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ザ・デクライン
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目次

ザ・デクラインの作品紹介

ザ・デクラインのあらすじ

70年代末、ロンドン、ニューヨークを経てロサンゼルスにパンクロックの波が到達。以後、全米各地にアメリカン・ハードコア/パンクのムーブメントが吹き荒れることになる。その熱気あふれる瞬間が、当時のライブシーンやバンドメンバーの証言を交えて蘇る。

ザ・デクラインの監督

ペネロープ・スフィーリス

原題
THE DECLINE OF WESTERN CIVILIZATION
製作年
1980年
製作国
アメリカ
上映時間
100分

『ザ・デクライン』に投稿された感想・評価

tomoco
3.8
これ…シネマカリテで絶賛レイト上映中なのに上映中のカテゴリーに入ってなかったw
普段あまり履かないVansを履いて、仕事帰りのレイトショー。

LAの音楽シーンのドキュメンタリーシリーズ第一作目。
80年代LAパンク〜初期ハードコアパンクシーンの寄せ集め。
ジャームス、X、ブラック・フラッグ、サークル・ジャークスなど。
スコアは自分がこの周辺の音楽好きなので、映画としては参考にならないかも。
中身もpunk,drunk,dragとわかりやすい。
客の女子を蹴るフィアーのヴォーカルすげぇ。
完全インディペンデントなので、編集や映像が荒削りだったけど、貴重な映像が見れてよかった。

おまけ☞これと合わせて、Xのジョーとビースティ・ボーイズのアドロック主演の自分探しのロード・ムービー「蜃気楼ハイウェイ」もぜひ(わたし以外誰もMarkしてない…)!
ストーリーラインは乏しく、たっぷりと流れるライブ映像を堪能していくイメージ。

BLACK FLAG
GERMS
CATHOLIC DISCIPLINE

CIRCLE JERKS
ALICE BAG BAND
FEAR

この中に一つも好きなバンドが無い人は正直楽しみづらい映画だと思った。非常に勉強にはなったけど面白いかと言われると全力では頷きづらいなぁ…

XのWe’re Desperateのライブシーンがめちゃカッコよくて良かった。帰って音源を聞いてもスクリーンの興奮は得られなかった。確実に何か熱量が封じ込められたシーンだ。
ジャームスのダービーのラリり方はちょっと笑えないレベルで見るのがキツかった。
KKMX
3.4
 1979年のLAにおけるパンクシーンをパッケージしたドキュメンタリー。シーンを総括するようなまとめではなく、単にバンドの演奏とインタビューを繋ぎ合わせた映画なので作品としては低品質です。しかし、とにかく当時の空気を完璧なレベルにて映像に収めており、民俗学的価値が死ぬほど高いガーエーです。

 登場バンドはブレイク前のブラック・フラッグ、ダービー・クラッシュが自殺する直前のジャームズ、サークル・ジャークスやX、フィアーなどが撮影されておりました。とりあえず、ヘンリー・ロリンズ加入前のブラック・フラッグのインタビューは死ぬほど貴重というかよく撮ったなって感じですし、ジャームズのライブとかダービーのインタビューとかホントにキツくて痛々しい。こういうのを撮っておく価値めちゃくちゃあるな、と思いました。

 自分はパンク育ちではありますが、真性のパンクスに言わせればフェイクもフェイクで、バッド・レリジョンとか90年代パンク、メロコア育ちです。ラモーンズでパンク視聴をキャリアスタートしているせいか、メロが乏しいとぜんぜん聴く気になりません。俺はジョーイと同じく、基本ポップが好きなんですよ。

 本作で取り上げられているバンドはすべて自分の趣味の外になります。なので、ライブシーンを観ても学術的興味くらいしか無いのですが、唯一興味を持ったのはサークル・ジャークスでした。ギタリストのグレッグ・ヘトソンがのちにバッド・レリジョンに加入するからです!
 どう考えても色白ガリガリ小柄ネルシャツと超ナードなルックスのヘトソン!サークル・ジャークスのマッチョな雰囲気の中に紛れ込んでいるのがなんとも場違い!このヘトソンが当時解散状態のレリジョンに加入し、ボーカルのグレッグ・グラフィン先生と共にレリジョンを再生させました。そしてレリジョンは88年に名盤『サファー』をリリース。これはメロコアの元祖となり、このアルバムが90年代パンクの基礎を作ったのです。そんな偉人・ヘトソンの若かりし頃の姿を見れたのは最高でしたね!

 観客のインタビュー、パンクのファンジン『スラッシュ・マガジン』の編集のインタビューなども、貴重な資料という印象です。
 インタビューに答えた観客は、ほぼライブハウスに喧嘩しに来ている、と語ってました。暴力の発露だそうです。しかし、インタビューが進むと、彼らは親に見捨てられて行き場がない子どもたちであることがわかります。
 アメリカの機能不全家族問題や貧困は昔からシリアスですね。アメリカは60年代になるとそれまでの保守的価値観の歪みが表面化して、崩壊家庭が続出したそうです。なので、この時期に生まれたロッカーはグランジ、オルタナ勢が多く、幼少期の苦しさとパンクが結実したパターンで音楽を作っていった傾向があるな、と感じました。ここに出てくる観客たちも、60年代生まれだと思われます。
 バンドをやってる側もその痛みはモロに伝わってきて、ジャームズのダービーなんて絶対家族の問題抱えてるでしょ、って感じでした。その意味ではとても切実なムーブメントだな、と感じます。ただ、このシーンに居続けても、暴力が連鎖するので、救いになるのは一瞬だけかもな、と感じます。

 スラッシュ・マガジンは当時のシーンをリードした雑誌だそうで、ライターもバンドやってたりとなかなかパンチ効いてました。オーナーのイケメンおじさんビッグス氏は後にフェイス・ノー・モアらをフックアップしていったようです。この人結構目立つのですが、監督のペネロペ・スフィーリスの当時の夫らしい!公私混同じゃねーか!

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