二重生活の作品情報・感想・評価

二重生活2012年製作の映画)

MYSTERY/浮城谜事

上映日:2015年01月24日

製作国:

上映時間:98分

3.5

あらすじ

優しい夫と可愛い娘。夫婦で共同経営する会社も好調で、なにも不自由のない満ち足りた生活を送る女ルージエ。愛人として息子と慎ましく生活しながらも、いつかは本妻に、と願う女サンチー。流されるまま二人の女性とそれぞれの家庭を作り、二つの家庭で生活する男ヨンチャオ。いびつながらも平穏に見えたそれぞれの日常は、ほんの少しの出来事でいとも簡単に崩壊し、その事件は起きた。3 人の男女、事件を追う刑事、そして死ん…

優しい夫と可愛い娘。夫婦で共同経営する会社も好調で、なにも不自由のない満ち足りた生活を送る女ルージエ。愛人として息子と慎ましく生活しながらも、いつかは本妻に、と願う女サンチー。流されるまま二人の女性とそれぞれの家庭を作り、二つの家庭で生活する男ヨンチャオ。いびつながらも平穏に見えたそれぞれの日常は、ほんの少しの出来事でいとも簡単に崩壊し、その事件は起きた。3 人の男女、事件を追う刑事、そして死んだ女。 それぞれの思わくと事情が何層にも重なりあい、物語はスリリングに進んで行く。

「二重生活」に投稿された感想・評価

か

かの感想・評価

3.3
ラストの部分は見せてほしくなかったなあと思ってしまった。
いろいろ中国の文化事情とか 街並みだとか 興味も湧き、物語も飽きることなく 最後まで 観ました。
夫は裕福で、愛人を持ち 何とまた秘密を持っていた、、。
許せね~、と思いますね。
女の人もそれに振り回されて 嫉妬でぐちゃぐちゃだ。
刑事役の人 玉山鉄二似だわ、関係ないけど。
子供らが大きくなったとき、あの父親をどう思うかな。
原題が「ミステリー」。これは邦題のほうがしっくりきたなあ。確かに序盤はミステリーを期待するけど、ドロドロ劇だったもんな。あんなことがあっても、あんなこと…。ロウイエ監督作、2本見たけど、まったく共感できずなキャラばかりで話もハマらないけど、なぜか引き付けられるから不思議。
二重生活と名のつく作品は数あれど、中国が舞台だからこそ描くことのできたストーリーもある
tonton

tontonの感想・評価

4.1
それぞれの物語が絡みあうが全てが他人にとってどうでもいいことの様に終わる。
ラストシーンも傍から見れば、いつものホームレスが暖をとっている日常の光景と変わらない。

だからこそ、この映画は素晴らしい。

俯瞰してみると、どこにでもある日々の光景。
だがズームアップしてみると、どこにでもある、なんてことのない生活などない。
多くの人はその毎日それなりにすり減らしたり、悩んだり、喜びを見つけたりしながら過している。
これは逆説的な多様性の表現なのだ。

この物語は暖かい。
eddiecoyle

eddiecoyleの感想・評価

2.4
問題意識と火サス、後者が立っちゃって社会性もエモーションも沈んでしまうと。
ただの不倫モノかと思ったら、中国のひとりっ子政策が絡むらしい。

子供は一人しか持てないことで、最初に女の子が生まれた場合、跡取りとして男の子がほしい裕福な者は、別の家族を持つ者もいたらしい?なんとも政策の矛盾以外の何物でもない。でも、実際にそういう政策があったのも事実。今は緩和されているらしいけど?

それでも、だからと言って許されることではない。
ひとりのゲスな男と、その彼に翻弄される二人の女。いや三人。
一人は家庭を失い、もう一人は家庭を得る。そしてもう一人はあまり描かれないけれど、交通事故に巻き込まれる。
最初にその交通事故が出てきて、その真相が少しずつ分かってくるミステリーとしても楽しめます。

やはり、男が悪い。女も強かではあるけれど、、。

ロウ・イエ監督5本目。今回は、過激な描写は控え目。ただ、あいかわらず揺らめくカメラが、不安定な心情を表しています。
chi

chiの感想・評価

3.8
ロウイエ的センチメンタリズムとミステリ要素が交わる本作に、とんでもなく胸を突き動かされた。ロウイエがこれまでに描いてきた愛すべての行く末みたいで、泣いてしまう。
因果関係を整理しながら見ようとすると何度も出てくる強い雨の中でのシーンのように視界が覚束なく見えているはずのものの姿さえしっかりと捉える事が出来ない。監督得意の漂うようなカメラワークに罪や愛が揺られ続ける。90分台と長さも良かった
obao

obaoの感想・評価

4.3
@シネ・ヌーヴォX
この浮気男は、どうしようもないクズだ!そんな男の為に哀しみ傷つくのは女。ホントひどい話…けど、すごく面白い。ジリジリと。

ひとつの交通事故から遡り暴かれてゆく私生活…性生活。
なに不自由なく幸せ裕福な家庭を持つ男の二重生活。
嫉妬が招く不幸。

原題“MYSTERY”とあるように、ひとつひとつ明かされてゆく事実。
ロウ・イエ監督作の中で一番好きです(まだ3本しか観てませんが…)。
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