文部科学省選定の映画を観たのはマックス・フォン・シドー観たさでw

あの夕方30分の毎日のお楽しみが104分に凝縮されるわけだから
季節の移り変わりはあっという間だし、ユキちゃんは産まれてくるはずもなし（笑）

ゼーゼマン家に預けられてロッテンマイヤーさんに嫌われ、いきなりお父様も帰って来るしおばあさまもやってくる。ハイジはすぐに夢遊病になり村に帰されることになり、そこにクララからいきなり会いにいくわ！とお手紙が届く。字など読めなかったハイジなのにいつの間にか
手紙も読めるしペーターにも教えてあげるほどに…。そして、やってきたクララは夏の間滞在することになり放牧地でこんちくしょう！とペーターが蹴飛ばした車椅子が崖に転落、それを追っかけたハイジが崖にひっかかり、まぁ大変！と心配したクララが立てるようになる。
こんな端折りまくったお話であっても映画のハイジは言わないのに 「あ～、おじいさん、クララが立ったぁ～」なんてあのかわいい声が聞こえて来ちゃったりしてアニメのそりこみが十分なため、泣ける泣ける（笑）

キャスティングもバカにはできないよ。

ロッテンマイヤーさんを演じるのはジェラルディン・チャップリン。名前でわかる通り、チャップリンの娘さん。『トーク・トゥー・ハー』にも出てたね。

ハイジはやっぱりアニメがいいよ。


今はもうない静岡ミラノにて。
2006年8月30日 66本目　通算918

• #tulpen2006

アルプスの少女ハイジの実写化作品。
なのだけどクララが立つとか、おじいさんとの交流など、アニメのダイジェスト版だとでもいわんばかりに駆け足の構成。

だからかものすごく浅く感じる作りになっており、本来クララが立つシーンなんて相当感動するはずなのに、クララ自体のハイジとの交流が少ないのでその感動も半減。

思いっきり反発していたおじいさんもあっという間にクララを受け入れるし、違和感だらけのハイジ像であった。

ただアルプスの景色は雄大で見ていても飽きないし、ハイジ役の少女の純粋を画に描いたかのような表情は見もの。

ハイジの素直な心や優しさが周りのみんなを笑顔にする。

原作はほとんど知らずアニメを少々、教えて！トライさんのCMを知ってる程度。

最初は少し暗い感じで始まるが大自然の綺麗な風景と心地よい音楽に癒されて...徐々に...徐々に..ね..眠気が😪💤💤 その眠気を目覚ましてくれる鬼夫人ロッテンマイヤーの存在が際立ってた。セバスチャンはめっちゃいい兄ちゃん。クララの名場面を観れて良かった&その場にいるペーターの気まずい感(笑) おじいちゃんのソリに乗るところとハグの場面にホッコリ。

優しい映画を観たい人にオススメです。

• #クララが立った