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足摺岬
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『足摺岬』に投稿された感想・評価

【足摺岬】1954年の吉村公三郎監督作品。暗い影を落とす昭和9年に生きる苦学生と下宿人の人間模様を描く。徹底したリアリズムを貫く新藤兼人の脚本には隙がない。金魚鉢と照明の演出、そしてガラスを通して映す宮島義勇の見事な撮影。特に書店のガラスに映る戦車と音に戦慄した。
生きることは苦しくつらい。「それでも流れの中で一生懸命生きる」をラストの浅井の顔に見ることができて感動。
4.0
日本映画専門チャンネルの蔵出し名画座にて。
昭和9年、日本が軍国化して暗い世相になっていく時代に苦学生の木村功と彼の下宿先の隣室の少年で食堂で働く姉の津島惠子の儚い恋物語。
ここぞと言うところでドリーインしていくカメラなど吉村公三郎の演出は本当に上手い。それが過剰になり過ぎないバランスになっていて気が利いている。
これはなかなかの佳作でした。

ちょっとの出演だけど木村功の同郷の金持ちの学友の金子信夫がパイプを燻らせながら嫌味を言うところなど、後の役柄を連想させて面白い。
久しぶりの吉村公三郎作品。公三郎先生×新藤兼人脚本に間違いなし。どんだけかまってちゃんぶりをみせてくれるの功ちゃん〜って楽しみにしてたのにあまりにも圧倒的な傑作ぶりにビビった。もちろん死ぬ死ぬでみんなに助けてもらってる功ちゃん印はきっちり健在。本郷菊坂の不幸と貧乏が吹き溜まる下宿屋の前半から母も死に自らも死を決意して津島恵子会いたさに足摺岬へ赴く後半。まるで「M」のピーターローレみたいな特高の神田隆のキャラもすごいけど、戦禍における下宿の面々のそれぞれのどん詰まり人生が凄まじい。大人たちのなか寝たきり少年の河原崎健三の、人生をとっくに諦めてあきらめてるからこそのあの優しくて素直なキャラクター、透明感を漂わせた演技が光る。足摺岬の津島恵子の実家の宿屋に逗留している薬売りの殿山泰司とお遍路ジジイの御橋公のふたりがまた良すぎて良すぎて、こちとら人生後半真っ只中なので何度も切なくなってしまった。あと、こんな作品もちろん音楽は伊福部しかありえないし、宮島義男の撮影がとんでもなく胸に刺さる。ガラス越しの雨のタイミングや田舎道のあの光の差し込み具合とかいちいち素晴らしくて熱出そう。誰も幸せにはなれない話だけれど、「私には運命を自ら切り拓く力はないけれど、ただ流れのなかで一生懸命生きることですわ」って津島恵子の言葉が功の人生にほんの少し光を照らす。宿を立つ殿山泰司と御橋公の別れ際も妙に爽やかすぎて泣くっつの。あと功ちゃんの母の原ひさこ、当時45歳!津島恵子の母の田中筆子は41歳!印刷所にいた若い頃の下元勉かっこよすぎ。つきあいたい。

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