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戦く影
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『戦く影』に投稿された感想・評価

つ………


20分的内容を60分超え。どこを切り取っても(ホラーや肉女グラビアとして以外は)絵にならない。中間字幕なしはやっぱ、質を下げるBB(ボディーブロー)。そのうえ、劇伴ずっと耳障り。


まるで、、、、1963年の All My Loving の間奏にイイネしたジョージ支持者が64年の FOR SALE のいたるところで集大成的に鳴り響くチェットアトキンス奏法の “惜しげもないきらきらしさ” にくつろぎきれる場合なんかと真逆に、、1922年のノスフェラトゥの影シーンにキュンと跳ねた表現主義びいきが(あるいはラングあたりから逆算して)23年作のこの影ズ&影絵ズの謝肉祭にゾクゾクを求めすぎちゃってただのアマチュアなお遊戯感に風邪をひく、事故だね。。。



あえていちばん言いたい。B4前期の屈指の名曲名演が、 I Don't Want To Spoil The Party!
ドイツ表現主義映画の代表作の一つ。最初に製作された無字幕映画※「最後の人」(1924)は翌年。監督は後に「プラーグの大学生」の三度目リメイク(1935)を手掛けるアルトゥール・ロビソン。

ある屋敷で開かれたパーティ。主人はカーテンにうつる影を見てイラつき始める。客の四人の男たちが妻といちゃついているようだ。険悪な空気の中、やって来た興行師が影絵劇を始めると。。。

物語も映像もとことん”影”にこだわった作品。鏡像も用いられ、内面の顕在化や分身など精神分析的な表現が始終続いていく。影絵興行師は催眠術師、または天使の化身のようだ。「プラーグの大学生」(1913)と主旨は類似している。

冒頭のキャスト紹介では、スクリーンの前に登場する役者たちが影に変わっていく。実体と影との一人二役と紹介しているように思える。彼らは映画内のスクリーンに映る影絵劇を観ているうちに、自分たちが影絵劇の登場人物となり現実と虚構が混乱していく。これは明らかに”映画”そのものへのメタ考察となっている。

丁度100年前の映画にして様々な実験的表現が試みられ実に興味深かった。ただ力作ではあるのだが、影の表現の完成度が同時期の表現主義映画と比べて高いとは言えず、それが本作の知名度の低さに繋がっていると思われる。とはいえ、光と影への注目、映画への自己言及、無字幕映画、などなど映画史的には欠かせない重要な一本なのは間違いないだろう。

※本作はモノクロ映画だが、ラストシーンで窓の脇にある花瓶が陽光で青く変化(フィルム着色)しているように見えた。執事もそれを発見したようなリアクションをしているように見えるのだが、本作解説を調べてもその指摘は見つからなかった。自分の錯覚だろうか?
河

河の感想・評価

4.6
映画=夢=深層心理の現れる場所っていうこの時期のシュルレアリスムや精神学的な映画としての表現主義映画の設定をやりきったような作品。冒頭の羨望した視線の先の影、疑念によって浮気と見間違えられる影、嫉妬に狂う男の影、それにツノが生えるシーン、恐怖した妻に迫る影など、あらゆる抑圧された感情は影として演出される。そして、浮気する / されること、もしくはその欲望や恐怖による日常生活からの逸脱は鏡によって自己の分裂として表現される。影絵師が影として見せる映画、夢の中で、深層心理の表現として影と鏡がフル活用されている。

夫婦がいて、そこに4人の招待客と影絵師が来る。その招待客達が妻に手を出そうとして、妻もそれを拒否しないので夫が嫉妬しているっていう状況がある。その4人に対して、影絵師が前にあった光源を後ろに動かしていくことでその4人の影をスクリーンに映す、影を抜き出して自分達の映し鏡としてスクリーンに閉じ込める。それによって映画内映画が始まる。その内容はそれぞれが欲望に従って行動していった果てにある悲劇についてで、実際に同じ人達が演じたものになっている。朝になると蝋燭による影が消え、映画内映画が夢だったように4人が目覚めて、その痕跡だったネックレスも日の光と共に消えて行く。悲劇を見たことによって招待客達も夫婦も欲望を抑える、表面的に振る舞うようになって予定調和的に終わるっていう話。

まず、この映画内映画っていう構造があるのに対して、冒頭での役者紹介が影絵師がスクリーンに役者の影を焼き付けるっていう内容になっているので、この映画自体がさらに上位に位置する形になっている。ここで役者が影に変えられている。それによって映画内映画の悲劇が現実で、その他の映画内では現実の部分が虚構っていう反転した形でも捉えられるようになり、現実と虚構の区別ができないようになっている。
さらに、役者紹介で他は実物の役者→影になっているのに対して、主人公である夫だけが影→実物→影になっているため、この映画自体が鑑賞者の影を影絵師がスクリーンに投影したもの、つまり鑑賞者の欲望を夢としてそのまま映し出したものとも捉えられる。
夢の階層、もしくはどちらが現実でどちらが夢なのかっていう話を、映画自体に無限的な階層構造を持たせることで実現している。

全てを操る存在が映画内に存在し、そいつによって映画自体が演出されているかのように見えるっていう点では『プラーグの大学生』と共通する。その全てを操る存在によって現実と虚構の境目が曖昧にされるって点では『カリガリ博士』と共通する。

影を使い倒した演出も最高だけど、メタ的な構造としてもかなりすごい作品のように思った。

『戦く影』に似ている作品

カリガリ博士

上映日:

1921年05月14日

製作国:

上映時間:

71分

ジャンル:

3.6

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