昨日から川口で公開スタートしました。
昨年のイチオシ『うおっしゅ』でも効果的に使われていた泡の音、ぶくぶくという音が、こびりついた残像でも、効果的に使われています。全く違う意味での使われ方なので、同じ効果音なのに、これほどなのかと感心しました。
とにかく全編、不気味さと閉塞感とあの心地悪い雰囲気は最高なんです。高上ホラーの真骨頂と思います。そして、伊藤さんと木許さんの親子が素晴らしい！伊藤さんがのめり込んでつくったのがわかります。
今の世の中でこんな介護している息子は相当いるはず、こんなことにはならないとは思いますが、そういう方にこそ見て欲しい作品です。

拙僧がクラファン出資した映画が完成．リターンとして視聴権利をゲットしたわけでござる．64ゲットだぜっ！
認知症の母親の介護に疲弊した健介さん．その母親から誕生日プレゼントにもらったのは亡き父親ご愛用のブレザーでした．気分が良かった健介さんは，母親を外に連れ出し想い出の場所を巡りますが･･･
日本各地にありふれた家族模様．そして介護に疲弊した家族もまた日常でございましょう．ですが，そこにほんの僅かな違和感を感じ，その僅かな日常のズレがさらなる違和感を増幅させ，ついには健介さんを追い詰めるに至ります．特別な怪異が起こるわけではなく，小さな非日常風景が健介さんの疲弊した目には大きく映りこむ．これまたありそうな事柄でありました．
ご両親共にボケる事もなく鬼籍に入った拙僧はある意味幸せなのかもしれません．
えっ？自分がボケたら？んなことしっちゃことじゃあございません．

短編映画なのにすごく伝わる物がある
もっと深く知りたくなる内容映画でした