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『アンダルシアの犬』に投稿された感想・評価

kuu

kuuの感想・評価

3.8
『アンダルシアの犬』
原題Un Chien Andalou
製作年1928年。※上映時間17分。


目玉を切り裂くカミソリ。
手のひらからはい出してくる無数の蟻。
月を遮る一筋の雲など悪夢的で奇怪なシーンがありますので視聴には十分気をつけて下さいな。

お話は。。。
説明出来ません😓

と云うのも、因果関係をあらわす『プロット』ちゅうもんが無く製作したダリとブニュエルは当時の芸術ムーブメントだったシュルレアリスム芸術の映画版を作ろうと試みた作品だそうなんです。
サルバドール・ダリ
西班牙(スペイン)フィゲーラス出身の画家。
余談ながら妻は小生が敬愛してる詩人ポール・エリュアールの元妻。
芸術家には物語があるなぁ。

5年位前に、友との待ち合わせで京都に帰郷した折り、待ち合わせ時間まで少し時間があったので『京都市美術館ダリ展』にたちよった。
その時、同時上映してたんが今作品。
その時は絵画を見過ぎて時間がなくなり観れなかったので、さっきYouTubeで鑑賞(ご覧になりたいって方はYouTubeでもみれます)。
何年たってんのやって😊

シュルレアリスム芸術において、夢で観た映像だとか、連想からくる映像の羅列てのは立派な題材になると、芸術の末席て糊口を凌ぐ小生は思います。
また、そないな芸術に関心が有る無しで、今作品の受ける衝撃は違ってくるのではないかとに思います。

エンタメ作品を観るのとは全然違い、伏線の回収だったりはない。
内面世界と云うカテゴリーならナンでもあり。
伏線の回収は各自視聴者の分析任せ。
小生でも撮れるんちゃうかと錯覚するらする。
しかし、観て暫くして、表現される定義の中に忘れることのできないインパクト大のシーンを描く発想は常人たる小生にはなく、誤りに気づいた。

シュルレアリスムに寝ているときに見る夢の世界を描いた表現がある。
夢日記を視覚化したものやと云ってもいいかな。
日本の鎌倉時代の坊さんに明恵って方がいたんやけど、
この坊さんは19歳の頃から晩年の58歳まで書き続けた
『夢記(ゆめのき)』
なるものが現代にも残ってる。
その膨大な量の日記を芸術で描き表現したらシュルレアリスム作品が生まれると小生は常々思てる。
今のところユング心理学者の河合隼雄をはじめ心理学者の研究にしか使われとらんのは残念無念。

シュルレアリスム芸術
故に、この作品の構造は
『物語の論理』じゃなく
『夢の論理』に従って制作されている。
製作した二人が今作品で参考にしていたのは、映画の時期をみても、精神医学者ジークムント・フロイトの自由連想法やシュルレアリム表現のひとつオートマティスムに間違いない。
自由連想法てのは、
って書き殴ったら長くなるし、割愛しますが
まぁ、映画を楽しむと云うよりも、17分位でシュルレアリスム芸術を鑑賞し触れることが出来る意味では良い作品だと思います。
ご覧になられた方で、何かが開花され生み出される事を切に願います。
皆さん鬱陶しい気候ではありますが、映画好きには晴耕雨読ならぬ、
晴耕雨観で梅雨をのりきりましょ。
kazu1961

kazu1961の感想・評価

4.0
▪️Title : 「アンダルシアの犬」
Original Title :「Un Chien Andalou」
▪️First Release Year:1928
▪️JP Release Date :2017/12/23
▪️Production Country: フランス
🏆Main Awards :※※※
▪️Appreciation Record :2020-410 再鑑賞
🕰Running Time:17分
▪️My Review
目をカミソリで切り裂く衝撃的シーンが脳裏に残ります。。。
この作品、普通の映画ではありません。因果関係をあらわす「プロット」というものがないのが特徴で、全くストーリーがありません。
ブニュエルとダリが見た夢を映像化した実験的な作品だそうです。なので、美術史としては初めてのシュルレアリスム映画として傑作として評価されています。シュルレアリスムとは簡単にいえば、寝ているときに見る夢の世界を描いた表現のことなんですね。
また、映画においてはカルト映画の古典として、またルイス・ブニュエルの初作品と紹介されています。

アナキズムに心酔していたブニュエルと画家のダリによる、「映画の機能を否定した映画」。。。
大筋で男性と女性の情のもつれを描くものの明快なストーリーはなく、冒頭の女性が剃刀で眼球を真二つにされるシーンに始まり、切断され路上に転がった右腕を杖でつつく青年、手のひらに群がる蟻など、脈略のない、だが衝撃的な謎めいたイメージ映像が断片的に描かれています。(参考:Wikipedia)

我々観る人が何らかのことをそのイメージから感じとれ!!という作品なんですね。とても前衛的で、衝撃的なシーンが脳裏に残るそんな実験的ショートムービーです!!

▪️Overview
スペイン出身の異才ルイス・ブニュエルが1928年に手がけた実験的短編作品。共同脚本にサルバドール・ダリ。20年代に最高潮に達したアバンギャルド映画の頂点を飾る傑作で、60年には、28年の完成当時上映に際してブニュエル自らが蓄音機を回していた音楽を選び、自らサウンド版を作成した。目玉を切り裂くカミソリと月を遮る一筋の雲のほか、手のひらからはい出してくる無数の蟻など、悪夢的で奇怪なシーンの多くで知られ、作品が発表された当時、ジャン・コクトーら同時代の芸術家たちにも支持された。2017年12月、ブニュエル監督作「皆殺しの天使」のリバイバル公開にあわせ、中編「砂漠のシモン」と同時上映される。(引用:映画.com)
芸術は爆発だ💥💣💥系。

フォロワー様がわき毛はウニわき毛はウニってやかましかったのでウニを観る為に鑑賞。

ダリだけに芸術家しか理解出来ない17分の意味不明ショートフィルム。
芸術とホラーが入り混じって気持ち悪い洗脳映像に仕上がっている。

眼を剃刀で横にスッと真っ二つ、転がる手首をウンコの如くつつく青年、乳を揉みヨダレを垂らすジジイ、手のひらの穴から🕳蟻んこがウジャウジャ🐜🐜🐜
全く意味が分からない🤣www

しかしパブロ・ピカソ、アンドレ・ブルトン、ジャン・コクトー、マックス・エルンスト、ル・コルビュジエ、ルネ・マグリット、ポール・エリュアール、ルイ・アラゴン、マン・レイ、トリスタン・ツァラらを含む観客は拍手喝采👏だったそうだ。
芸術は…奥が深いんすね( ̄‥ ̄)

無事、わき毛はウニの謎は解けました。
わき毛はウニだった。

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