車の渋滞の中、一人の男がビルの上から砕け散った大量のガラスの破片を浴びて死んだ。血の海に転がる死体の正体は、黒社会の大物ボス。警察はそれを事故による死亡と発表する。だが、それはブレイン(ルイス・クー)、ふとっちょ(ラム・シュー)、女(ミシェル・イエ)、そしておやじ(フォン・ツイファン)たち4人の仕業、すなわち殺しだった。彼らは、緻密な計算と周到なトリックにより偶然の事故に見せかけて標的を殺害する闇の仕事人なのだ。彼らの次の仕事は、質屋の息子からの殺害依頼。標的は、質屋の実質の経営を握る父親。ある雨の夜、4人は鮮やかな手際で標的を殺害。完璧な“偶然”を装った殺しを遂行した……はずだった。突如、全く予期せぬ別の“偶然”により彼らの計画は狂い、仲間の一人が死んでしまう。もしかしてこれは“偶然”ではなく、何者かが仕組んだ殺しで、狙われていたのは彼ら4人なのではないか。家に戻ったブレインは部屋が何者かによって荒らされていることで、その疑念が大きく渦巻いていく。そしてその黒幕を暴くために雨の夜の仕事の依頼人と接触したフォン(リッチー・レン)を見張るのだが、なかなかしっぽを出さない。ホーは、フォンを追う中で、一緒に仕事をした信頼し合ったはずの仲間にも疑惑の目を向け、常軌を逸していく。その中で、地上を覆う日食が、思いがけない悲劇を生む。
「ファイル・デスティネーション」は、偶発する原因が積み重なり死をもたらす恐怖を描くサスペンスホラーだが、この映画に登場する殺し屋は偶発する原因を演出し事故に見せかけて標的を殺すという手口を使うのが、ユニーク。
殺しの仕事の後の事故によって仲間の一人が死んだことから、殺し屋のリーダーのブレインは殺しの依頼人に接触していたフォンを尾行している中で、殺し屋の仲間にさえ疑わしい部分を見つけ疑心暗鬼に陥り常軌を逸していく展開がサイコサスペンス的で、見ている側もブレインと同じく疑心暗鬼に陥る語り口が巧み。
監督ソイチェンは、「ブレインは統合失調症的な人物」と語っているように、偶発することを関連しているように思い込まされるのが現代的でリアルだからこそ、クライマックスに明かされる真相が衝撃的でリアルなサスペンス映画。

ジョニー・トー製作
ソイ・チェン監督作品


香港
ブレイン(ルイス・クー)をリーダーとする太っちょ(ラム・シュー)女(ミシェル・イェ)おやじ(フォン・ツィファン)
4人の殺し屋チームは緻密なプランに基づく連携プレイで標的があたかも事故死したかのように思わせ証拠も残らない手口を使う

4人は新たに質店の経営者の息子から彼の父親を殺すよう依頼される
一瞬のチャンスを何日も待つ4人だが、その時、別の事故が起きて太っちょが命を落とす。。
ブレインは何者かが自分たちを狙い罠を仕掛けたのではないかと疑い真相を突き止めようと調査に乗り出すが。。






以下ネタバレ


必殺仕事人+ピタゴラスイッチという赴き😁
皆で協力して対象者を事故死に見せ掛ける殺し屋集団お互いをアダ名で呼び合う

受けた仕事は対象者が亡くなり成功したが、その時に列車事故が起こりブレインことホーは轢かれそうになる
彼は難を逃れるが仲間の太っちょが「狙われてたのか。。」と言い残して命を落とす

ホーは狙って来る敵がいるのか裏切り者がいるのか探り始めるのだった
怪しい男を尾行し彼のアパートに住んで盗聴を始めるクライム・アクション・ミステリー

結局は自身の思い込みと勘違いという救われないオチ
自ら招いた失敗で自身にも天誅が下る

前半はとってもスリリングだが尾行や盗聴の部分が長すぎてだれた。。
オチはまさかな斜め上だったけどスッキリしない悲しいオチ😖💦
胸糞好きにはオススメ出来る作品😀



１番の謎は何故この作品をTSUTAYAのリストに入れていたのか全く記憶が無い。。
マツタクも知らない間に誰かにTSUTAYAのレンタルリストを操作されているのだろうか。。😅笑
まぁまぁな作品だったからいいけど😁

• #マツタクシー
• #マツタク裏社会
• #マツタク仲間
• #マツタク嫌な展開
• #マツタク鉄道

「偶然」を自在に操る男が、それ故に「偶然」を信じられなくなり、「偶然」に翻弄されてしまうというなんとも皮肉なお話。

ひとつの事にとらわれると、些細なことや偶然の出来事も怪しく見えてしまうという人間の心理が表れた、だまし絵のような映画。
台詞を極力排除し、表情や行動で全てを示す淡々とした演出は自分好みでした。