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戦後猟奇犯罪史
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目次

『戦後猟奇犯罪史』に投稿された感想・評価

【寸評】
本作は娯楽性と実録犯罪のドキュメンタリー的要素を混ぜ合わせた作品である。
3つの事件をオムニバス形式で描いているのだが、話によってクオリティの差がありすぎるように思える。
最後の「大久保清」はいいと思うのだが、それ以外は特に印象に残らないと思うので(特に第二部)、個人的にはオムニバスではなく「大久保清」の事件のみを映像化したら、なかなかに完成度の高い作品になっていたように思った。

【演出】
本作は、何でも当時人気を博していた『ウイークエンダー』という番組のフォーマットを模倣したようだ。(本作を観て初めて『ウイークエンダー』というものを知った)
リポーター役の「泉ピン子」がコメンテーターのように、テンポよく事件を紹介していき、その中でコメディ要素を入れている。(テレビ番組のように観客の笑い声もアリ)
恐らく事件の凄惨な状況との対比させることで皮肉を機能させていると推察できるが、個人的にはあまりこの効果を発揮していないように思える。
というのも、事件の内容が内容なだけに全然笑えなく、ただただ緊張感を薄め、事件を軽くしているようにしか思えないのだ。

事件そのものの演出は悪くないだけに、残念である。
ただ、『ウイークエンダー』という番組に関しては、多少なりとも興味が湧いてきたので、機会があったら観てみようかな・・・。


【演技】
本作に出演している役者、特に犯人を演じた「室田日出男」と「川谷拓三」の演技は圧巻で鬼気迫るものがある。
中でも「川谷拓三」はいい!!
狂気に憑りつかれた連続殺人犯の異常性を恐ろしい程の無邪気さで演じている。
同時に腹立たしい感じも巧みに演じており、多くの鑑賞している人は、被害者遺族が「川谷拓三」に石を投げているシーンで、一緒に参加したくなってくるのではないだろうか・・・。


【脚本】
本作は3つの事件をオムニバス形式で取り上げている。

第一部:西口彰(映画では西本明)の全国行脚

第二部:克美しげる(映画では風見のぼる)の愛人殺害事件

第三部:大久保清(映画では久保清一)の連続殺人

といった形だ。
これらの事件自体は個人的に興味深いものがあり、深堀をしてほしいものだが、本作の場合、オムニバス形式ということもあり、そこまで多く深堀はされていない。
特に第二部は酷いもので、体力トレーニングをする映像などを挿入している。
その中でも第三部は比較的完成度が高いので、個人的にはオムニバス形式ではなく、「大久保清」の一連の事件だけを描いた方がいいように思えるのだが・・・。
東映太秦映画村のスタジオで泉ピン子司会のとあるショーが始まった。
それはかつて日本を震撼させた猟奇的な犯罪事件を紹介してくれるというものだった・・・・。

若き日の泉ピン子主演の戦後日本で起こった三つの猟奇的な事件をオムニバス形式に描いたモキュメンタリーサスペンス映画。
詐欺を得意とする男の日本全国を巡る逃亡劇、とある歌手の愛人殺害事件、変態レイプ魔の引き起こす連続殺人事件などどの事件も設定自体はそれなりに面白いものがあった。
また合間合間に挟まれる泉ピン子の軽快な語りは結構笑わせてくれて個人的には好きであった。
しかし前半二つの事件に関してはあまりにもオチがあっさりしていて弱くある意味リアリティーあったが映画なんだからもう少しなんとかなったのではないかぁと感じた。
しかし三つ目のレイプ魔の事件は犯人を演じる川谷拓三の怪演もあって一番エログロ要素の強い気色の悪い出来になっておりこれに関しては感心できる出来であった。
全体的に前半二つは大した事ないが最後だけは見ても損をしないと感じる少し奇怪な作品であった。
昭和に実際にあった「西口彰事件」「克美しげる事件」「大久保清連続殺人事件」を描いたオムニバス作品。

オープニングの泉ピン子がフリップポードを手にレポートするシーンを見て「懐かしい!」と思った者は私を含めて40代以上でしょう(^_^;)

昭和50年前後に大人気だったテレビ番組「ウィークエンダー」そのもの(笑)
土曜日22時から放送されていて、幼少期の私は唯一夜更かし出来るこの曜日を楽しみに見ていた記憶があります!

泉ピン子が出ていたのは憶えてないけど、桂ざこばらがレポートし、その中の「再現フィルム」コーナーを凄く楽しみに見ていたませガキだった私(^_^;)
この映画はそのノリをまんまパクったものらしい。

扱ってる事件そのものは、さんざん今まで映画やテレビで取り上げられたものて特に目新しくは感じません。
まぁ、やけに長いセックスシーンを見せたいだけなのかな?!
しかし、よくこんなものを劇場公開してたな〜ってのが正直なところ(^_^;)

何でもアリな、規制のユルい昭和ならでは作品です。

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