これは巧い…けどエグい…けど面白いっ
狂気と化した欲望が 恋人への そして息子への憎しみと愛に直結してるもんだから 全ての人物の全ての動機に共感する事を 観る側に強制してくるような とにかく説得力の"圧"が凄かった
開始早々いきなりの衝撃的結末を観せつけてからの 道案内がスムーズ過ぎて ラストまで目が離せなかったなぁ

サスキア・リーブスから目が離せない。



シネ・アミューズにて。
1999年11月17日 72本目

• #tulpen1999

1998年の映画ですか…当時、一度観て面白かった記憶があったので再観賞してみました。
丁度良く、記憶も薄れていたので再観賞なのに新鮮でした。
うん、僕の好きなタイプの映画でした。

この映画は心臓移植をテーマにした作品だったら一番面白いです。

心臓に疾患を持っているゲーリーはある日発作を起こし、車椅子で生活する羽目になってしまう。
ゲーリーの妻のテスは心臓に疾患を持っている夫と上手くいかず、他の男と不倫の関係を持っていた。
そんなテスに対して嫉妬と憎悪を募らせていくゲーリー。

ある日、ショーンという17才の少年がバイクに乗車中に、ドラッグ中毒の女の無謀な運転で生命を落とす。死因は脳死だった…

ショーンの死によりゲーリーは心臓移植をする。そして以前より健康な身体を手に入れて妻テスとの関係も修復された。

ショーンの母、マリアは息子の死を嘆き暮らしていた。
息子を殺したドラッグ中毒の女の裁判に出廷した帰り道、マリアの前にゲーリーが現れる。ゲーリーは、自分はマリアの息子の心臓を移植された事をマリアに告げる…

まあまあグロいシーンはありますし、登場人物、特に妻テスに対する嫌悪感は、半端ないです。
苦手な方がいると思うので、敢えて言っておきますが、夫ゲーリーが心臓移植をした際に医師から感染症にならない為にペットを処分する様に言われて飼っているネコを殺して庭に埋めるんです。
めっちゃドン引きしました(~_~;)

コレが耐えられたらオススメしたい映画です。