昔に鑑賞。

ロリコンアニメを観てしまったのでオネショタ文芸観ようと思ったのだが見事に寝た。ドミニク・サンダに全ベットな映画だろうがブルジョワの退廃的なムードと編集のリズムに最後までノレず。

マクシミリアン・シェル が1970年にロシアの文豪イワン・ツルゲーネフの作品を初監督した作品。

マクシミリアン・シェルって名前は覚えやすいので、知っている程度。

1960年の『ニュールンベルグ裁判』でアカデミー賞主演男優賞を獲得しているが、それほど、有名な作品に主演した事はないはず。

16歳の少年ウラジミールが、父の別荘地がある避暑地にやって来る。
そこで、隣に住む年上の公爵令嬢ジナイーダに心を奪われていく。

少年にとっての
『初恋』

しかし、彼女には誰にも言えない秘密が。
それを知った少年の心は完全に打ち砕かれる。

中高生の頃に良くある年上の女性に憧れる青春恋愛もの。

年上の女性にはドミニクサンダが演じているが、今観ればそれ程、美人には見えなかったなぁ。

文豪小説の映画化とあり、綺麗なイメージ映像のような抒情的かつ耽美的に丁寧に創られている。

その為、少し淡々としている為、主人公に感情移入がなかなか出来ない。

ストーリーは衝撃的で面白いが、残念ながら、そこまで心が動かなかった。

この当時、年上の女性に憧れる映画として心を動かされたのは、やはり1971年の『おもいでの夏』だろう。

これを見た時は、早く大人になりたいと思った。

本作は、作者の半自伝的作品で、日本でも『はつ恋』とい上タイトルでリメイクされている。