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象牙色のアイドル
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『象牙色のアイドル』に投稿された感想・評価

Cem
5.0
DVDで観れたので再レビュー🌼
厳格な女子寄宿学校を舞台に少女たちが次々と姿を消していくサイコホラー🔪学院長の美少年息子は、ふしだらな女生徒たちを近付けないよう軟禁状態にされていた😱
後半のスリリングな展開にはゾクゾクした!!!
『お母さんみたいな娘と出会いなさい』という母、近親相姦ちっくで背筋が凍る。静寂な夜の寄宿学校に蝋燭の灯火、追い詰められた先は恐怖の屋根裏部屋。はぁ、、、ぶったまげた〜
3.5
「象牙色のアイドル」

冒頭、深い森に佇む女生徒だけの寄宿学校。案内、一人息子、お仕置き部屋、少年ルイス、恋する2人、夜の温室、女院長、館、母の職業、逃亡、疑惑、恐怖、屋根裏部屋。今、陰惨な連続殺人に巻き込まれた転校生を映し出す…本作はナルシソ・イバネッツ・セラドールが1971年に西、英、仏合作したホラーミステリーで、監督と言えば彼の代名詞と言っても過言では無い「ザ・チャイルド」を撮った人物で有名だ。 原作はファン・テバールの小説をルイス・ペニャフィエルが脚本化したもので、この度DVDを購入して初鑑賞したが面白い。なんと、この作品に「早春」「初恋」に出演していた美男子ジョン・モルダー・ブラウンが登場する。

彼のデビュー作がこの作品で、公開当時にたちまちアイドルになった出世作のようだ。この映画は格調高くサスペンスフルに描いた恐怖映画の傑作として有名だ。まず舞台を寄宿学校の中に設定したのは面白い。その中で起こる謎の失踪事件と消えた少女たちと美青年の少年との関わりを少なからず観客に感知させるような演出が見事だ。


さて、物語は森奥にある年ごろの少女ばかりが住む寄宿学校を舞台に、次々に殺されていく少女たちの悲鳴と消息を掴もうとする女子生徒や、転校生が軸となり美貌の院長の息子の謎をさぐるミステリー仕立てのサスペンスホラーだ。


本作は原風景が写し出される冒頭で始まる。1台の馬車がカメラに向かって走ってくる。続いて建物の外へ到着する。車の中からは続々と人が降りてくる。巨大な門を開き、壮大な音楽と共に寄宿学校がフレームインする。カメラは女子生徒しかいないその学校の教室を映す。先生が勉強を教える。 1人の女性徒ルシアンが教員に逆らい、お仕置き部屋へと連れていかれる(同級生に)。続いて、転校生の女性生徒テレサがやってきて、父親とともに学校を案内される。彼女は音楽室で不審な人の手の影を窓ガラス越しに見る。

続いて、一通り教員に案内され父親が先生とここの厳格なルールについて語る。その頃お手伝いさんに案内されたテレサは1人寂しく食事をとる。そしてテレサは女子生徒たちのベッドが置いてある巨大な寝室に行き、みんなと自己紹介をする。一方、フルノー院長にお仕置き部屋宣告されたルシアンが仲間の目の前で許しをこいなさいと言われ、連れていかれる。彼女は無理矢理に院長の側近生徒に押さえつけられ、服をむしり取られ、鞭打ちされる。

それをカメラは寝室で祈りを唱える女子生徒たちとのクロスカッティングをする。続いて、院長がとある部屋へやってくる。そこには彼女の大切な息子の姿がある。彼は覗きが趣味のようで、バレたら非難されるからやめなさいと母親の院長に叱られる。翌朝、ベッドメイキングを誰がするかを話す。そして転校生のテレサに決まる。その他の女子生徒たちは食事をしに行く。

続いて、生徒たちはバレエの練習をする。そうすると1人の生徒がこっそり抜け出し、院長の息子がいる所へ行き2人は話をする。彼は彼女にデザートだと言い、皿に載ったケーキを差し上げ彼女は食べる。そしてそっと彼女の手の上に手のひらを重ねる。カメラは変わり、テレサとその仲間たちが植物の肥料を土に埋める描写へと変わる。

そして、テレサがシャワーを浴びている時に、ボイラー室から息子の助けてとの一言が聞こえる。院長の側近であるグラベラは毎日ボイラー室に居るテレサを疑い始める。そして母親の院長が息子に接吻する。ところ変わって、グラベラに強制的に責められるテレサが精神を崩壊していく模様が映し出される。翌日、周りの女性たちは何かあったの?と心配そうにテレサに尋ねるが、彼女は何もないと答える。

そしてシーンは風吹く真夜中へ。1人の女性の姿が映し出される。テレサは院長の息子に会いに行く。彼は貯金箱割りその貯金でをテレサに差し上げる(彼女はこの女子寮から逃げようとしている)。真夜中に鐘の音が響き渡る。そして5人の女子生徒が突如姿を消し、消息がつかめなくなったことに対し、グラベラが院長に問い詰める。院長は何かを隠しているようだ。そしてこのおぞましく恐ろしいクライマックスへと物語は佳境へと迎える…と簡単に言うとこんな感じで、正直つまらなくはないが、展開が遅いと思う。



この作品恐怖の音楽と共に女子生徒たちの表情をクローズアップしたカットバックがすごく印象的だ。この映画、美青年のアイドルを使ったうまいマーケティングが成功したのだろう。正直期待し過ぎたせいか興ざめしてしまう。今となっちゃあのクライマックスのオチもありきたりだ。当時見る分には良かったのかもしれないが…。

ショッキングなラストと言うサスペンスやホラー映画は昔から好まれる傾向がある。この作品も重苦しい空気感は非常に良かったし、テーマの中に色々と要素が入っていて読み解くのに疲れるが、いわゆる同性愛や近親相姦などの人間関係を様々な視点(体罰や陰湿な嫌がらせ)を通して淡々と描いていく室内劇はなかなかの見ごたえだ。

そうするとやはり頭の中で浮かんでくる1つの作品にヒッチコックの「サイコ」があるだろう。殺人鬼を描いた作品の中でもかなり実験的で曖昧な不気味さが写し出されていると思う。ただ単に名作を下敷きにしているだけではなく、きちんと自分のスタイルを取り入れている点は評価できる。何より面白いのが、この監督の作品を見比べることだ。

この作品では圧倒的な母親の存在が子供を圧迫させているが、監督の次回作であるホラー映画の名作「ザ・チャイルド」ではそれは逆転している。子供がイニシアチブを握り、大人たちを血祭りに、不条理にあげていく。



それにしてもフルノー院長を演じたリリー・パルマーの冷血人間ぶりはすごく印象的に残る。1986年にロサンゼルスにて死去してしまったのが残念だ。彼女の表情から見せるの冷たい空気感がたまらない。テレサ役のクリスティーナ・ガルボはスペイン、マドリッド生まれらしいが、正直ヒロインにしては超絶美人って言うわけではない。彼女確か既に女優業引退してたような気がする(記憶があやふや)。

この作品で印象的に残ったのが少年が入浴する女子生徒たちを覗こうとして通風口に閉じ込められるシーンで彼がダクト内を必死にもがく姿は映画「クロール・スペース」でドイツの俳優クラウス・キンスキーがダクトを這いずり回る場面を思い出してしまった。なかなかの印象的な場面である。それにしたって主人公の美青年の彼は、好きな女性に囲まれて過ごせるこの館はハーレムのはずなのに、厳格な母親の母体にいるかのような苦しみも同時に感じているんだと思う…。


セラドール監督はこのデビュー作と後の2作目として全世界で大ヒットし、震撼させた「ザ・チャイルド」以外に映画を撮っていないのが残念だ。もともとテレビ局の演出を中心に活動していた人だから仕方がない。それにしても年上の女性に恋心を抱くナイーブな少年役を演じていた「早春」や「初恋」に比べたら、たかが1、2年前に撮られたこの作品の彼はかなり幼く見えたのは私だけだろうか…。

この作品は1972年に日本で公開された時はやはり主人公のブラウンが圧倒的に話題になったそうだ。だからなのかわからないが、もともとこの作品は"象牙色の館"と言うタイトルだったのにもかかわらず、途中からアイドルと言う方に改善されている。それにこの作品少しばかり面白い話があるようで、本国スペインでは大ヒットしたのはもちろんのことだが、日本のファンからは主人公のブラウンに対して"あなたの映画なんてもう見るのも嫌"と言う手紙が届いたそうだ。後に彼は雑誌の取材のインタビューでそう言っているようだ。こんなことがあったとは知らなかった。

まだ未見の方はわりかし楽しめると思うんで気になった方はオススメ。とりあえず超絶イケメン君が見れるぞ。
「ザ・チャイルド」(1976)のナルシソ・イバネッツ・セラドール監督の映画デビュー作。「サスペリア」(1977)に大きな影響を与えたスペイン産ゴシックホラー。1960年代末期の美少年アイドル、ジョン・モルダー・ブラウンの初主演作。

19世紀のフランス。女子寄宿舎に転校生テレーズが入学した。規律に厳しいフルノー校長(リリー・パーマー)、その右腕となり生徒を支配する少女イレーヌ、突然行方不明するクラスメイトと不安の多い日々。そんな中、2階に住む校長の息子ルイ(ジョン・モルダー・ブラウン)と出会いやがて密会するようになる。しかし彼女には残酷な運命が待ち受けていた。。。

最高に好みの一本だった。作り込まれたアンティークな美術セットとクラシカルな女生徒たちの衣装(当時のスペイン映画では異例の高額製作費だったとの事)。ゴシックムード満点の寄宿舎を舞台に、前半では思いもしなかった猟奇的な展開が繰り広げられる。物語の背景に思春期の鬱屈した性が、目立ち過ぎずに描かれているのも高く評価したい。

美内すずえをはじめ1970年代の少女ホラーコミックに多大な影響を与えたのは一目瞭然。初主演作で女子入浴室を覗く役をやらされたジョン・モルダー・ブラウン(当時16歳)は気の毒だったが、彼の美少年ぶりが本作を耽美ホラーの傑作に押し上げている。

シナリオ・演出・撮影・美術・キャストと、最後まで隙が無く好みだった。初ソフト化が2005年と遅かったので今ではあまり知られていない作品だが、個人的には偏愛の一本となった。スコアが高くない無名映画でも個人的にツボな一本は埋もれているのだと再認識。

※女子寄宿学校ホラーとしては後の「サスペリア」(1977)に繋がる。大本を辿れば「制服の処女」(1931)が始祖であることに気付く。

寄宿舎モノと似たジャンルに修道院モノがあるが、映画史的にどのように交わっているのか興味が湧いた。悪魔崇拝との関わりなど・・・。近年まで続いているのは「ベネデッタ」(2021)など修道院モノかもしれない。

『象牙色のアイドル』に似ている作品

第七のヴェール

製作国:

上映時間:

87分

ジャンル:

3.4

あらすじ

入水自殺未遂したピアニストが催眠術治療を受け、過去を語り始める。夜の川に吸い込まれてゆく白い夜着、回想に入ると後景に退いてゆく医師といった夢魔的な映像。孤児となった彼女を引き取った叔父によ…

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