「例え僕がフラれた相手だからって…」
「彼女の危機を黙って見過ごすなんて…男じゃない！！！」

コメディ映画かと思ったらヒーロー映画だったでござるの巻。



凶悪殺人鬼として電気椅子処刑されそうになっているヴィク。
「僕は無実なんだ！」と語るヴィク、彼は必死に過去を語る。

警備会社の気弱な社員であるヴィクはある日、オーナーに「運命の人を探しなさい！」といわれ早退させられる。
ヴィクは一目惚れした「運命の美女」であるナンシーを追っかけるも、会計が36ドル足りなかった所為で色々と散々な目(笑)に遭う。
その後アパートに戻ったヴィクはナンシーと良い感じになるが、アパート内ですったもんだしていた殺し屋の1人にナンシーが攫われる！！！

オーナーが共同経営者を殺すために雇ったオマヌケ殺し屋2人が手違いで(！？)依頼主も殺しちゃって、更には目撃した連中も始末しまくっていたのだ！！ｗ



ヘタレ青年がオマヌケ殺人鬼の巻き起こす騒動に巻き込まれる、ドタバタ・コメディ。
「死霊のはらわた」のサム・ライミさんがコーエン・ブラザースさんと組んだコメディ映画。


今回はオマヌケ殺し屋のドタバタ劇と彼らからヒロインを救うために奮闘する冴えない青年を描く。
殺し屋があちこちで殺りまくっているお話だが、描写は完全にコメディ。
死ぬ連中の死に顔も完全にカートゥーンアニメタッチ。ｗ

兎に角、主役から脇役に至るまで皆ボケまくり！ｗ
マトモっぽい主人公も良い感じで頭のネジが抜けてるし、殺し屋に至っては完全におバカ軍団！！！ｗ
ハンナ・バーベラ作品に出てきても違和感のない間抜け連中ばかり。ｗ
「死霊のはらわた」シリーズで見せた勢いのあるドタバタコメディ感は健在で、テンポ良くおバカシーンが盛り込まれており飽きない。


コメディ作品であるがストーリー運びも良く、お話も面白い。
特にクライマックス、主人公がヒーローとして覚醒して悪党に立ち向かう場面は盛り上がる。
ライミさんは後に「キャプテン・スーパーマーケット」や「ダークマン」「スパイダーマン」を手掛けるのだが、それも頷ける上手いヒーロー描写だったと思う。
クライマックスではやたら無茶苦茶でド派手(でもアホ)なアクションシーンも盛り込まれ、殺し屋とのコメディバトルも見ごたえあります。


お話は無茶苦茶な所もあるし、意味があるのか分からない場面(前半で描かれる嵐とか)もあるが、そこはコメディ映画だからと言う訳でおひとつ。ｗ

テンポの良いコメディ描写や盛り上がるドラマ運びで、多くの人が楽しめるヒーローコメディ映画の秀作。
コメディ好き、アクション好き、ヒーロー好きと多くの人々のオススメです。ｗ

• #コメディ
• #アクション
• #カーアクション
• #ヒーロー
• #ヒーロー映画
• #スーパーヒーロー映画
• #バカ
• #バカ映画
• #オススメ

借りぐらしのアキラッティ。
フィルマのお友達からお借りしましたよっと。

「死霊のはらわた」に続く、サム・ライミ監督第2作。脚本はサム・ライミ×コーエン兄弟。

全編ドリフ！？
無限ループのトムとジェリー！？
息つく間もなくずっーーーとドタバタ！！

今まさに死刑執行の時を迎えようとしている死刑囚のヴィックは、電気椅子の上から自らの無実を必死で訴えていた。証人としてナンシーを呼んでくれと懇願するヴィック。

同じ頃、シスター達を乗せた車が猛スピードで刑務所に向かう。

もう、このシーンからワクワクするー！！

何故自分が殺人犯の容疑が掛けられているのか…。物語はヴィックの回想へ…。

警備会社の社員であるヴィックは、一目惚れをしたナンシーに猛烈アタックを仕掛けていた所、"何でも駆除屋"の殺し屋2人組と遭遇し、ナンシーが誘拐されてしまう。

非モテ系男子ヴィックのデートはトークも滑りまくり。しかも金がない。こりゃダメだわと思っていたけど、ナンシーを救い出す為に、覚悟を決めたヴィックがちょっぴり逞しく、ちょっぴり勇敢に、殺し屋達に立ち向かっていく。

サンフランシスコ大地震！！
殺し屋の大男が、カーペットを丸ごと引き寄せて、地面が揺れる〜！！

世界一安全なドアの展示場の追いかけっこも楽し過ぎ！！どこでもドアみたい〜！！

壮絶なカーチェイスや、車が川に落ちちゃいそうなシーン等、観衆を飽きさせないスピーディーな展開に、あれよあれよと乗せられたまま、ラストシーンのシスターの沈黙の誓いまで、ノンストップおバカムービー。

「xyzマーダーズ」という邦題が意味不明。
何でxyzなのよ！？

シスターズの中にフランシス・マクドーマンドがいたらしい！？しまった、Blu-rayは返却済みで確認出来ないじゃんか。

• #2020akirunaway
• #借りぐらしのアキラッティ
• #邦題、こんなんで委員会

記録。
主役を食う名コンビ。

サム・ライミが『死霊のはらわた』の次に撮ったアクション・コメディ。コーエン兄弟との共同脚本。

ちなみに最近のタイムラインで皆さん鑑賞されてるのをよく見かける『ザ・ハント』にも出演してるリード・バーニーが主演ですよ。

冒頭で今まさに電気椅子による死刑に処されようとしている主人公ビック。無実だと叫ぶ彼の回想は波乱に満ちたものだった。

いやこれギャグの応酬が半端じゃない。笑えるかというとそうでもない気がするけど圧が物凄い。

キャラが濃すぎる二人組の殺し屋に牽引されるクドイ程のドタバタコメディが大半を占めるものの、終盤の展開は同時期のアクション映画と比べても見劣りしない盛り上がりを見せる。

本作でぶちかましたコメディ成分がライミの自作『死霊のはらわたII』にも継承されてるような気がするので、彼のフィルモグラフィ上重要な作品なのかもしれない。