昨日から川口で公開スタートしました。
昨年のイチオシ『うおっしゅ』でも効果的に使われていた泡の音、ぶくぶくという音が、こびりついた残像でも、効果的に使われています。全く違う意味での使われ方なので、同じ効果音なのに、これほどなのかと感心しました。
とにかく全編、不気味さと閉塞感とあの心地悪い雰囲気は最高なんです。高上ホラーの真骨頂と思います。そして、伊藤さんと木許さんの親子が素晴らしい！伊藤さんがのめり込んでつくったのがわかります。
今の世の中でこんな介護している息子は相当いるはず、こんなことにはならないとは思いますが、そういう方にこそ見て欲しい作品です。

第8電影にて。
傑作！
認知症の母親を介護しながら暮らす男の周りで起こる異変。
地獄のような息苦しさから何が起こっているのか分からない展開が次々と押し寄せ、ゾワゾワとする恐怖とビクッと驚く恐怖を両方味わえ、クライマックスの恐怖は凄まじく、心の底から震え上がった。
17分の中に恐怖が詰め込まれた、今年見たホラー映画の中でも上位に入る、全く新しい逃れられない恐怖を描いた短編ホラーであった。

じわじわくる感じと気づいてわかる怖さが両方味わえる良作ホラーでした！
役者さんの演技が怖さを引き立てて入り込めました！