母を配信している動画配信サービス

『母』の
動画配信サービス情報をご紹介!視聴する方法はある?

母
動画配信は2026年2月時点の情報です。最新の配信状況は各サイトにてご確認ください。
本ページには動画配信サービスのプロモーションが含まれています。
目次

『母』に投稿された感想・評価

TS
3.4
短文感想 74点
個人的には新藤兼人は安定した名匠。タイトルもシンプルなものが多く、なんとなく見てみたいと思ってしまいます。息子が脳腫瘍を抱えてもう寿命が長くないと宣告され、そんな葛藤の中たくましく生きていく母親の姿を描いています。人物の表情をクローズアップし、その心情を伝えていくのは流石と思いました。ところで昔の作品において「気狂いになりそう」という表現はよく出てきますよね。今なら映画内でなかなか言わない表現ですが、ひと昔まえは誰でも普通に言っていたのでしょうか。
戦後の広島で暮らす親娘。娘(乙羽信子)には就学前の頑是ない男の子がいる。
娘は二度の離婚を経験し暮らしは決して楽ではない。
そんなある日、娘が生きる糧にしていた男の子に脳腫瘍が見つかり手術の為に多額の費用が必要になった。
その金を捻出する為に娘はそれまで会った事もない朝鮮人の男(殿山泰司)と結婚をする事になる。

次々と訪れる難題に対して、生きる為に必死な女は母親として妻として懸命に日々を送る。働くことと女が男を愛することについて、戦後の厳しい時代を背景に描く。

朝鮮人の子供を身籠った女の表情には「辛い生活の中にも希望はある」などといった綺麗事は感じさせない。腹の中の子供と一緒に居るという、人が現実に生きているという実感を強く沁み渡らせるラストでした。
私が今一番気になってる女優さんは、乙羽信子さんかもしれない。

それは恋にも似て、理由などわからない。
女優さんは皆それぞれ魅力的で、美しい人、個性的な人、素晴らしい演技を見せてくれる人、あの名作のあの役の人等…… 数えきれない程いらっしゃる中で何故いま乙羽さんなのか……。

この作品の中で弟役が原爆ドーム内で喧嘩をするシーンがある。
この頃は原爆投下から20年経っていないからか現在のように周囲等も整備されてはなかった。
この作品の中で原爆ドームが時々背景に出てくる。

原爆ドームは今も変わらぬ形で残されているのに、この作品の 主なキャストの方々は 今はもうこの世にいない。

乙羽さん、貴女もだ。

そういうことも妙に切なくて…… こんな気持ちは、やっぱり恋に似ている。

『母』に似ている作品