枯葉 〜夜の門〜の作品情報・感想・評価・動画配信

『枯葉 〜夜の門〜』に投稿された感想・評価

戦争が顕現する人間の儚さを悲恋の物語として変奏するのだが、"運命"の男がいなければご都合主義のメロドラマに過ぎないところを美しい悲劇に仕上げている、語り口の妙。
3.5
2021年の再見26本目。 初見から8年。 この作品で脚本家の人とのペアが解消され、残念ですし、♪枯葉♪の歌があるのに、日本では劇場公開されなかったので、その程度の扱いの作品ですね・・・。
運命と名乗る男がハーモニカで奏でる枯葉のメロディー。
人妻マルーの歌う枯葉。
バックに流れる枯葉。

いろんな枯葉を聴きながら
運命に翻弄される一夜のお話しでした。
kazun
3.1

解放後のパリ。ディエゴはレジスタンス仲間の死を家族に告げに戻って来た。
密告者のギー、その姉のマルーと出会う。

印象的なシーン
・電車に乗るディエゴを尾ける浮浪者
・クロワッサン売りの娘と彼氏
・…

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qqfowl
4.0

1945年2月、ナチスドイツから解放されたパリに向かう主人公を待ち受けていた運命とは…

枯葉♪の曲に惹かれて見てみたら、思いがけず、私が好きな"運命的過ぎる恋"の話だった。こんな昔からあったとは。…

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YAZ
3.6

マルセル・カルネの観る

戦後第一作
初期作からのコンビ、脚本家
ジャック・プレヴェールとの
最後の作品

ナチスからの解放間もないパリ
レジスタンス活動家だった友人の死を
伝えにパリを訪れたディエ…

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tomoko
4.2
イヴ・モンタンのニヒルな笑顔が光ってた。
枯葉は、モンタンでなくてはやはりしっくりこない。

マルーの弟本物のクズ過ぎてみている間イライラしてた。
mh
-

パリ解放(1944年8月)後、物資不足にあえぐパリ市民が冬を迎えているさなかの、ファンタジックな恋愛ドラマ。
「運命」という名のホームレスが、登場人物に思わせぶり&謎めいたことを告げて回る。超自然的…

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RIO
3.5

「北ホテル」では純潔という宝石が奥から輝いているように感じるものがありました
「悪魔が夜来る」では永遠的な存在が
順番で観てきたマルセル・カルネ
逆らえない運命とか信仰を描こうとしているのを強く感じ…

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 第二次世界大戦が終わって46年に発表した作品が、本作『夜の門』である。脚本は、言わずもがな、J.プレヴェールが、自身のバレー作品を映画用に翻案し直して書き、美術は、例の通り、A.トロネーが担当する…

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