怪異宇都宮釣天井の作品情報・感想・評価

「怪異宇都宮釣天井」に投稿された感想・評価

中川信夫氏監督作品との事で鑑賞
刀で女がぶった切られるシーンも何の変哲もなく
内容そのものから普通の時代劇といった感じ。
中川監督のセンスで描いた作品が観たかったな。
猫がちょっと可哀想だったので-☆2

◇◇備忘録・あらすじのみコメント欄に記載◇◇
mitakosama

mitakosamaの感想・評価

2.9
中川信夫ということで見たが、なんか不思議な話…と思ってwikiで調べたら
「宇都宮城釣天井事件」なる事が実際に起きていたのか!

宇都宮藩主が吊天井を仕掛け徳川秀忠の暗殺を図ったという罪をきせられ流罪となった事件があったのだと。へぇ〜

映画では2代将軍秀忠でなく、3代将軍家光に変更されている。この変更の理由はよく判らないわ。日光東照宮に参拝したさいに宇都宮に寄った点は一緒みたいだが。

宇都宮藩本多家の家老と、豪商の鍵屋ナンチャラが結託してクーデターを起こそうというプランらしいが…
暗殺にしては幾らなんでも回りくどい…職人や石屋を総動員して館に大掛かりな吊天井を仕掛け、口止めの為にこき使った職人らを始末するって…
そんな非現実的な話あるか?????

将軍家の隠密剣士が宇都宮の不穏な陰謀を探り、豪商の用心棒も暗躍し、家老は街娘を妾にしようと拐かそうとしたり、石屋の娘が実は由緒ある家柄だったり、割と盛りだくさん。

しかも後半にちょっとだけ怪談ぽいニュアンスもある。うーん。でも正直ちょっと蛇足。タイトルにある“怪異”は別に要らなかったんじゃないか???
ALABAMA

ALABAMAの感想・評価

2.3

このレビューはネタバレを含みます

新東宝配給、Mr.怪談中川信夫監督作品。
将軍家の隠密である利根柳太郎は、城下の不穏な空気を感じ取る。ある夜、大工棟梁である藤衛門の娘が鍵屋の若者どもと顔を頭巾で覆った黒住典膳という腕の立つ男に誘拐された。間一髪の所で柳太郎がこれを阻止、娘は寺に預けられることになった。そして柳太郎は不穏な動きの調査を始め、ある計画を知る。それは豪商鍵屋主人の甚兵衛と宇都宮藩家老の川村靱負による徳川家光公暗殺の陰謀であった。暗殺の方法も至って大胆、城の広間を改築し天井を釣天井とした。天井を落として家光公を圧死させるというもの。この謀略を知った柳太郎は家光公の行列に赴き、事の次第を報告。敢えて宇都宮の城へ行き、見事謀略を失敗させる。
タイトルを見る限り怪談話なのかと思ったが、そうでもなかった。確かに怪談要素は多少見受けられたが、多くは勧善懲悪コテコテの時代劇。正義と悪の出会い、陰謀の存在、ちょっとした色恋沙汰、戦い、解決という流れを踏んでいる。所謂斬った張ったのチャンバラ映画。
不満点を述べるとすると、演出に対する違和感。ここでこの画はないだろうとか、馬の走りの大ロングの尺が長い、カット割りが滑らかではない、間が違和感、エスタブリッシングショットが必要な場面でない若しくはあってもよくわからない、そしてそれに対するフォローがない、立ち回りの場面で刀がどう観ても竹光などなど。結構、重要な所で不満点が出てしまっている気もするが、勉強になる部分もあった。
ワンショットワンショットは丁寧に、そしてお金をかけて作り込まれた荘厳な力を持っている。また立ち回りのシーンではカメラの動き、役者の動きを大きくし、そしてショットを割らないことで凄みと迫力が出ている。冒頭部分のクレジットシーンではカメラはゆらゆらと彷徨うように後退する。観ている者の後ろから流れ出してくるような画からは、この先に起こる展開を感覚的に予想させる不気味な臭いを感じ取った(予想は大ハズレだったが)。
総合的な評価で言うとオススメはしないが、80分と短めな映画なので休日にサクッと観てみるもの良いのではないだろうか。