日本人の勲章の作品情報・感想・評価

「日本人の勲章」に投稿された感想・評価

このレビューはネタバレを含みます

日本人があまり知らない、日本人が出てこないのにある時代の日本人についてのことを描いた西部劇様式のミステリー。

戦後わずか10年で戦時中の後ろ暗い側面をエンタメ映画に落とし込むハリウッドのスピード感に歓心してしまう。

戦中戦後と続いた在米日本人に対する差別に対し、「しかし彼らはアメリカ人として西欧で目覚ましい活躍をした。今こそ我々は過去の在米日本人への振る舞いを恥じ、彼らの働きに対し同じアメリカ人として勲章を与えるべきだ」とし、その評価を更新したような作品。

これができるからアメリカという国は嫌いになれない。
yadakor

yadakorの感想・評価

2.0
タイトルに日本人って入れて客釣ろうとしてるのが面白い(日本人は出てこない)
設定は現代なんだけどほとんど西部劇
はじめの電車の空撮がすごくキレイだけど、これで期待すると意外とそれ以降の絵面はずっと地味
スタージェス5本目。
リーマーヴィンやらアーネストボーグナインやら出てます。

町ぐるみの犯罪もの。ど田舎に左腕のない男が下車する。
彼は一体何しにこの町にやってきたのか…

面白い!

このレビューはネタバレを含みます

え?列車が止まるの?という人々の困惑した様子から始まるオープニングが印象的。窮地に追い込まれたトレイシーが落ちていた酒瓶とネクタイで即席の火炎瓶を作るのが面白いな。脇を固める役者たちにいい顔が揃っている。ウォルター・ブレナンは何を演じても彼そのものなのだが、彼が画面に出てくるとそれだけで幸せな気持ちにしてくれる。ロバート・ライアンは、「十字砲火」やこの作品で見せるような人種差別をまる出しにした嫌らしい役柄もいいな。酒場で散々トレイシーに突っかかって完膚なきまでに叩きのめされるアーネスト・ボーグナインの気持ちいいやられっぷり。トレイシーの運転するジープを後ろから嬉しそうに車をぶつけているシーンも前にあるだけにスカッとさせられるね。のちの「夜の大捜査線」にも映画の作りに影響を与えていそうだ。大島渚監督の「飼育」のことも見ていて思い出したな。