結婚

文明の波が西部に押しよせ、ガンマンやカウボーイたちは哀れな末路を辿る……

渋い作品
なんか、しみじみします

2人の感じが良かった

ロマンス
雰囲気が良い

最後はアクションもあります

『ローズマリーの赤ちゃん』『ブリット』などの撮影監督として知られるウィリアム・A・フリーカーの監督デビュー作。西部劇だけど銃撃戦は少しだけで、西部劇の終焉を惜しむような作品でした。

西部開拓時代の末期、大企業が町を牛耳り、カウボーイたちは行き場を失って街を離れていく。カウボーイのモンテ・ウォルシュ（リー・マーヴィン）。彼だけは時代の波に逆らい、今までと同じ生き方しかできずに、孤独になるのだった…

途中まで西部劇なのにほのぼのとした雰囲気で、コントのようなコメディ感。料理長の体臭が臭いからってみんなで洗うシーンが楽しい。ニコニコして観てしまった。後半は哀しい展開になり、前半のほのぼのが余計に寂しさを誘う。ラストが冒頭と同じでウルッと。

哀愁漂うリー・マーヴィンがいい！40歳をすぎても可憐なジャンヌ・モロー。モローがマーヴィンにチュッチュするシーンが可愛い。この2人の大人の恋愛がとても素敵。リー・マーヴィンとジャック・パランスのバディも味があってしっくりきた。

見せ場は荒馬に乗るシーン。あまりに激しい馬の動きに怪我をしないかハラハラ。もちろんスタントが騎乗してるけど、ものすごい迫力で思わず「えぇ〜っ‼︎」と声を上げてしまったほど。

西部劇というよりは、1人のカウボーイのヒューマンドラマで、地味で切ないけれどこれもまたひとつの男の美学。

• #モロー様

荒馬のシーンが最高🏇。
迫力ありだが、それ以上にどこか可笑しみあり。
なーんだか泣ける😢。

前半の老齢にさしかかったカウボーイ達のやりとりがコミカルに描かれていたが、何かこう捉える画角に寂しさが終始あり、ラストまで迎えると、そういう方向にいくかと納得した。

堅気になろうとしても、人生所詮はそんなもんなのか。マーヴィン、パランス、モローそれぞれに想いを馳せる。いい人生って何だろか？

マーヴィンがラスト。。。
何気ないシーンだけど、これまた胸にきた。
隣にね、、、