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第二次大戦下のイタリア
米の工作員であるケリー大尉は、ドイツ兵の襲撃に遭うが何とか行き逃れる
その後、裏切り者を探し始めるが……

事件の真相やいかに

軽く観れるミステリーでした

政治や時代を感じれる

音楽、とくに効果音が印象的でした

アラン・ラッドと言えば「シェーン」、大ヒット映画の主演だったのにそれ以外を見たことないと言う。

83分と言う短めの尺に物語の開始からエンディングまで過不足なくしっかり収まっているサスペンスフルな映画だったし、アラン・ラッドのスーツ姿も立ち姿もカッコ良かった。
内容には十分満足できるものだったけど、邦題の酷さは今に始まったことじゃないけどこれもどうなの？

ドイツ占領地に工作員として潜入、密告により基地を放棄、相棒は殺されると言う展開から、もう一つの工作員チームがいるのかとミスリードされてしまうのに、全くそんなことはなかった。
「CAPTAIN CAREY U.S.A」がなぜ「別働隊」に？

謎解き要素が多くあるので内容には触れないが、見始めて"こいつ怪しいなぁ"と思ったのが正解です。

アラン・ラッドというと後にも先にも「シェーン」しか思い浮かばないのだけど、結構な数の映画に出ていて、現代物の他作品内でスクリーンやTVに映っていたり、登場人物が言及したりするシーンに出くわす。

何だかアラン・ラッドが久しぶりに見たい、面白そうな粗筋、そして劇中で使われる「モナ・リザ」がアカデミー賞の歌曲賞受賞ということで見始めた。作詞家のレイ・エバンズは他にも「ケ・セラ・セラ」「ボタンとリボン」でも歌曲賞を受賞するなど凄い業績。

本作はレビューもクリップも少ないーーけれども、なかなか面白かった。1940-60年代のモノクロ映画は当然ながら画質が良くないのだけれど、かえってそれが何とはなく脳内イメージみたいな雰囲気を醸し出し、ときどき観たくなる。

大戦末期、米軍の主人公が北イタリアのパルチザンと共に戦っていたころ、裏切者がいて惨劇となる。かろうじて生き延びた主人公が戦後、裏切者を探し出すというお話。雰囲気がヒッチコック作品のようで、なかなかのサスペンス、ミステリーになっている。イタリア語には字幕が付かず、観ている側も米国人のアラン・ラッドと同じアウェイ感を味わうことになる。そして「モナ・リザ」のメロディは、まさに「知りすぎた男」の「ケ・セラ・セラ」のような役割を果たす。

ちなみに、ナット・キング・コールが歌うバージョンはダウンロード購入してるし、1986年の映画「モナリザ」も大好きだったりする。