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音のない世界で
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目次

『音のない世界で』に投稿された感想・評価

Moomin

Moominの感想・評価

5.0
ドキュメンタリーの作品研究の講義にて
映像表現が詰まりに詰まった作品
耳にハンディキャップを持った人達の学校とインタビューとを重ね合わせて進んでいく物語
とにかく人間を子供を撮るのが上手い
それもただの寄りではなくカメラと被写体との距離の近さが映像からすぐわかる
そして構成をここまでかと丁寧に重ねた映像表現 それは絵の構図や編集の構成だけではなく音までも 特に音に関してこの作品は作りに作り込まれていることにいくつかのショットから感じられる
それはニコラフェリベール監督が現場では録音マンだそうで、音を題材にした今作ではその練度の高さが異常なほどである
ラストシーンに行く遊園地 講師のおじいさんの際の無音 これが映像表現の1種の映画でありドキュメンタリーである

観ていておよそ100分があっという間
それほど登場人物には魅力が詰まっており、魅力の見せ方までもが上手い
人物を好きになる映画は決まって名作になり得る その代表格にも感じる

∴雑談
 講師の安岡さんはインタビューを入れ字幕をつけた時点で世界観が崩れたと たしかに一理あって鋭いと思う
加えて耳にハンディキャップを持っている人達に対して外せない要素 「読み書き」その要素が明らかに抜かれていることに、そこに意図を感じたそう 読み取り方は自由と
 とにかく冒頭から素晴らしい 映画の始まり方として これからこういう世界に行くのだとの暗示 魅力 一瞬もだれないうちに本編の子供たちの姿が映し出される
 手話教室に一度行ったことはあるが、手話は表情も含めて手話だと聞いた それがこの作品を語っていて、手だけのカットは殆ど無い 表情の捉え方まで上手いし 少し言い方が悪いが人選の良さ、撮る方みんなに意義を感じる作品
 主人公になり得るパッケージの少年の母親との絡み 彼のマイク・カメラへの視線 意図的にあのカットを使うニコラフェリベール監督からレベルの違いを感じる (ワイズマンは制作側の影が見えるショットは完全に切るそうだ)
 講師の島田さんが尊敬し尽くしているニコラフェリベール監督 「僕の好きな先生」も傑作だったので是非観てください
後日レビューします
(最近ドキュメンタリーのことばかり呟きすぎてるかな…
No.3750

ろう学校に通う児童たちや、聴覚障がい者の生活に迫ったドキュメンタリー。

彼らが「手話」という言語を使って、軽々と国境を越えて他国の人と「会話」しているのを見ると、

「言葉」を使ってさえも、うまく相手と意思疎通できなかったり、ましてや他言語を使う外国人とは会話すらろくにできない健聴者のほうが、不自由なのではないか、とすら思ってしまった。

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今でこそ、メールやウェブカメラを使えば、遠距離でも聴覚障がい者同士が連絡を取ることは容易だが、

この映画ができた90年代当初ではまだそういったツールは発達しておらず、

電話でコミュニケーションすることのできない彼らは、いったん別れたら次は相手と面会するまで「会話」することができない。

そんな彼らが、悲しみを全身で表現するかのように別れを惜しんでいるシーンには、考えさせられるものがある。
ゆき

ゆきの感想・評価

3.9
ろうの社会

寄り添った映像、という打ち出しが非常に納得できるドキュメンタリーだった。
マイクをいじったり、カメラをちらりと見たり、語る以外の些細な所作にとても愛溢れる時間。
母国語と手話のバイリンガルを育てたいと話す手話教師のシーンと、発声練習を主とする聾学校の取り組みが交差する展開。そして、生活も垣間見られる一作。
学校を一歩出たときの子供たちの表情の違いがとても印象的。それぞれの家族のバランスの話も。
補聴器を外して静かな世界に戻るとホッとするという話は自分の勘違いに気づくきっかけになった。
健常者が権力を握ることが多い世の中で、生きる兆しを見つけながら、国を超えて交流する人たちの豊かな感性を知れたことはすごくいい機会。
自分を象徴する手話はどんなものになるんだろう。
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パリのろう学校に通う生徒たち、自身もろう者である手話教師らを追う。

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