ジンネマン監督は「地上より永遠に」などより、やはりこういう作品の方が本領発揮と言える。
追う者と追われる者の行動と心理をガッチリ描いていてサスペンスが盛り上がっていく展開は良いし、下手な回想シーンで…
戦争という巨大な暴力によって運命を歪められた二人の男が、再び暴力を行使することで自らの過去と対峙する。一人は自らの安全を確保するために、もう一人はかつての因縁を果たすために。終わりなき暴力の輪廻、戦…
>>続きを読むフィルムノワールは、(リダクティブな表現を恐れずに言うと)第二次世界大戦によって歪んでしまった男性の精神性、マスキュリニティを、パルプなエンタメ的要素の連鎖で塗り固めるのだが、全体として見た時に、そ…
>>続きを読むジャケットでは、粗暴なエロおやじがご婦人に無理やり迫っているように見えますが、違います。
エロおやじに見える男(主人公)は、実は地元の名士です。カネと裏工作でのし上がったとかではなく、ホントに皆さ…
戦時中捕虜収容所にいた時仲間を売って自らは逃れた男エンリーがかつての部下ジョーに追い詰められる。
捕虜収容所での行為。
本当に意味のある取り引きと信じていたのかが気になったけど、やはりまるで期待で…
フレッド・ジンネマン監督のフィルム・ノワール。
戦後カリフォルニア。"戦争の英雄"として模範的な結婚生活を送る元アメリカ軍司令官が、復讐心に満ちた元部下に命を狙われる。
"A lot of th…
色気のある良い映画だった。
ストーリーはシンプルで分かりやすいし、モノクロならではの陰影があるショットも好きなんだけど、何より主役のヴァン・ヘフリンがめちゃくちゃ良かった。
もうこの人を知っただけで…
ふたりの男をめぐって奔走する女ふたりもいい。そんで酒場で出会うメアリーアスターの「不幸だけど、お酒はある」カッコいい諦念ぶり。前半で湖に釣り行ったヘフリンを追ってボートだしたけど、銃口向けたタイミン…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
あの電車に轢かれそうなシーンってかなりギリギリまで立ってたけど、本当に撮影したんならメチャクチャの度胸あるな。。
エグい傾斜に一両しかない登山列車みたいなのめっちゃ可愛い。
撮影セットなのか、本当に…