そして、私たちは愛に帰るの作品情報・感想・評価・動画配信

「そして、私たちは愛に帰る」に投稿された感想・評価

レク

レクの感想・評価

4.0
愛、死、悪に関する三部作の二作目。

3章構成による3つの人の死の哀しみとそれに付随する親子愛の物語。
ドイツとトルコの二国を跨ぐ群像劇でありながら絶妙にすれ違うそれぞれの人生、時系列の扱い及び一つの事象をテーマに収束する脚本が素晴らしい。

このレビューはネタバレを含みます

3組の親子が、ドイツのハンブルクとトルコのイスタンブールの間を旅して、一度壊れた絆を直していく…はずの話。



いい作品だと思うけど、終わり方が・・・。もうちょっと救いがあっても良かった気がする。
無

無の感想・評価

3.0
娘に仕送りをするためにトルコからドイツにやって来た年増の娼婦を老人が買い気に入った事から2国を股にかけ繰り広げられる親子愛がテーマの群像劇。

久しぶりにファティ・アキンの作品を鑑賞。
今年観たどの映画よりも全く先が読めない怒涛のハチャメチャな展開で飽きない作りながら各キャラクターがそれぞれどこかで他の登場人物に関わってるんだけどその設定に無理があるので最後までうまく繋がらないまま話がまとまらずに終わってしまうので拍子抜けだしモヤモヤする。
ファティ・アキンの作品はロードムービーが多くて自分も好きなのに今回はあまりワクワクしなかった。
主要なキャラクターは皆情熱的なのに暗くてつかみどころがない。
高スコアという事もあり地味に期待してたが個人的にはそんなに楽しめず。
見所と言えばオルガ・キュリレンコと菊川怜を足して二で割ってくたびれさせたような顔のヒロインのメロン乳ぐらいだろうか…笑
何の前ぶりも無くヒロインとドイツ人女性が恋愛関係になったり老人が売春婦の嫁に家を出て行かれそうになり軽く突き飛ばしただけで即死させてしまったり登場人物が気軽にドイツとトルコを行ったり出来たりとツッコミどころとご都合主義な展開や情報量が多すぎていまいち話が分かりにくかった。
3組の親子の事情と、その3組が相互に絡み合った愛の映画。島国に暮らす私にとって、自国民と移民の関係性を理解するのは難しいけれど、かなり前に訪れたドイツで、トルコ人の店員さんがすごく多くてびっくりしたのを思い出した。
自分が愛する人が愛する人を、自分も愛することができるのか。例え、その人が原因で愛する人を失ったとしても。
ゆるすとはどういうことかを考えさせられました。
hVenus

hVenusの感想・評価

4.4
良かった。こういう素晴らしい作品を観ると、これからも映画ファン続けよう!と思ってしまう。

この作品の中で自分が一番心に響いたテーマは「許すこと」。作品のエンディング後のストーリーは視聴者の想像に委ねるかたちになっているが、自分は、アイテンはアリを許し、ネジャットとスザンナがアイテンをサポートしていくのだろうと思った。

ハンナ・シグラの演技力が凄かった。
BON

BONの感想・評価

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ほんの少しタイミングにズレが生じただけで人生って変わっていってしまう無情さと哀しみがあった
登場人物達が絡むようで絡まない、人生ってそんなものだよな
3組の親子が絡み合う3部仕立てのお話。
どこでどう交わるか気になりかなりのめり込んで観てたけど、トルコの情勢や宗教に無知なため登場人物の言動を理解しきれなかったのが悔やまれる
Denkikan で鑑賞。良かった。
https://portalshit.net/2009/05/01/auf-der-anderen-seite
TAKA

TAKAの感想・評価

3.5
オムニバス形式なのかと思ったら、話が繋がっていくの。すごいな!!
彼女のお母さんが亡くなったこと、伝えたかった。

脚本がゴリゴリすぎるのにまったく観客に媚びず最後まで先を読ませない。四方八方に飛ぶ話の流れを最終的に一貫させたのは驚愕だが、偶像劇と呼ぶには国境を越えた3組の親子のエピソードは絶妙に交わらせないのが、人の世らしくリアリティに溢れた出来となった。カンヌの脚本賞受賞したのも納得。毎日レイジアゲインストザマシーン聞いてそうな革命を目論む反政府系少女に巻き込まれていくひとびと。もともとドイツにはトルコ系移民がたくさん住んでんだけどトルコはEUに加盟してなくて、賛成派と反対派の軋轢は凄まじい。監督いわく「亡くなる悲劇の中に他人を結ぶ力があること」がテーマなよつで人間の連帯はどんなにどん底でも不可能を可能にするという信念が見えた。そして見事にそれは最期の浜辺のシーンで伝わってきた。結局親と子の関係なんて決して美しい動的なものなんかでなくて、地味でまるで静止画のようなものにすぎないんだな。
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