆が歓喜の声をあげる。カメラはその多くの日本人をフレームの中に極力収める。日の丸のタンクトップをシチャク着たランナーが聖火を手に持ち走る。狂気乱舞、狂気乱舞、狂気乱舞と喧騒の一時。

続いて、飛行機が離着陸する描写へ。多くの外国人選手が現れる。日本の地を始めて来るアメリカ人、実に若い顔ぶれが揃う。日章旗を振る住民、日本文化、日本の象徴富士山を横切る煙を出しながら美しく輝く聖火。チェコ、イタリア、ドイツ、ブルガリアと選手は飛行機から降りてくる。そして聖聖火は東京へとやってきた。一斉に国々の美しき愛国の象徴の国旗が空高く揚る。

カメラは、競技場の埋め尽くされた観客席を流暢なカメラワークで捉える。人間が米粒のようだ。そして国歌斉唱、昭和天皇のお姿、 上皇明仁のお姿を捉える。さぁ選手入場、そして東京オリンピックの幕開けである…と簡単に冒頭説明するとこんな感じで、最初から素晴らしいのである。この映画を見ずして死ぬ事はできないだろう。


さて、この作品はどこからレビューしていいやら、まず目につくのは大観客の歓声と空に飛ぶカラフルな風船だろう。そして各国の選手がそれぞれの旗を手に持ち統一して入場する場面はなんとも心に残る。例えば、アフリカ系民族の選手が入場するシークエンスでは、民族色豊かな衣装、統一されたドイツのピンクの衣装等は揃っていてかっこよくもある。

ぜひもし来年"東京オリンピック2020"が開会式を無事にやり遂げれるのであれば、この一九六四年十月十日の開会式のように澄み渡る大空に五色の風船が放たれた最高の瞬間を再度再現してほしいものだ…切に思う。開催国の栄誉をになって堂々と進行する日本人選手の姿を見ると胸が熱くなる。ちょうど東京オリンピックから四年前はローマで行われていた。それが今度は東洋の空に五輪旗が揚げられた。これを意味するものは非常に大きだろう日本にとっては。

そもそもこの大会によって日本の国民全てを一つの連帯感に結んだ大きな役割を果たしているのと同時に、国際的評価が大いに高まった一大祭典である事は誰が見ても一目瞭然だろう。特にオリンピックに関しては、それぞれに良し悪しがある。そんな中でもスポーツマンシップとは何かを考えさせられた長編記録映画だと感じ取れる。結果的には、首都東京の発展にとっての意義はあったと思うし、都市施設の改造が急激に進んだのもオリンピックのおかげと言えばそうなのかもしれない。

さて、ここからは競技別に個人的に印象に残った選手たちに対しての事柄を話したいと思う。まずは陸上の男子百メートル決勝十秒の壁に挑むヘイズ選手のスタートダッシュはすごい。彼は米国の選手だったと思うが、かなりの筋肉質でその褐色の肌が汗で輝く走りはずっと見てられる。その中でもやはり人間の勝負と言うことで、世界記録保持者だったオーストラリアのクラークが三位に落ちてしまう驚きの結果や、米国のミルズ選手が優勝すると言う奇跡などが垣間見れるのもやはりすごい体験を目でしているなと感じてしまう。

このファイティングスピリットと言うものだろうか、もしくは日本陸上競技連盟ヘッドコーチが日本人をうまく導く様に、米国のコーチも期待を持って勝利へと導く手はずをした甲斐あってこそとも言えるだろう。そしてエチオピアの選手のアベベがマラソンでの勝利は誰もが熱狂しただろう。それだけでは無い、ポーランド出身のシュミットが三段跳びでオリンピック新記録を最後に作りニ連勝を飾った事柄にも大いに感動する。

そして四〇〇メートルリレーレースの最後に見せたヘイズ選手の世界最高スピードやハンセン選手の棒高跳びの活躍も嬉しいものだ。相手国ながらにアッパレだ。女子八〇メートル障害でのドイツ選手バルツァーやポーランド選手のチェプラー、オーストラリアのキルボーン、そして日本の依田郁子選手らのタイム記録、男子ならヘイズを始めとするキューバのフィガロラ、カナダのジェロームらの記録を見ると一秒、二秒さなのである。正に接戦。

それぞれのゴール間際の表情の印象的な画は記憶に残る。

それと女子八〇〇メートルで優勝した英国のパッカー選手が婚約者の胸へダイブする感動シーンから表彰台に立つ姿…堪らないのである。それだけじゃない、男子八〇〇メートルではニュージーランドの選手スネル、カナダのクローザス、ケニアのキプルグトらの戦いも凄かった。決勝の力走とはこの事を言うのかと、思い知らされた一場面である。それを美しいカットで捉えるカメラワークも最高だし、選手が走るその美しいフォームと言うものだろうか、それぞれの微妙な表情が何とも言えない気持ちになる。

これまた、雨の中の決戦での五〇km競歩の辛そうにするイタリアのパミッチに英国のニヒル。スウェーデンのペテルソンが三位に躍り出るシーン、抜かされるドイツのロイシュケ、オーストラリアのガードナー、ドイツのヘーネと本当に凄い戦いだ。一〇〇〇〇mの円谷幸吉選手も六位ながらに凄かった。そしてルーマニアのバラシュ選手の女子高飛び決勝での一メートル九〇をクリヤーする美しいフォームから舞い上がって回転してバーを超えるあの瞬間は拍手喝采もの。

女子走幅跳び決勝戦での英国のランド選手の優勝した時のホームのかっこよさも記憶に残るが、女子円盤投げ表彰式で喜びを分かちあうあの瞬間もなかなか素晴らしい。にしても女子砲丸投げ優勝のソ連のタマラ・プレス選手のごつい腕はすごい。太もももハンパなく太かったが、あの力持ちだったら確実に優勝するだろうと言う感覚はあるな、うん。男子の方は米国のロング選手が優勝していた。

ソ連は投げる系のに強いのかハンマー投げで優勝選手のクリム選手もソ連の人だ。あれ、そういえば今回の東京オリンピックってボクシングあったんだっけ?この時のオリンピックにはボクシングハイライトがあってバンタム級では見事に桜井孝雄が優勝していた。二位が韓国のチョン選手、三位メキシコのメンドサ選手、続いてウルグアイのロドリゲス選手だ。この二人は同時に三位だったが。

そんで続いてはボクシングのハイライトだ。見事に一位を獲得した日本の桜井選手に続いて二位は韓国のチョン選手、三位にメキシコのメンドサ、同じくウルグアイのロドリゲスと言う流れでみんなの戦いはすごかった。特にバンタム級二回戦の櫻井の左ストレートがアリエ選手(ガーナ)のボディをヒットさせた瞬間はしびれる。

桜井が韓国選手のチョン選手に四度ダウンさせる一方的なアタックで二ラウンドを短時間に勝利に収めたのはテンションが上がる。あれはまさに鮮やかで華麗な一撃であった。その他にもやはり三つの階級を優勝したポーランドも強いし、イタリアも二階級を制覇している。米国はヘビー級で金メダルまで取ってる。これはなかなか激アツなボクシングが垣間見れた。

水泳に関しては十代の若い選手たちが熱戦をしていて、決勝に世界記録十三そしてオリンピック記録五十六と言う成果を上げていた。これは多分、当時水泳の歴史に長く残る名勝負だったかもしれない。その中でも男子一〇〇米自由形でマックレガー(イギリス選手)と激しい勝負をしていて優勝したアメリカ選手のショランダーの世界記録は偉業だろう。 一人で金メダルを四つも独占してるとか凄すぎる。まさに中心的存在だった。そしてリズミカルな泳ぎは何もかもを凌駕する。特に高いストロークは完全に滑るように進んでいる。

それと女子一〇〇メートル背泳ぎ表彰式で感激のあまり涙を流してたファーガソン選手のショットは涙を誘う。そして柔道ハイライトの場面は最高だった。どうやら東京オリンピックが初の柔道が種目になったらしく、母国日本で開幕したことが柔道をしていた人々全員が感激したとのことである。柔道の初参加に意義を見せるべく努力したそれらが画面から伝わってくる。これが二十二番目の正式種目に認められたと言う。

なんといったって軽量級、中量級、重量級の全てに対して日本人の選手が金メダルを獲得したのだから凄い出来事である。体重制試合に全勝したことになる。これは凄い…中谷、岡野、緒熊の三人である。それでも体重無差別での戦いでは巨人と言われたヘーシンクに負けてしまって神永は銀メダルにとどまってしまう。それでも凄いが、映画から伝わるあの圧倒的な身長差、あんな巨人と一戦交えるなんて戦艦と釣り船が戦うみたいなもんだ。

そして東京バレーボール。ソ連チームと日本チームの必死の戦いも凄い見所だし、日本男子の戦い方は圧倒される。だがどちらにせよ男子女子ともにソ連は強くて男子の場合は一位ソ連二位がチェコ三位が日本で、女子は一位日本、二位がソ連、三位ポーランドと続く。だが、回転レシーブやそれぞれの担当所であるスパイク、サーブなどの圧倒的な場面をダイナミックに撮影する関係者スタッフの力量は凄い。やはり大松監督(バレーの)が作り出したチームワークは圧倒的である。

女子バレーの退場するソ連チームの肩下げ落胆する表情は涙を誘うがとても良い戦いだったと思う。それに大松監督の下で作戦を練る日本チームの表情や、日本中を感動させたチームが表彰台に上る場面も涙が出る。そして続いては体操へと移り変わる。やはり何と言ってもチェコ出身のチャスラフスカ選手の跳馬は凄すぎるだろう。圧巻、圧倒、あっぱれ…その三拍子が揃った技だった。もちろんその他の選手も皆華麗で魅力的だった。例えばソ連のアスタホワ選手の徒手や日本選手の池田の平行棒、同じく山下選手の跳馬も凄いし、体操競技全種目に活躍した遠藤選手もあっぱれだ。タンクトップの中央にある日の丸が圧倒的な存在感を見せつけていた。


そしてレスリングである。レスリングはフライ級とバンタム級そしてフェザー級、ライト級、ウェルター級、ミドル級、ライトヘビー級、ヘビー級の八段階に体重を分けて試合を行うもので、試合時間は五分だそうだ。そしてー分の休みが入り、改めて五分トータル十分間やる競技らしい。そしてマットは八メートル平方の広さで外に出ても角力のように負けにはならないようになっている。

レスリングではフライ級では吉田が一位を獲得し、バンタム級では上武が一位、フェザー級では渡辺が一位、ライト級ではブルガリア選手のディモフが一位、グレコローマンのフライ級では花原が一位、バンタム級は市口が一位と日本勢がかなり勝っている。それと重量挙げではフェザー級では三宅が一位をとっていた。バンタム級では一ノ関が三位に着いていた。あの重量を頭の上まで持ち上げる力は普通の人間にはないだろう。まさに怪物的な一場面に遭遇した。その他にもヨット、カヌー、ボート、自転車、フェンシング、サッカー、バスケット、ホッケー、馬術などがあったが映画にはそこまで映ってはいなかった。

まぁ、同時に開催する局面もあるため全てを取り入れるのは無理な話だろう。さて、この映画を見ての個人の感想を少しばかり話す。


あの用意された鳩百羽が一斉に会場を飛び回る美しい平和なシーンは圧倒的で、聖火が燃え飛行機雲で五輪が描かれるショットも感動的である。所々をあえてスローモーションにしてそのフォームを見せつけたりする競技とかは最高である。高飛びのシーンでは岡田のスローモーションショットもかっこいい着地で素晴らしい。またチェコ代表のV.チャフラスフカの黒を基調にした場面での体操シーンは圧巻である。ハードル走の真っ正面から無音で捉えるスローモーション画も最高だ。

山下や鶴見、早田、遠藤らの体操も素晴らしい。ソビエト代表シャハリンや小野の鉄棒も凄い。インターミッションが入ってからたった独立して四年しか経ってない国チャドからやってきたアフリカ系の青年選手のストーリーが少しばかり映るのも面白い。また柔道の猪熊選手の首からかかる金メダルは圧倒的。

あの日本の田舎町の林の小道をかけ走るロードバイクの空撮からクローズアップまで最高である。しかもジャズが流れるなんて市川崑最高…あんた最高だぜ。そして閉会式の圧倒的な感動、あぁ傑作である。このオリンピックでは日本選手トータルで十六個の金メダルを取得しているそうだ。だが金メダルの数は米、ソが上だ。日本は三位だったそうだ。だが銀と銅になるとドイツにははるかに及ばないとのことである。そこは少しばかり残念だが仕方がない。

それにしたって映画史上空前のスケールと言っても良いだろう、なぜなら基本的に五輪映画を撮る場合は、スタンダードが基本なのだが、この作品はワイドである。ワイドにするためには色々と必要なものが出てくるだろう。きっと輸入とかもしたんじゃないかなカメラなど、そして録音部門でのステレオ録音や臨場感等の従来の録音では考えられない音の収録はどんな素人が聞いてもわかるはずだ。



余談だが、確か東京オリンピックの開幕の際に中華人民共和国が核実験を行った事は有名だろう。と言うよりかは中共の核爆発と言うショッキングなニュースは駆け巡ったが、オリンピック自体は平然と行われていた。その他にも確かフルシチョフの辞任とかもニュースに入ってきてたんじゃないかな確か。ちょっとあやふやだから正しくは言えないが…。共あれ、あの素晴らしい閉会式を見る限り、まさにー億総夢心地と言える二週間とちょっとだっただろう。

このオリンピックでは参加国が九十四カ国もあった内アジアからは四カ国アフリカからは二十二カ国、中米からは二カ国その他にもあってこの数になったのだが、本来だったら中国も背を向けずにきちんと正しい行いをしていれば参加できたものなのに、中共の身勝手さで中国人の選手は非常に不幸だっただろう…。そして今回も中共の災難によってオリンピックが延期もしくは中止になった(今年)。本当に獅子心中の虫とはこのことを言うだろう。

さらにもう一つ余談話をすると、日本の選手村や施設があまりにも美しく立派だったため、それ以降外国に行った日本人は多くの海外の人たちに日本人は偉いと言われたそうだ。さらにイギリスのスポーツ雑誌には"東京大会最高のスター、それは日本の国民である。友情、礼儀、協力、どこから見てもオリンピック史上最も優れた主人役だった"と書いてあったり、これから毎年大晦日にAuld Lang Syneを聞いたら、私は東京の閉会式を思い出すだろうと書いた記者までいたそうだ。

そんで胸くそ悪い話が河野談話で日本を貶める入れた河野洋平の父の河野 一郎が芸術の何一つわかってない立場から市川崑のこの作品をひどい映画だと言った点だ。記録性が全くないと大きく批判している。後に市川はインタビューで高野が好きだった馬術とかの映像がほとんどなかったのが許せなかったらしい、今に思えば笑話だと言っているが…。

結局興行収入的にも「ゴッドファーザー」が出現するまでは歴代一位だったし、マーケティングも大成功してるのだからいちいち口を挟まないでほしいと一映画ファンからは思う。確か動員数も日本で一位だったような気がする。またカンヌ国際映画祭ではものすごい絶賛されていた。
1964年の東京五輪を市川崑監督が撮っていた。ドキュメンタリーなのにアートの様に美しいカラーの映像!

56年前の好景気に沸く日本、
躍動感あふれる世界のアスリートたち、
そして気持ち高ぶる観客の笑顔、笑顔、笑顔!

いや〜、こんな鮮明なカラー映像でこの時代の空気感を味わえるのはなかなか無い、当時を知らない自分は特にワクワクします!

富士山をバックに聖火ランナーが走るショットの見事な事!
快晴の空に描かれる飛行機雲の五輪マーク、競技場から飛び立つ大量の鳩、その鳩に驚く海外の選手団や、当時のレトロなファッションに身を包む若者たちなど印象的な絵が沢山!空撮やスローモーションも駆使して映像美にこだわってる^ ^

鑑賞方法としては、今の五輪記録を片手に見ると結構面白い。男子100mの金メダリストが10秒00!だし、走り高跳びは全員ベリーロールだし、、これから起こるアスリートたちの進歩にも驚きます^ ^
(次のメキシコ五輪で、世界初の「背面飛び」の選手が現れるらしい)

もちろん柔道は無差別級があるし、有名なマラソン円谷選手の最終トラックや、女子バレーの金メダルシーンもみられる!

閉会式は国境やイデオロギーを越えて世界が一つになった様な盛り上がりで、胸が熱くなります。この映像見ると、やっぱり東京オリンピックやってほしいなぁって思いますねぇ^ ^
当時めちゃくちゃ叩かれた作品と聞いたので、コロナでオリンピックが延期になった今観てみました。

1964年の東京オリンピックの記録映画。

あぁ、、、これは、、、そう。と叩かれた理由もなんとなく納得。

記録映画にしてはきちんと記録されている感じがしないしアート寄りすぎるのでは、、、

あとこのテンションがずっと続くので途中とても退屈になってくる。
盛り上がってたであろう試合が盛り上がって見えないという、、、

人選が悪かったんじゃないかな。市川崑は悪くない。指名した人が何もわかってなかっただけ。
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