🔸Film Diary🔸
▪️本年鑑賞数 :2022-522 再鑑賞
▪️死ぬまでに観たい映画1001本-※※※

🖋“生きた人間に賭けるということはこういうことなんだ。。。ラストの主人公妙子の言葉が胸に刺さります。凄い映画ですね！！グイッと魅入ってしまいあっという間の84分でした。これぞ日活映画！！という作品です。

🖋️そうなんですね、競輪は人間に賭けるんですよね。。。その人間というものは、情念、金欲、愛情、そう言ったもので生きているんだというきついメッセージが伝わってくる作品です。女の情熱、女の青春、すべてを投げ打って“賭け”に執着した一人の女と、その情熱に魅せられ溺れていく男を描いた異色の作品、描かれる人間像はほんと強烈です。

🖋️本来、ドロドロで陰惨になるべき物語なんですが、主人公妙子の醒めた目線で描かれていくので、どこか渇いたタッチで淡々とモノクロで描かれているので、あまり陰惨さを感じることなく、却ってのめり込んで観てしまいました。

🖋️そんな本作の一番の見どころは主人公妙子を演じる渡辺美佐子の怪演です。情念とスリルだけを求めて男を乗り換えながら生きていく人間描写が強烈です。そしてラストに向けて壊れていく様を見事に演じています。

🖋️さらにそのラストはなかなか強烈で、そうきたか！！と唸りました。本作はなかなかの見応えのある作品でした！！

😨Story:（参考: 日活）
坂崎彰と小松妙子が初めて出会ったのは競輪場の帰り道だった。坂崎は自分の財布の中からだけでは歯止めがきかず、養育費や集金した会社の金にまで手をつけてしまい、結局レースに負けて全てを失った悲惨な状態だった。しかしそんな坂崎を救ったのは別れ際に妙子が言った一言だった。「明日は飯田栄治に賭けなさい」。坂崎は半信半疑ながらも、翌日のレースで持ち金全てを栄治に賭け、見事大金を手にした。礼を言おうと妙子を振り返ったが、先程まで憑かれたようにレースに見入っていた妙子の姿が消えていた。後日、妙子のおかげで無事に会社へ入金することができた坂崎は、二度と競輪には手を出さないと誓いながらも、どうしても妙子のことが気になり、わずかな手掛かりを頼りに妙子がいる喫茶店を見つけて会いに行った。しかしそこで坂崎が知ったのは、妙子はやくざの組長の女房で、今は刑務所にいる組長の後を継いで組員たちを養っているということだった

🔸Database🔸
・邦題 :『人間に賭けるな』
・原題 : ※※※
・製作国 : 日本
・初公開 : 1964
・日本公開 : 1964/08/29
・上映時間 : 84分
・受賞 : ※※※
・監督 : 前田満州夫
・脚本 : 森川英太郎
・原作 : ※※※
・撮影 : 間宮義雄
・音楽 : 伊部晴美
・出演 : 渡辺美佐子、川地民夫、藤村有弘、二本柳寛、結城美栄子、河上信夫

🔸Overview （映画. com）🔸
寺内大吉の原作を「花嫁は十五才」の森川英太郎と「狼の王子」の田村孟が共同でシナリオを執筆、「駈け出し刑事」の前田満洲夫が監督した風俗ドラマ。撮影は「人生劇場(1964)」の間宮義雄。

フォロワーさんのレビューに興味を持って鑑賞💿



前田万寿夫 監督作品


競輪で会社の金を使い込んだ坂崎(藤村有弘)は途方にくれていた
その様子を見かねたのか、ある選手が勝つから賭けるべきだと言いきる妙子(渡辺美佐子)という女性と出会う

再び競輪場で妙子を見つけた坂崎は、彼女の言うとおり選手の飯田(川地民夫)にお金を賭け大金を手に入れてしまう

使い込んだ額を取り返し、ばれずにホッとする坂崎は同時に妙子とは何者なのかという興味が沸いてきた
彼女の事を調べようとする坂崎だったが。。





以下ネタバレ


ミステリアスな展開で始まる人間の業を描いた良作

競輪場で画面の上半分が競輪を見ている観客の下半身
そして下半分は食堂の机で人間に賭ける坂崎とヤクザの妻で姉さんの妙子の構図が美しい☺️

好きな男に賭ける渡辺美佐子さんの狂気を孕んだ演技が秀逸☺️
失礼ながら渡辺さんがピンとこず調べたら大好きな金田一シリーズの「悪魔の手鞠唄」の春江のお母さん役😮❗
渡辺さんの好きになる男が川地民夫さん

フィルマのデータでは渡辺さんの出演作品が108本、川地民夫さんの作品数が177本
お２人共凄すぎる😁







本日は雪で休むつもりだったが道が凍っていなかったので午前中だけ仕事🚖
オーストラリアのカップルを乗せて気に入られビジネスカードを渡す👫
雪が珍しいようでえらく喜んでいた🌨️

午後から銀行、郵便局と回り銭湯で久々に湯船に浸かろうと思ったが休みの日にあたってしまい断念。。😅
帰って疲れがたまっていたのか寝てしまっていた😪💤💤

明日は京都駅入り当番日
忙しくなりつつあります🚖
梅はまだ咲いておりません😅

• #マツタク競輪
• #マツタクシー
• #マツタク雨
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• #マツタクモノクロ

この作品はタクシーの売り上げ好調な？マツタクさんレビューから

そりゃレビュー読んだらこの題材だから見なさい！と言われてるみたいなもんだし…

もうやりたい放題レビューストーカー！！

てか競馬を趣味とかほざいてるジョニーとしてはまず見ておかないといけない案件ですね

いや…
これはまいった！！
ひょっとして名作か？
つーかめちゃめちゃ良すぎるんだけど…

会社の金を使いこんで負け続けてるサラリーマンが競輪場からの帰りに一緒になった女性に「明日のレースは飯田が勝つ」と言われて翌日また競輪場にいくと…

オトコとオンナの刹那的な愛憎劇
なぜ人は行き先が破滅にしか見えない道を進むのか

そこに夢があるから？
とかじゃないよな…そんなキレイなもんじゃない

ヤクザに惚れて結婚したもののつまらない男になったとダンナを警察に売るくらい刺激的な生き方しかできないオンナ

そのオンナになにかを感じてどうしようもなく惹かれていく子どもが生まれたばかりの一見平凡なサラリーマンのオトコ

そして競輪選手の飯田にもうひとり女性（警察に売られたヤクザなダンナの姪）が絡む

ジョニーにはこんな破壊的人生を歩むのは無理！！
てかいまさら出来もしないことをなに言ってる？（笑）

平凡な人生しか送ってこなかったからこの作品に自分の住んでる世界とはぜんぜん違う異世界を感じてしまって…

ちなみにここんとこ競馬は絶不調…

まあ賭け事って自分以外のものに賭けてるように見えて実は自分に賭けてるんだよ！！
最近ダメなのは自分の中にくもりがあるから

とかカッコいいこといいながら毎週破綻しないようにショボく賭けて楽しんでるような人生を送ろうとしてる男にはとやかくいう資格などござません

せいぜい実害のあまり伴わない？趣味の世界で遊ばせてください…

これはまいった！名作劇場でした！！

• #ジョニーのお好み焼きと生ビール