黒板

新聞社に勤める部長のジム
夜間学校のジャーナリズムの講座に、記者ということを隠し出席する
そこで、美人教授のエリカと良い関係になるが....

タイトル通り、先生のお気に入りになれるのか⁉︎

教師と生徒の関係
大人の雰囲気漂うロマンスでした

新聞に求められるもの
ジャーナリズムのお勉強ですね

クラーク・ゲイブルが面白い

ドリス・デイが好きなので、オールタイムベスト『風と共に去りぬ』の主演俳優クラーク・ゲーブルとの共演作を鑑賞。

新聞記者のギャノンは、ジャーナリズムに関する講座の講師を依頼されるが、現場主義の彼は生産性を感じず断る。上司に叱られ、しぶしぶ先方のエリカ教授に謝罪に向かうがなかなか素性を明かせず、いつしか記者であることを偽って生徒として参加することになり...。

現場主義、学歴主義、ジェンダー...。さまざまな社会問題を孕んだ、興味深い作品でした。敏腕女性教師に扮するドリス・デイがとてもハマり役！昔気質のいかつい記者に扮するゲーブルも、オフィスで怒号を轟かせるあたりイメージぴったり（笑）。
二人とも当時すごく若いというわけではなく、大人のためのラブコメという感じ。そこもまた貴重で良かったです。

物語が進むにつれて、現場で汗を流して学ぶだけでは事足りないと気づくギャノン。そして、現場で学ぶことも大切だと気づくエリカ。どちらの視点もすごく重要なので、仕事をする人は誰しも「なるほど...」とうなずく瞬間があるはず。
たった1,500文字の原稿であっても、記者によって伝えられる熱量は変わってくるのだなと思わずしみじみ。

「新聞を明日売りたいなら嘘を書け 10年後も売りたいなら真実を書け」

学歴がなく現場主義で出世した新聞記者。学歴を批判していたがある時、大学の記事を書く講座に身分を隠して受けることになる。講座の先生に恋をするが自分はプロの記者とは言えず…。

クラーク・ゲイブル演じる記者とドリス・デイ演じる先生の勘違いのズレがとても面白くて笑いました。
だんだん現場の経験だけでは物事が上手くいかない姿があらわになる姿も可笑しい。
ダンス一つ踊れない姿が切ない…。

派手な展開があるわけではないですが、脚本の練り込みが良くているので２時間飽きずに観れます❗️

• #2017年470本目