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素晴しい哉人生
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『素晴しい哉人生』に投稿された感想・評価

ドイツを舞台に、貧困に喘ぐ移民たち。なかなか陰鬱な内容。
ところどころ光るカットはあるものの、映画全体としては冗長。この平坦さはクライマックスを盛り上げる為の弊害だったりするんだろうか。
後年のソ連映画だったり、本場のドイツでブレヒトが唯一監督した『クーレ・ヴァンペ』(1932)のある種のケレン味を知っていると、どうしても薄味に観えてしまった。自分の偏見でちゃんと観れなかった感。
ただ、じゃがいもパーティの皆の表情はすごかった。クスリキメてるみたいなテンション。
o

oの感想・評価

3.5
第一次大戦後のドイツに暮らす移民の男女がインフレや食糧難に耐えながら自分達の生活を築く話。

ドイツ国内の経済状況を知らない様子のアメリカ人の客がレストラン店員に貴重なレバーソーセージをプレゼントするシーンや、じゃがいも強盗団リーダーの困窮した家庭のシーンが良い。多少のお金で親切になることもあれば強盗にもなる。

黒澤明『素晴らしき日曜日』にヒントを与えたと言われていて、確かに新しい生活を目指す貧しい男女の話で、日曜日に外出する短い場面もあるけど、それ以外は特に似ていない。
第一次世界大戦後に、物価の上がるインフレなど貧困な時代のドイツを舞台に、食料がカブばかりと貧困な家族と共に一組のカップル(ポールとインガ)が描かれている。

一組のカップルが歩むストーリーとは別に、ただでさえ貧困の世の中が酷くなっていく様子が多々描かれているのとは別に、インガのセリフに「人生はなんて素晴らしいんだろう!」的な台詞が度々出てくるのが印象に残る。

正直ポールが病気を患ったりインフレで肉の値段が目の前で値上がり、折角のじゃがいもを奪われたり決して人生幸福ばかりでないしむしろ不運な点の方が大きい。
だけどその中にポールとインガの愛と幸福を垣間見る。
貧困の中で描かれる素朴で小さい幸福は幸福の正体そのものに迫るものではなく、むしろ極めて普遍的な幸福を描かれているのが好印象的だった。

本作の幸福に当たるのはやはり二人の"愛"の部分が大きい。インガの結論はそれが非常に直接的だ。
「愛は目をくらます」的なセリフのあとに背景真っ暗だけどポールとインガの二人のみが映るのが特に印象に残るが、こそらくここが本作の象徴とも言えるだろう。

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