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8月の終わり、9月の初め
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『8月の終わり、9月の初め』に投稿された感想・評価

菩薩
4.3
ルドワイヤンがかわえぇやん過ぎて5点付けたくなっちゃうけど、自分は存在していないんじゃないかって嘆いていた人間がちゃんと自分の死をもってその不在を周囲の人間にありありと植え付けていくんだからもう泣くしかないし、ムロツヨシにしか見えないフランソワ・クリュゼがなんであんな可愛いラブラブラブちゃんに愛されてんのか分からんし、高橋ジョージみたいでキモいなと思ったが、おそらくエイズが原因で死んだであろう彼とは対照的に、彼の不在に惑わされる事もなくティーンエイジャーとしてのその後の人生に歩み出しているイチャコラが最高であるし、彼女にエイズは移っていない→最後の一戦は超えていない?(丁寧に愛されていた)って理解でいいのかな、逆山Pみたいな。最近は自分が死ぬ時の事ばかり考えているから、俺はこのまま社会的に不在のまま、誰かの思い出に縋って生きる事はあっても誰かの思い出の中で生きる事は無いんだなとか思ったら違う涙が出てきちゃったし、このコロナ禍で金銭感覚がバクり過ぎて買い漁った各種DVDは、きっと遺品整理業者によって「孤独死したシネフィルの遺品」とかタイトル付けられてヤフオクに出品されて安く買い叩かれるんだとか思ったらめちゃくちゃ虚しくなってしまったから、誰か俺が死ぬ前に死後の譲渡契約を結んでくださいお願いします。編集者と執筆家ってモチーフはそういや『冬時間のパリ』でもやってるし、それは監督と俳優の関係性に通じるだろうから好きなのかね、知らんけど。中身が入れ替わる不動産(家)、1度目は引っ越しで2度目は遺品整理、家ってやっぱり人生そのものだからそこに閉じ籠ってるってそこで終わりなんだよな…。中2かよってくらい狭いコミニュティの中でくっ付いたり離れたりようやるわと思ったが、そんな揺れ動きが今となっては羨ましい。
[メンヘラルドワイヤン最高] 100点

アマルリック、バリバール、ルドワイヤン、クリュゼという豪華過ぎるメンバーのアンサンブルということで、どこか『ブロークバック・マウンテン』の孕んでいた潜在的豪華さを思い出してしまうアサイヤス90年代最後の作品。『冷たい水』で即興的な撮影を学び、AIDSで友人を亡くしたアサイヤスは、この映画で"死"と向かい合っている。しかし、アマルリックとバリバールが、バリバールとクリュゼが、クリュゼとルドワイヤンが、ルドワイヤンとアマルリックがくっついたり離れたりする本作品にとっては一つの主題及び映画的帰結として機能しているに過ぎない。つまり、創作に悩むクリュゼと編集のアマルリックの関係、そしてクリュゼが亡くなることで映画は2時間で完結してしまうが、前半部はあの調子で延々に続けてくれても困らないほど素晴らしい。だからこそ、クリュゼを唐突に失った悲しみとの対比は見事であり、ルドワイヤンの絶妙なメンヘラ感と相まって心を鷲掴みにされてしまった。

編集と作家という関係は『ノン・フィクション』でも繰り返されていた。この人はフィルモグラフィーを横断した繰り返しとか続編とか好きなんだろう。
sonozy
4.0
引き続き、オリヴィエ・アサイヤス監督作を。

仕事も女性関係も不安定な、編集者のガブリエル(マチュー・アマルリック)
ガブリエルの元カノで出版関係の“いい人”ジェニー(ジャンヌ・バリバール)
ガブリエルの今カノで仕立屋で働くメンヘラなアンヌ(ヴィルジニー・ルドワイヤン)
ガブリエルの友人、悩める作家アドリアン(フランソワ・クルーゼ)
アドリアンの彼女、16歳になりたてのヴェラ(ミア・ハンセン=ラブ)

彼らの関係があれこれと錯綜しながら、時が流れていく。
病気・作家人生・若い恋人との関係等に苦悩していたアドリアンの死を受け止める残された人々。
何かを成し遂げたり成功したり充足したりしたわけではない人々の、新たな時間がまた流れ始める。。

『8月の終わり、9月の初め』というタイトルですが、実際の8月・9月という季節ではなく、人生のある悩める時期が終わり、新たな時期が始まる的な概念という感じでしょうか。

見どころは
●メンヘラで性に奔放なアンヌ役のヴィルジニー・ルドワイヤン。
●ガブリエル、アドリアン..皆を支えるいい人ジェニー役のジャンヌ・バリバール(サン・セバスティアン国際映画祭で女優賞)
●やっぱりダスティン・ホフマンにどこか似てる?フランソワ・クルーゼ。
●現在は監督して活躍しているミア・ハンセン=ラブが本作でデビューしていたとは。
●ヨーゼフ・ボイスの鹿の絵
●テレビ局のプロデューサーがアドリエンを馬鹿にした際にガブリエルが放つ「彼は物語ではなく、見える世界を語ろうとしているんです!物語によってまだ世界を語れると思ってます?」

上手く説明出来ないですが、不思議とジワる魅力のある作品です。

〈メモ〉オリヴィエ・アサイヤス監督のコメントから
「現在において、絵画における印象派のような映画への道、方法を探していた。日常生活とアートの実践が同じひとつのものであり、互いが淀みなく流れ、循環し合っているような道を。」

「結果としてこの映画が語っていること、それは、重要なのは時間をどのように使うのかということ、時間についての意識だ。登場人物たちは変化し、成長する。でもそれは彼らが時間を意識することを通してのみ可能となる。」

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