演技合戦で負けるわけのない乙羽信子。田村正和のあいかわらずのブサイクぐあいもとい非シネジェニックさも味わえる映画。しかしこのカメラ、きのすけとばっかずっとやってた人みたいだけど正直、変じゃない?ズー…
>>続きを読む無茶苦茶な母親に翻弄され続ける娘の明治〜大正〜昭和にかけてのクロニクル。
木下恵介作品初鑑賞。60年前の作品とは思えないカメラワーク、豪華な美術。3時間を超える長尺を感じさせないテンポの良さに驚き…
三時間以上の大作なのに、主人公の母娘によるやかましくも面白い口喧嘩と家族やその周囲で起こるドラマをバランスよく配置しているので飽きることなく鑑賞することが出来た。ドラマの方も母(乙羽信子)、娘(岡田…
>>続きを読む岡田茉莉子vs乙羽信子、感服しました。茉莉子様ずっと母ちゃんにキレっぱなし、ビンタはするわ熱湯ひっくり返すわで一瞬たりとも目が離せない。愛憎劇としてハードコアすぎてもはや喜劇と化している。あの仏像と…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
有吉佐和子の花柳会を題材とする作品の映画化。3時間を超える大作だが長いと感じなかった。
母(乙羽信子)によって人生を翻弄させられ、ついに結婚も子供を産むこともできなかった朋子(岡田茉莉子)。
彼…
いつまでも「女」であることに拘る母役の乙羽信子の演技が凄い。男から男へと渡り歩く母とは対照的に、好きな男と一緒になれない娘。価値観が違いすぎて絶対に相容れないのに、それでも「血で繋がっている」の一点…
>>続きを読む木下恵介監督、有吉佐和子原作。大河ドラマで1年かけて観たくなった。明治から昭和にかけての濃厚な女三代の半世紀だった。香り立つ花は力強く華麗に咲いた芸者の小牡丹(岡田茉莉子)ではなく、地味な三叉の花。…
>>続きを読む田中絹代→乙羽信子→岡田茉莉子と三代続く女の濃い血の繋がりの切っても切れない愛憎劇。フラフラ男の間を渡り歩く破茶滅茶な母のもと、苦労しまくり、恋愛も子を持つこともできずに過ぎ去る女の哀しみをキンキン…
>>続きを読む明治、大正、昭和とまたがって、親を捨てないタイプの木下恵介作品。常識人な田中絹代と岡田茉莉子に挟まれた乙羽信子の異端っぷり(流石な演技力)が凄まじくて面白い。からのJeepでどんだけだよと。一見日向…
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