ハッドの作品情報・感想・評価

「ハッド」に投稿された感想・評価

主人公ハッド(ポール・ニューマン)の個性的な魅力、父親との確執などを描いたマーティン・リット監督作品。
牛を飼育する牧場が舞台であり、みんなカウボーイハットをかぶっているので、一見すると西部劇に見える感じもするが、車を乗り回すポール・ニューマンを見るとやはり現代劇か…と思う。

物語は、酒と女しか興味ないハッド(ポール・ニューマン)は保守的かつ古風な牧場経営者の父親(メルヴィン・ダグラス)とは、ことあるごとに意見が合わず、確執が見られる。
しかし、亡くなったハッドの兄の息子=甥からは尊敬されている。
そして、父親・ハッド・甥のほかに、メイドが一緒に暮らしている。メイドを演じているのはパトリシア・ニール。化粧っ気はないが、とても綺麗!
ある日、牛が突然一頭死んだ。調べてもらうと口蹄疫(伝染病)であり、他の多数の牛も検査を受ける。この検査結果が出るまでの数日間は「他の牛に伝染していなければ牧場経営は続けられるが、伝染していたらすべての牛を殺処分しなければならない」という不安定な時間が過ぎて行く。

牛一頭が死んだ時、「他の牛に伝染していないかを検査する」と言う父親に対して、ハッドは「他の牛を検査する前に、全部の牛を売っぱらってしまおう」と提案する。父親は「他の牧場に伝染させるのか!」と反対するが、ハッドの「この国(アメリカ)は病気だらけだ!」という発言は痛烈。

なかなか心に残る映画だった。
peche

pecheの感想・評価

2.8
どうしようもない子供じみたカウボーイの家族断絶の話。
口蹄疫に感染している可能性のある牛の殺処分のシーンは胸が痛かった。
ジージャンとジーンズにカウボーイハットのスタイルが今観てもとても斬新。
ポールニューマンが男前!
犬

犬の感想・評価

3.8


牧場を営むバノン一家の息子ハッドは、30代で結婚もせず自由に暮らしていた
そんな彼と父ホーマーは、あることがきっかけで溝が深まるばかりで.....

何という男でしょう

こういう生き方もありか

終盤は何とも
ラストはしみじみ

雰囲気良かったです

牧場の経営、甥との関係性、豚など
見応えある人間ドラマでした

俳優陣の演技が素晴らしい
ポール・ニューマンが印象的すぎます!
苦々しい“ぼくのおじさん”。自己チュー&女と酒にだらしないだけでまあ仕事もそれなりにしてるポールニューマンに厳しすぎるメルヴィンダグラスの不寛容さに切なくなる。そんな切なさを荒涼たるモノクロームで切り取るジェームズウォンハウの素晴らしいカメラ。咥え煙草の似合う、男に辟易してるパトリシアニールの告白がこのキャラらしくてまたよい
自暴自棄になるところ、すごく良かったな、、、最後のオチが微妙。
Luna

Lunaの感想・評価

3.7

このレビューはネタバレを含みます

エデンの東と似ている。
父の愛を切望する次男は34歳のハッド。
エデンのキャルに比べたら明らかに大人の男だけど。

「HUD」という題名からも
ハッドを主にストーリー展開をみてしまうが、
題名は「口蹄疫」にしたほうが良かったんじゃないか(笑)
この頃の疫病が一家を破産に追いやる様が描かれていた。牛を殺処分するシーンは恐ろしすぎる。
父親と口喧嘩したあと自暴自棄になり家政婦の部屋にいくときのポールの演技は不気味で良かったけれど、
ハスラーのような愛を求めながらも愛を説くことが出来ない複雑な男像ではなく、ハッドは大人になりきれない拗れた男なので、感情移入が出来なかった。
エデンのような青春ものとしてみるなら
虚しさしか残らないし、アメリカンニューシネマのようといえば、うまい終着点だけど衝撃的ではない。
ラストシーンのハッドの表情は何度も見たいぐらいキマってるんだけど、ストーリーに味付けが足りない。

それにしてもポール・ニューマンはカッコ良い!モノクロだとそのカッコ良さが際立つことに気がついた。
独り言で「めっちゃイケメン…」と
50回ぐらい呟いてしまった。
ポール・ニューマン主演

パッケージから西部劇と思ったら、畜産業を営む父親と子と甥、そしてメイドの女性の複座な関係性を描いたヒューマンドラマ



ポーチに三人が座っていて静かにアコギのメロディーが流れるシーン、何だか綺麗で良かったです

この時代も農家が口蹄疫の脅威に苦労していたとは知らなかった...

胸ポケットに入るポータブルラジオとか出てくるのに、作品はカラーフィルムじゃ無いのが不思議

ロニーがラジオとかカーステレオでカントリーを流すたびに、おじいさんやハッドから「うるせー止めろ」って怒られるの、かわいそうで笑った



取り立てて盛り上がりもないが、何となくほろ苦く切ない気持ちになった、隠れた名作でした

序盤では幼さの残っていたロニーの精神的な成長ぶりと、ハッドという粗野なキャラクターの対比が胸に残ります

助演のおじいさんは上手だけど、オスカーを獲ったパトリシア・ニールの演技は大して印象に残らなかった...



廃盤でもないのにDVDがレンタルされていないのはどうしてなのかな?
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記録
テキサスに大農場を築き上げた父ホーマーは、息子ハッドには冷酷で、そのきっかけは長男の死が、ハッドの無謀運転によるものだと恨み続けていた。広大な西部を舞台にした若者の孤独と親子の確執を描いたM・リットの最高傑作!どこかニューシネマらしい作品だ!

この映画は甥っ子のブランドン・デ・ワイルドの視点で描き、彼が子役時代に出演した名作西部劇『シェーン』に何処か似ている。
ピーターボグダノビッチの『ラストショー』を思い起こさせる。
アメリカンニューシネマ否ニューアメリカンシネマ漂う代物。
孤独、鬱屈した空気が、西部に漂う。西部劇が衰退してきた時代にハマる。
めめめ

めめめの感想・評価

3.5
ハッドと過ごしながら成長する青年の物語。パトリシアニールさんが素敵でした