国立映画アーカイブのサイレントシネマ・デイズにて、片岡一郎さんによる活弁付きで鑑賞。すごい贅沢な体験だった。
現存するフィルムは前編のみ。そのためこれからどうなるんだよという場面で突然終わる。
し…
悩みまくる阪東妻三郎に呼応するかのように中間字幕もクドイのがちょっと面白かった。金には困ってないがスリのテクニックに惹かれているタイプの泥棒キャラって、100年前の作品ですでにいたんだな。
片岡一…
憂いなアンチヒーローな阪妻、いいですね。
江戸にその名を騒がせる盗賊の"影法師"。御用には追われるし、解決のために盗みもする場面もするのも多々。ただ完全悪と言えるキャラクター像ではない。立場の弱い人…
二川は1926年、27年に『影法師捕物帳』前篇・後篇を作っているので、本作が前・後篇があるとするのは誤り。それにしても、アコギな借金取りから貧しい親子を救うため、借金取りの屋敷からカネを奪い、それで…
>>続きを読む前編、後編あり前編しか現存しない。二川文太郎監督作品で「雄呂血」で有名。バンツマによる義賊の話だが前編の後半の立ち廻りは、「雄呂血」同様激しく観応えがある。お栄の愛の告白を聞いて二人で生きていこうと…
>>続きを読む12月31日 DVDで鑑賞
田村正和の父親、阪東妻三郎の出世作となったという大正時代のサイレント時代劇。元々は前後編だったというが、戦前の邦画のご他聞にもれず、現在はフィルムが一時間弱しか現存しない…