イタリア, トリノ。
英語教師のフィリッパ(ブランシェット)は, 夫や生徒達をオーバードーズ(過剰摂取)の果てに死なせた麻薬ディーラーの元締めに復讐を試みるが, あやまって罪の無い人々を殺害してしまう。
やがて逮捕され, 尋問で初めてその事実を知らされたフィリッパはショックのあまり気を失う。
尋問の通訳を務める憲兵フィリッポは介抱にあたるが, 彼女に言いようのない運命的な出逢いを感じた彼は, 立場の垣根を超えて恋に落ちてしまう。。

†

『デカローグ』『トリコロール三部作』等で知られるポーランドの監督キェシロフスキと脚本家クシシュトフ・ピエシェビッチは,
ダンテの『神曲』をモチーフにした「天国・地獄・煉獄」をテーマとする三部作の製作に取り掛かっていましたが, '96年のキェシロフスキの急死により計画は頓挫してしまいました。
本作は, 唯一脚本が完成していたその「天国」篇。
ドイツ人監督トム・ティクヴァにより映画化されたものです。
(『地獄』篇は, '05年にダニス・タノヴィッチにより『美しき運命の傷痕(原題は地獄の意)』として映画化されてます。)

序盤は相当に綱渡りな, これがサスペンスなら破綻をきたしているとも取られかねない筋立てから始まる, 二人の逃避行。
(ちょっと大丈夫かな？)と不安になるも束の間, 一見シンプルな物語は空撮による幻想的な俯瞰映像とアルヴォ・ペルトによる音楽の力も手伝い, なおかつ, 似た名で, 揃って剃髪をして一つにならんとする主演二人の演技によってある種の崇高な空気感を湛えた奥深さを獲得していきます。

和洋の違いはあれど, 似たシチュエーションの逃避行劇『近松物語』のレビューを書いて本作を思い出し, 今回再見を試みたんですが,
元々『神曲』についてはマノエル・ド・オリヴィエラ監督の同名作品を観て手も足も出ず😹,『セブン』のブラッド・ピットばりに “Fuxxin’ Dante ！” とレビューも書けずじまいに終わった経緯があってww.
本作の天国…, ヘヴン…, その深淵…, ん〜自分はまだまだ折り合いがつけられないなぁというのが正直なところでした。

タイトルバックで映す碁盤状に整備されたトリノの街並みの俯瞰映像や, ワインの名産地・モンテプルチャーノの長閑な風景、煉瓦造りのゴシック様式が壮観なカリニャーノ宮殿とか, それこそワインでも嗜(たしな)みながら味わえるように…いつかはなりたいものです🍷。

ポケット

誤爆テロをやってしまった女教師と刑務官の青年の運命的なラブストーリー

ヘリコプター

静かな始まりからの、、

尋問シーンが主
ハラハラしました

雰囲気あり
風景描写が素敵でした

坊主も良かったです

たとえ全てを失っても、あなたを愛す。(ToT)～💕

『愛と誠』の岩清水君のセリフ…
「早乙女 愛、君のためなら死ねる！」みたいやな。(笑)
これ、なんかスゲー良いね✨
監督さんの才能を感じます。

旦那さんを麻薬ずけにされ殺された奥さん（ケイト・ブランシェット）が売人の男に復讐するために爆弾〰️💣️💥で暗殺しようとするが、失敗し他の一般市民を死なしてしまう。

刑務所に収監され、厳しく取り調べを受けるが、通訳の憲兵（ジョヴァンニ・リビシ）が彼女に同情し恋心を抱いてしまう。😍❤️

この憲兵のジョヴァンニ君、ケイト・ブランシェットをこっそり逃がしてあげるんです。🤫
宿敵の麻薬の売人は警察上層部とも繋がってるので逃げて正解でしょう。

このジョヴァンニ・リビシのキャラや演技が圧倒的です！☆
めっちゃ引き込まれる表情してますね(^.^)ノ
童貞君のジョヴァンニは久しぶりに、寝小便します。父親に「どうしたんだ？10年ぐらい、寝小便は止まってたのに？」🤔
「女に惚れたんだ…。」(-.-)

ジョヴァンニ君の女性を見つめる眼差しとか、物思いにふける仕草が素晴らしく絵になります✨

一緒に逃げます～😥👧
何もかも捨てて、ジョヴァンニは彼女と逃げます～💟
問題は、彼女ケイト・ブランシェットに愛はあるのんか？ですが…
ここまでしてくれて、無いとは言えないでしょうね。
これでエッチさせてくれへんかったら、死ぬに死ねないですよね。
しかも童貞やし。←たぶん(笑)😻

序盤、ケイト・ブランシェットが取り調べで旦那との過去の生活の事を聞かれ、「一度だけ旦那を裏切った事がある。」って言ってましたが、そこ聞きたいやん！って思いました。教えてくれへんのやったら、変なエピソードぶっ込むなや！(笑)～😍💟

ラストがすごい！
ヘリが上空に上がって行くシ－ン
見入ってしまって、僕の体も宙に浮いてましたよ！😃☆

• #ジョヴァンニ圧巻！