享保の頃、ある小さな城下町での事。漢学者松澄永山の誕生祝の酒宴で家老の伜浪岡真八郎は権勢をかさに傍若無人の振舞をし、塾生の久利富平三郎と口論の末取っ組み合いの喧嘩となる――。
夫の急死後、女手ひとつで2人の息子を育てあげた千恵子。だが長男の貞夫は大学本科への入学手続きの際、千恵子が本当の母ではないことを知ってしまう。やがて千恵子が弟にばかり打ち解けていると感じた…
>>続きを読む元禄14年3月。江戸城にて勅使奉答の儀式が執り行われる日に、浅野内匠頭(嵐芳三郎)は江戸城・松の廊下で吉良上野介(三桝萬豊)に斬りつけたかどにより切腹を命じられる。さらに浅野が藩主を務める…
>>続きを読む江戸の大火で無一文となった大工・茂次は、焼き出された5人の子供を育てる幼馴染みのおりつと暮らし始める。おりつたちが明るく生きる姿に活力を得た茂次は、子供たちの部屋を作り、おりつはそこを“ち…
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