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惜春
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『惜春』に投稿された感想・評価

父親の仕事を幼いころから側でみていると、遠縁のやり手の番頭も帯デザイナーの平幹二朗も自分にはてんで物足りないと意識下にあったのだろう。仕事に迷ったときに現れる父の友人の芸術家のセンセー。平幹の父親で憧れの組紐の大家はすでに陶芸作家へと転向。困ったときにはイケてるおじさまたちがサッと手を差し伸べてイイこと言ってくれる。男問題も店の経営もすべて奪われたようでいて、これまた無意識にそうなるように行動しているようにみえる新珠三千代。最高。いろいろいらないところがみえてきてやたらと面白く感じる。中村登の気持ち悪さがじわじわと楽しめる。回るロクロをみつめる新珠三千代の表情が素晴らしい。森光子もさすがだが、香山美子もイイ演技をしていた。
mingo
4.2
むちゃくちゃ面白い。超玄人向け、紐のアップの連続カットバック、決まりまくったカメラ、冒頭のアウトレイジ顔負け相続人が並んだ真上からのショットで確信、老舗帯紐屋の三人姉妹の恋人と遺産相続を巡る話のテイだがこれは確実にド級の「任侠映画」だ。
一作目「暖春」から「春」三部作の次作、本作は全編通してかなり暗めな印象だがラスト3作目の大傑作「爽春」に繋がる「隠」の割合が多めの重要な一本。帯と紐は一体、発表会ではどちらの主張(新珠と恋人を指す)を立てられずにいるモチーフの使い方、要所要所で開催される森光子劇場(鉄筋5階建てに建て替えは全鑑賞者があかん!と総ツッコミ)、からの生気のない半沢直樹ばりの次女香山美子のあっしが糸屋新堂の女将でっせドヤ顔(森光子の負け顔も見どころ)、二月堂から見た景色を模した帯締め「あかね」からの綺麗な茜色した夕陽バックでの最後の逢瀬場面、1人だけ延々とヌーヴェルヴァーグの面持ちが消えない三女加賀まりこ、それぞれの思惑が混ざり丹波の風景に自身の今後を見出した新珠三千代の決意に満ちた横顔で「終」は(正反対の空虚さ)川島雄三「花影」に匹敵する静謐さ。ド傑作。
中村登は日本では評価される土台が無いのか、春シリーズの点数、まじ謎。
ものづくりへの敬虔な美意識が映画全編に張り詰めているのだが、静物への尊敬と愛を携えたキャメラの眼差しがそれを見事に体現する。寺をはじめとした建造物、帯紐、壺、黒電話に至るまで全てに敬意が払われていて感動。そしてこういった美意識と経営のセンスや恋慕の情は相容れないと冷たく突き放してみせる。ラスト、新珠三千代の訪れる丹波の街には美しい壺がまるで墓石の如く立ち並んでおり、もはや浮世ではない。しかし彼女とカットバックされるろくろは歓迎するかのように回転し、彼女の顔にも生気が戻って映画は終わりを迎えるのである。

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