トム・ホーンの作品情報・感想・評価

「トム・ホーン」に投稿された感想・評価

“新しい生き方を探す 古い西部の男”

実在した名ガンマン、トム・ホーン。
製作総指揮をマックイーン自らが務めた自身最後の西部劇。
撮影中には既に病に冒されていたマックイーンとホーンの老いと最期が重なり、寂しくも悲しい。

「死ぬことより自由を奪われる方が何より怖い」

時代に必要とされなくなった男は、愛する山へ帰れただろうか。

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スティーブマックィーン最後の作品、翌年肺がんで亡くなったとのこと。作品の主人公とマックィーン本人が重なった。悲しい。
犬

犬の感想・評価

3.4


19世紀末の西部を舞台に、その名を轟かせたガンマン、トム・ホーンの厳しくも孤独な晩年を描く

何という生き様

荒野
自然が壮大でした

銃撃戦にハラハラ
ロマンスも良い

雰囲気ありました

スティーヴ・マックィーンがカッコよすぎる
リンダ・エヴァンスも綺麗でした
めあり

めありの感想・評価

2.8
スティーブ・マックイーンの最後の作品。
彼のことはよく知らないが、この時すでに病に冒されていたという。
それを考えると、彼の作品への思い入れは相当なものであっただろう。

実在する人物とはいえ、こんな終わりって…と暗い気持ちになった。
MiYA

MiYAの感想・評価

1.0
「午後のロードショー」にて。特にどうってことない作品ですけど、スティーヴ・マックィーンはこのときにすでに病に冒されていたそう。そう言われてみれば顔つきに精彩のないなぁ。
シズヲ

シズヲの感想・評価

3.3
実在のガンマン、トム・ホーンの顛末を描いた西部劇。変わりゆく時代の流れに飲み込まれていくホーンと晩年のマックイーンがシンクロするかのようなムードが秀逸。老けたマックイーンの寂しげな笑顔、諦観にも似た振る舞いが凄まじい哀愁を放っている。画面の雰囲気も中々に良くて、開拓時代の終わりとそれに伴うホーンの零落を強調するような寂しい絵面が続いていたのがグッと来る。ライフルを用いたマックイーンのガンアクションも実に渋い。

本作が提示しているようなテーマは個人的に好物のはずなのに、実際に見てみると悪い意味で淡白すぎて乗り切れない部分が大きかった。場面転換や話運びがどうも素っ気なくて、牛泥棒退治や有力者達に疎まれる経緯等といった後に響く展開がそこまで効果的に映っていない印象。そういった部分が抑揚の弱いストーリーと変に噛み合っているせいで、全体を通して退屈さが否めなかった。マックイーンの哀愁と肩を並べるだけの魅力が作品に伴っていなかったように思う。

それでもラストの絞首刑執行のシーンが持つ無慈悲で淡々とした空気感(水の音色が絶妙に冷徹で素晴らしい)とマックイーンの表情から滲み出る寂寥感は堪らない。時代の終わりを告げるような何とも言えぬ『虚しさ』にはどうしても惹かれるものがある。
nagaoshan

nagaoshanの感想・評価

3.9

このレビューはネタバレを含みます

ウイリアム・ウィヤード監督作品!

実在の人物、凄腕ガンマンのトム・ホーン

先日『シェーン』を鑑賞しましたが、本作も開拓時代の終焉、新たな時代の幕開けの時に、時代から取り残された漢の物語…

命を取るか取られるかの時代を生き抜いて法と秩序の世の中に戸惑いと自分の死に場所を求めて葛藤をするガンマン…

『許されざる者』『シェーン』もそんなガンマンの物語でしたけど、本作のマックィーンの演技、悲壮感と漢の誇り、意地を演技に叩きつけて凄みも半端ない!

むかーし鑑賞して、ラストになんか寂しいやらガッカリしたイメージでしたが、愛しい人や仲間達がいても生き方を変えれないトム・ホーンの生き方が胸に迫って…
再鑑賞して良かったです(^-^)

暴れ馬の愛馬を撃たれ、激昂するトム…

恋人との報われぬ愛…

裁判で己の信念を貫いてワイオミングの山々を眺めるトムの背中…

絞首刑へ向かうトム、それでも周りを気遣う漢…

本作の製作中に、マックィーンは癌が発覚したそうです。

覚悟が滲み出ている…😭

良か映画!
のん

のんの感想・評価

4.0

西武開拓時代の実在のガンマン、トム・ホーンの人生の終盤を描いた作品。

オープニングの音楽とくたびれたマックイーンの迫力にしびれる。そして射撃の腕はさすが。今作ではライフル。ライフル構えるサマが超絶かっこいいし撃ったときの衝撃が伝わるのも凄い。ズドーンと腹にこたえるかっこよさでした。



西武開拓時代が終わり“時代が変わった”というテーマの中で、ガンマンとして生きてきたトム・ホーンの不安定な立場を描いていて、マックイーン演じるトム・ホーンのある種亡霊のような佇まいがなんとも言えない雰囲気。
彼は暴力の世界で生きてきてそれを良いとも悪いとも思ってない、ただそう生きてるだけ…といった雰囲気なのかな。とにかく素晴らしかった。
きっと観ている私の中では、現実のマックイーン自身の人生の終盤の作品(主演兼制作)というのも重なってるのかも。
ひとつの時代の終わりというテーマと、マックイーン演じるトムホーンのうらぶれた生気の無さに泣けました。
あと馬ね。彼の愛馬。
実在した賞金稼ぎの偶像破壊西部劇。驚くべきことにモンスター映画のフォーマットで作られている。故郷の山を何度も見つめるマックイーンが切ない。片っ端から人を殺しまくったけど彼は悪くないんだ、山に帰してあげてくれ!そう願いながら観た。水を使ったねちっこい演出はトラウマ級。実生活でも死に直面していたマックイーンがラストで見せる笑顔に泣く。
エンディングが切なかった。
彼は西部のヒーローだったのに。
決して諦めなかったマックイーンだったのに。
余りにも切なくて衝撃的だった。